りょうたも修学旅行中だし、ロンドンに住んでいるからには、行ってみなくちゃね。
この家のオーナーにも「プールとテニスとミュージカルは10歳若返るぞ。」と言われたし~
いやー、行って良かった!!!
感激!涙!もう、すでに私はミュージカルの虜なのであった。

Queens Theatre(クイーンズシアター)
Shaftesbury Avenue
W1D 6BA
事前に英語のチケットサイトから安売りチケットを購入してあった。
http://londontheatredirect.com/?source=affwin
劇場窓口でチケットを受け取ればfeeが1ポンドと最も安い。
ちなみに今回は55ポンドのストールズの一等席(1階の真正面)が33.5ポンドになっていた。
席はプレミアムの次がストールズ(1階席)
ドレスサークルは2階だが、上から見下ろす為舞台上が良く見え、さらにかなり張り出しているので、相当近い。
そして一番安いアッパーサークル(3階席天井桟敷とも言う)とバルコニーがある。
チケット受け取りは5時半から。シアターは7時半から開演となる。
イギリスの人は映画に行くように、気軽にミュージカルに行くようだ。
それが証拠に、平日だと言うのに満席。
男性はジャケットにシャツ、女性は軽めのカクテルドレスの人もいたけど、ほとんどがスーツ。
若い人は普通のおしゃれをして、中にはジーンズとTシャツ、ビーチサンダルの人もいた。(どちらかというと、こんなに涼しいのにサンダル?という驚き)
ロンドンミュージカル「レ・ミゼラブル」 公式サイト
<第1幕>
1815年。
長い投獄生活から仮釈放されたジャン・バルジャンは、世間からの冷たい仕打ちで心も荒れていたところを、司祭によて助けられたが、銀の食器を盗んでしまう。
すぐに捕まったバルジャンに司祭は「それは私があげた物です。」と言って、更に一対の銀のロウソク立てを持たせるのだった。
ジャン・バルジャンはさすがにイケメン。
短時間のメークで青年から老人まで見事に変身していく。勿論演技力あってのもの。
心を入れ替え人格者となり、市長となって財をなしたバンジャンは、売春までして子供の養育費を得ようとしていたフォンティーヌを助けるが、病に冒されていた彼女は、娘のコゼットの事をバルジャンに託して天へ召されてしまう。
コゼットを預かっているテナルディエ夫妻は、あくどい商売をしていたが、自分の娘だけを溺愛し、コゼットにはボロを着せてこき使っていた。
バルジャンは大金を払って、コゼットを引き取るのだった。
笑いのパートのテナルディエ夫婦。かなり下品な歌を歌っていたらしく、大喝采だった(?)
10年後、パリで盗賊一派になりさがってたテナルディエ夫妻に襲われかけた親子をジャベール警部が助けるが、長年追い続けていたバルジャンこそ彼ではないかと疑いを持つ。
そこで偶然出会った学生マリウスは、コゼットに一目ぼれ。
テナルディエの娘エポニーヌが、自分に恋をしているとも気づかず、コゼットへの愛を打ち明けるのだった。
革命時に暢気に色恋にうつつを抜かすマリウスとコゼット。一目ぼれにしてはマリウスがいまいち・・・と思っていたら彼は準主役じゃないわけで・・・右上はジャベール警部
天使のような容姿端麗のアンジェラスは、ABC結社のメンバーの首領として革命の準備を進めていた。
そんな中、コゼットが忘れられないマリウスは、エポニーヌの案内でコゼットに会いに行く。
辛い胸の内を隠して二人を応援するエポニーヌは、ひとり明日に想いを馳せるのだった・・・・・
第1幕はとにかく超特急。
こんなに話を詰め込んで、後半何をやるのかな?と思ったけど、長い小説『ああ無情』を舞台化するのだから、それも仕方ないことなのかな。
舞台の概要を書いたサイトと、小説のあらすじをまとめたものをしっかり読み込んでいたので、英語でも十分理解できた。
っていうか、小説もしっかり把握しておかなければ、なぜそんなことを?という点で、その人物像など理解できなかったと思う。
幕間は皆ロビーでビールやワインなどを一杯。
カウンターでプラスティックカップに入れてもらうと、飲みきれなくても席へ持っていける。
「そろそろ始まるよ。」とアナウンスがあったら、しばらくしていきなり始まるので要注意。(チャイムを鳴らさずいきなり閉める、ロンドンの地下鉄と一緒だなぁ)
<第2幕>
街にバリケードを築き民衆に呼びかけて決起に向けて動き出す学生たち。
マリウスはコゼット宛の手紙をエポニーヌへ託す。
6月騒動の中、手紙を渡してバリケードへ戻ったエポニーヌだったが、ケガが元でマリウスの腕の中でその命を閉じてしまう。
