誕生日はアトピーケーキで

りょうたの誕生日は平成9年9月29日で、三重苦(9)なのだが、今年は9歳になったので4重9である。(オーメンか!?)

そんなりょうたには、乳製品のアレルギーがある。

ノルウェーにいたころは、乾燥していたこともあり、せっかく空気のきれいな所なのに、毎年2月頃になると、アトピーが酷く悪化した。
掻き壊して、細菌感染とバクテリア感染に同時になってしまい、顔は腫れ、体中にできた‘とびひ‘とは別に、手首と口の周りなどが、ただれてしまい、黄色い体液が出てシーツなどがカピカピになってしまった。
その時は、このまま仮面ライダーなどに出てくる怪物になってしまうのでは?と、本気で心配したくらいだった。

小学生になって、少しずつ抵抗力をつけてきて、発疹が出ても、短期間で治ってくるようになったが、今でも給食で乳製品が出る時は、私が除去食を作って学校へ運んでいるのだ。

乳製品のアレルギーといえば、牛乳が飲めないのは勿論・・・・・・・
生クリームだめ
ヨーグルトだめ
バターだめ
グラタン・ピザ・クリームパン・シチュー・プリン・アイス・クッキー・ミルクチョコレート・ココアなどなど全部駄目!!

とにかく、子供の好きそうな、勿論りょうたの大好きなものばかりが、食べられないのである。

特に日本の食べ物は、おいしさを追求せんばかりに、ほとんどのお菓子・パンにバターが使われている。
意外にもプリッツにもバターが入っていて、食べられない。余計なことしないで欲しいぞ。
・・・・・つまりおいしい物は食べられないということなのだっ!

調子の悪い時は、牛肉も食べられない。
だから、牛丼も焼肉もステーキもできるだけ食べない。

りょうただけ食べられないのもかわいそうだから、家族みんなで食べないようにしている。
そんなわけで、案外家計を助けてくれているりょうたなのだ。

しかし、一年に一度の誕生日くらい、ケーキを食べさせてやりたい。
そこで、少々高いのだが、アトピーケーキをつくってくれるケーキ屋さんに今年もネット注文して、バースデーケーキを届けてもらうことにした。

マインドファクトリー
http://www.mindfactory.net/index.html

神戸のケーキ屋さんで、普通にケーキもつくっているが、症状にあわせたアトピーケーキを発送してくださる。
事前に電話で何をどのように除去するか、相談してくださるので、安心だ。

卵除去、小麦粉除去、大豆除去、乳製品除去など、いろいろな除去が出来る。

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乳製品を除去しても、立派にクリームたっぷり(パーム油つまりマーガリン使用)のケーキになっていて、スポンジもふんわりして、美味しかった!

注文は、余裕をもって1週間前にはお願いしたいが、今回はうっかりしていて、3日前になってしまったにもかかわらず、気持ちよく作ってくださった。感謝!!

他に、メルヴェイユの山中シェフのアレルギー対応ケーキもオススメ。
http://www.no-egg.com/
今回は定休日が入ってしまい、注文をお願いできなかったけど、大変丁寧な対応をしてくださって、感激した。クリスマスはこちらで注文してみようと思う。


さてケーキとは別に、りょうたに、「今年の誕生日は、どこに食事に行く?」と聞いた。
「いつものフレンチ。」

昨年もそうだったのだが、私たちの結婚記念日に食事に行ったことのある、家の近くのフレンチがりょうたのお気に入りで、今では彼の誕生日のディナーの場所となっているのだ。


ラルテミス ペティアント(フレンチレストラン)
http://www.asahibeer.co.jp/jukusen/sevenbonds/vol2-lartemis_shop.html

土曜の夜、席はあっという間にいっぱいになった。
勿論予約は必要。

コースはメインが1品の、3990円のコース。
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 始めに出てくる付き出し
 ここからもう、美味しい
 前菜の前に、さらに自家製ハムが出てくる








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 私の前菜 
 ズワイ蟹のムースカプチーノ仕立て
 アボガドのムースとの2層になっている
 見た目は冷たそうだけど、あたたかい。 
 向こう側は、りょうたの前菜 
 スモークサーモンが、厚切りで美味しい。毎年これ




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 メインは、子羊のロースト
 シンプルでいて、味わい深い。
 羊の臭さが全くなくて、かなりいける!
 りょうたは、お気に入りの黒豚のロースト
 蜂蜜をつかったソースが、ほんのり甘くて美味




