「父親たちの星条旗」試写会で・・・

一言で言うと、『目に砂が入りそうな映画』である。
目の前に大砲が落ちる、土が舞い上がり、自分の頭から降り注ぐ。
隣で兵士の打つ銃から、薬きょうがこちらへ飛んでくる。
そして目の前に飛んできたのは、戦友の生首・・・

へたな3D映画より、臨場感があった。
まさに、自分がその場にいるような、そんな目線から見た映像は、さすがクリントイーストウッドと共に製作に携わった、スピルバーグの力か。

特に自分が戦闘機に乗っているような感覚がするシーン。・・・すごいっ!

画像



はじめは、同じ戦闘服、同じような坊主頭で見分けつかず、いったい誰が主役なのかも分からなかった。
戦争映画というのに、いったい何だろう?と思っていたら・・・・

<ストーリー>
父が最期まで語らなかった、硫黄島の記憶。
息子が、かつての戦友にインタビューして初めてわかったのは硫黄島の意外な真実だった。

太平洋戦争の勝敗を左右したとされる、一枚の有名な写真。
ここに写っていた6人の兵士のうち、生き残った3人が帰国後英雄として祭り上げられ、翻弄されていく。

真実を語る事を許されずに、硬く心を閉ざすドク。
人気にあやかって、成功を手にしようとするレイニー。
嘘をつくことに苦悩して、自滅していくネイティブアメリカンのアイラ。

熱狂的に沸いたアメリカ国民と、国債を売るべく英雄伝説でビジネスチャンスをつかもうとする軍部。

戦争が終わった後も、その苦悩は続く・・・・



激しく臨場感のある戦闘シーンは、青みがかったモノトーンで、グロさがあまりない。
(一部を除いて)
次々と銃弾に倒れていく戦友たち、仲間の砲弾にやられてしまう上官。

辛くて哀しいシーンであるが、お涙ちょうだいにはなっていない。
淡々と休みなく戦闘に借り出される様子が、戦友の死を悼んでいる暇もなかった、本当の戦場を、よく表現している気がする。

祖国に凱旋し、英雄になってもなお、ちょっとしたことでフラッシュバックしてしまう彼ら。
心の叫びが、痛々しい。

打って変わって、戦後の様子はあまりに物静かで、対照的だ。
一度は英雄となった彼らが、戦後にたどる道は・・・・


この映画を観て、一番びっくりしたのは、この旗を立てた3人の兵士と、そっくりな役者さんを使っている事。
そりゃそうだろう・・・っていう次元ではない。
もう、当人そのものというくらい、そっくりなのだ。
ん~、良く探したものだ。
(エンドロールで確認しよう)


今回は、忍者のように隠れていて、ほとんど顔の見えなかった日本兵たち。
時々出てくる、日本兵の目線が、すごく気になった。
日本側から描いたハリウッド映画「硫黄島からの手紙」、ぜったいこちらも観なくっちゃ。

最期に・・・・・硫黄島が東京都だったなんて、知らなかった~

この記事へのコメント

  • フワコ

    日本製の戦争映画はちょっと敬遠しているのですが、この映画は気になっていたのです。良く出来ているのね。子供たちに見せるのはOKでしょうかね。
    そういえば、岩波ホールで次上映予定の『赤い鯨と白い蛇』は館山が舞台なの。うちの上の洞くつにもロケに来たらしいっす。観に行きたいんだよね~
    2006年10月24日 10:09
  • ノルウェーまだ~む

    フワコさま、お子様の年齢にもよりますが、戦闘シーン以外は、ちょっと場面の展開が、あっちこっちの飛ぶので、難しいかもしれませんね。
    先ずは、この写真の話が実際にあったことであるとか、戦争中に山のてっぺんに旗を立てる意味とか、お話してあげてからでないと、始めのうちは何してんだか分からないと思います。
    あと、手榴弾でグチャグチャなのを、結構じっくり見せるので、そこだけはトラウマ覚悟です!
    2006年10月24日 10:35
  • ノラネコ

    こんばんは、TBさせていただきました。
    凄い映画でした。

    >硫黄島が東京都だったなんて、知らなかった~

    太平洋に浮かぶ島は、本土のすぐ近く以外は殆んど全部
    東京都ですよ~。
    小笠原に行くと、島の車が全部東京ナンバーなんで、妙に違和感があります(笑
    2006年10月26日 21:29
  • ノルウェーまだ~む

    ノラネコさま、ありがとうございます。
    小笠原が東京都は知っていたのですが、硫黄島以下太平洋の島はみんな東京都だったのですね!
    勉強になりました。
    第二部「硫黄島からの手紙」も楽しみですね。
    2006年10月27日 00:57
  • フワコ

    そうか~そうね~~
    メグハナには早いわね。彼らは地獄カフェのほうが喜びそうだ。(・ω・)
    こないだ、こっちの学校の6年生が学校医のおじいさんの戦争体験を聞く機会があって、私も広報部員として一緒に聞いてきたんだけど、やっぱ生々しいわぁ。8月15日過ぎてから、米軍が戦闘体制で上陸してきたんだって!でも軍なんかとっくに解散していたからアメリカびっくり・・・って感じだったらしいよ。戦闘する気で上陸したのは沖縄以外では館山だけなんだって。
    2006年10月27日 11:40
  • ノルウェーまだ~む

    い・いや~~、フワコさま。
    私なんで気が付かなかったんだろう??いや~~っ私ったら…い・いつからフワコ?そうだっけフワコ?
    そうですね、見せるならお兄ちゃんですね。
    ねえねは、すごく行きたがっていたのだけど、試験前の風邪引いてて行けなかったの。
    硫黄島のほうは、ねえねと行くつもり。
    地獄少女は見てますか?冥土カフェは、高いから、あとでお腹すいたーっ!って言われちゃうよ。
    2006年10月27日 16:39
  • フワコ

    地獄少女は入らないのでレンタルしています~(^_^;)
    漫画よりアニメのほうが絵がきれいよねぇ・・・
    2006年10月29日 19:06

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