味方のふりをして紛れ込んだジャベール警部の正体を少年が暴くが、コゼットへの手紙を読んでバリケードへやってきたバルジャンによって、命を助けられる。
すばらしい歌声のエポニーヌ。切々とマリウスへの秘めた想いを歌うシーンでは涙が止まらなくなってしまった☆
自己犠牲がテーマという点からも、主役はエポニール♪
バルジャンは若いマリウスにコゼットを任せようと決意するも、激しい銃撃戦で学生たちは全員死んでしまった。
瀕死のマリウスを担いで、下水道へ逃げ込むバルジャンだったが、自らも負傷していて倒れてしまう。
ジャベール警部もバルジャンを追ってきたが、マリウスを助けたいと願うバルジャンを見逃すのだった。
しかし、自らの正義に反したことに心を痛め、セーヌ河へ身を投げてしまう。
必要以上にイケメンのABC結社の首領アンジェラス(中央)。
たいして活躍しないのに、パンフレットでも裏表紙を飾っているのは、どうやら伝説の人物として人気のキャラらしい。
ひとり生き残ったマリウスはコゼットの介護で傷も治りつつあった。
バルジャンは彼に自分がパンを盗んで投獄された過去から全てを話し、コゼットには言わないでくれと言い残して去っていく。
二人の結婚式の最中、革命の際命を助けてくれたのがバルジャンだと分かったマリウスは、コゼットを連れてバルジャンの元へ急ぐ。
しかし、死の床にいたバルジャンは、二人に看取られ、迎えに来たフォンティーヌやエポニーヌとともに天へ召されていくのだった。
シネコンの小さいほうの映画館くらいの大きさなので、舞台まで近く、とにかく迫力満点。
一番前の人などは、オーケストラボックスがなければ、直接役者さんと手をつなげるくらいの距離なのだ。
舞台装置も最新技術を使ってどうのというのではなく、昔からの小さな円い床ががぐるぐると回るだけなのだが、次々とめまぐるしく背景が変わって行く様は、まるで違和感なく、その技術の高さに驚かされる。
唐突に歌ったり踊ったりするミュージカルと一味違って、台詞が全部メロディーにのせていて、不自然さがない。
テーマも私にぴったりで、感動の余韻はいつまでも消えないのだった・・・・・
すっかり、ミュージカルに魅せられた私たち、次は何を見ようかな~♪
この記事へのコメント
サリー
私の大好きな「オペラ座の怪人」と「ライオンキング」は、やってたら見てください♪
あ、でも「ライオンキング」、NYで見たときの話は散々しましたよね、日本の方がずっと上だった、って・・・。あれは当たりハズレがあるかもな。
「オペラ座の怪人」は大丈夫だと思うんだけど。
ノルウェーまだ~む
その話を聞いていたので、今回「ライオンキング」はやめて、「レミゼ」にしたの。
でも今回結構良かったから、今度りょうたも連れて「ライキン」行ってみようかな。
「オペラ~」は夏にねえねが渡英したら行く予定にしているの♪でも、パパンは出張でいなくて、もしかしたらりょうたとお留守番かもなのだけど…
Poppe
ノルウェーまだ~む
ミスタービーンもいいですね☆
オリバー!のストーリーってどんなのかしら?
ポスターからは何も想像できなくて…
あとロンドンの宿泊所の件ちょっと待ってくださいね♪
マリー
レポ読んでるだけでも興奮が伝わってきます。
プールとテニスとミュージカルは10歳若返るの?(若返るという言葉に弱い 爆)そっかぁ・・・もっともっとミュージカル観よう!(って本物じゃないとダメ?)
私は『オペラ座の怪人』の映画が大好きだから~アレだけは死ぬまでに(笑)本物を観たいの。
ノルウェーまだ~む
私もこの夏は『オペラ座の怪人』を観ようと思っているので、またレポするね。
死ぬまでには是非観よう~!
mig
いいなぁ~本場でレ・ミゼラブル!
ユマサーマンの映画版だったらみたことあります^^
20年前にロンドンでme&my girlっていうの観たんですよ、
コメディでなんとなく意味わかって やっぱり本場はいいなって思いましたもん★
次のミュージカルレポ、待ってまーす♪
ノルウェーまだ~む
コメディでちゃんと意味が分かるって、すごいね!
結構笑いは、意味が取れないと笑えなかったりするもんねぇ。
「me&my girl」は今はやってないみたい…
さて、次はいつ観られるかしら~
みすず
見に来たよー^^
いいないいな~♪
生で観たら余計に魅了されるだろうね!
気楽に見に行くってそれわかる^^オペラ25周年観たときも映ってる人の服装が楽そうだなぁって思ったもの。
エポニーヌはブルーレイの方でも良かったの!泣けたわ。
ジャベール警部が歌の後どうなったのかと思ってたら・・・そうだったのか(泣)
わたし大好きラミンさん(笑)も、バルジャンやってるらしいわ^^
ああ、観たい!!