「HGで防空壕発見!」について
その後、ねえねの母校のHG中学へ、防空壕から出てきた遺留品(?)を見に行ってみた。
警備員のおじさんは、たいへん丁寧に説明してくださった。
っていうか、そろそろ時間も遅いし、帰りたいな~と出口に向かってじりじりと後ずさりしていても、それはそれは丁寧に説明をしてくださった。
これが、校庭の砂を入れ替えるために掘ったら、ど真ん中に現れた防空壕の中から出てきたというもの。
(こんだけ!)
ご丁寧なお話によると・・・・
ここは防空壕というよりは、軍部の司令部があったところらしい。
中は迷路のように、いくつか枝がのびていて、一方は東郷神社方面へ(東郷平八郎をまつっている)、一方は明治神宮方面へ掘られていたようだ。
本来なら、調査が終了した時点で、コンクリートでふたをして、調査済みを明記しておくべきところが、どうやら調査だけして蓋をしてなかったらしい。
軍部の司令部というだけあって、普通の防空壕なら出てこないような、ポケットウイスキーのビンなどが、見つかっている。
東京大空襲で多くの人が焼け死んだわけだが、この広い防空壕に逃げ込んでいたら、もっと多くの人が助かったかもしれない・・・という気がした。
実際、新宿御苑へ逃げた人々は、そこへ行けば助かると聞いて、逃げてきたのに、門が開いていなくて、結局門の前に、死体が累々と積み上がっていたのだそうだ。
国民は見捨てられた・・・・らしい。
でも、説明では太平洋戦争中ということだから、第二次大戦中に、使われていたのかどうかは不明。
内部は、落盤の危険もあるとかで、見ることはできない。
今回、新たに調査をして、そしてこれは永久に封印される。
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HGで防空壕発見!
Excerpt: ねえねの母校は、渋谷区立 原宿外苑中学という。
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・ジャパン
Tracked: 2006-10-03 00:23
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