このあと、デザート。
デザートは、どれもワインのシャーベットや、シャンパンといちじくのシャーベットなど、大人向けのもの。
コーヒーの時に、小さなクリームブリュレが付くのが、気が利いている~

勿論、事前に相談にのってくださっていたので、この時もりょうたには、クリームブリュレではなく、乳製品をひかえたプチチョコレートケーキをつけてくださった。

ウエイターの人が、新しい人だったみたいで、説明がちょっとカミカミだったけど、親切で気持ちの良い対応をしてくださる、我が家のお気に入りのフレンチ。

場所は裏原宿、ユナイテッドアローズの先、千原公園のちょっと手前。
手前が広くあいたところで、店内のよく見える、ガラス張りのお店です。

ここは、ランチもオススメ!!
1500円で、相当リッチな気分になれるよ。

この記事へのコメント

  • はなママ

    りょうた君、お誕生日おめでとう!
    それにしても、毎年お誕生日にフレンチなんて、なんともリッチ。さすが原宿暮らし!ですね。すてきな1年になりますように…。
    2006年10月02日 12:02
  • ノルウェーまだ~む

    はなママさま、ありがとう~
    そうなんです、彼のときだけなぜかフレンチになってしまって…
    この前なんか、「今日面倒くさいから、外でご飯食べる?何がいい?」って聞いたら、「あのお肉のお店。」だって。(このフレンチのこと)おいおい、年に一回でもふーふーなのに、ラーメン屋じゃないんだからぁーっ!
    2006年10月02日 13:26
  • サリー

    遅ればせながら、おめでとうございます!
    日本にも、このお値段でこんなステキなレストラン、あるんですねえ。
     私は食品でなく単なるアトピーで中学時代苦しみましたが、成長とともに治まりました。りょうたくんもよくなられるとよいのですが。今日ちょうど新聞で発見した、アレルギー対応のおいしいパンのお店、ご紹介しておきます。
    「エンジェル工房」http://www.vesta.dti.ne.jp/~tenshi/
    四重苦のおんなより。(1969年9月9日!おほほほ。)
    2006年10月03日 01:58
  • ノルウェーまだ~む

    まあ!サリーさまも、四重苦だったのですね!でもこの1年をクリアしたら、あと10年は三重苦ですわね~

    サリーさまのアトピーは何ですか?
    私は薬のアレルギーがあるので、風邪を引いても、どんな時でも薬は飲めません。(病院で処方されたものと漢方のみ)
    人間、気合と休養で風邪などは治せるものですよね。
    2006年10月03日 15:10
  • サリー

    いいえ、まだ~む、わたくし、「1969年生」です。ここにすでに9が2つ。一生四重苦ですの!年に9がついたら、五重苦ですわー。(なんじゃ、そりゃ?)

     私のアトピーは、いうなればストレス性のようでしたが、(高校受験期でした)症状としては、接触性皮膚炎でした。服の襟でもやられるという。そして、大人になっても化粧も香水もダメだよ、と当時は言われていたのですが、ぜーんぜん平気になりました。アルコールには弱いのですが、「ちょっと飲んだら首に出る」はすっかりなくなりました。あらゆる意味で「面の皮が厚くなった」というところです。

    薬のアレルギーも、必要なときに大変かもしれませんが、逆に考えれば、そういった市販薬はそもそも体によくない、ということですよね?今は「治療より予防」がようやく話題になってきていますし、やたら薬に頼らないことは大切ですね。
    2006年10月05日 05:26
  • ノルウェーまだ~む

    サリーさま、大変失礼なことを申し上げてしまいましたっ。そうでしたよね、まだまだお若いのでした~
    しかし、5重苦はすごいな~(いや、だから四重苦なんだってば)
    薬のみならず、ほんとに現代人は、体に悪いものを相当摂取しているのですよね。
    私はこの春、魚介を大量に食べたら、急性のアレルギーになってしまったの。今はもう平気だけど、どうやらウニやたらこなどの保存料が原因ではないかと。
    薬も小学6年までは飲めたのですよ。親がちょっと具合悪いとすぐ市販薬という人だったので、こんなことに。
    でも、ストレスとアレルギーは密接に関連しているようなので、できるだけのほほんと生きていきたいですよね。
    2006年10月05日 17:54

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