「フィリップ 君を愛してる」 愛以外すべて嘘

長身黒髪のスレンダーと、金髪のかわいい系の組み合わせは、外国でも王道なのかしら？
ＢＬ好きのお友達を誘って、公開初日に鑑賞。
初日の初回にもかかわらず、観客は６組。
ふつうの男女カップルが３組、私たち女性二人連れ、あとは男性１人ずつで・・・・
期待していた（？）組み合わせはいないなぁ～

　「フィリップ　君を愛してる」　公式サイト


日本にいる時と比べると、だんぜん目撃率の高いゲイのカップル。
私の中のマイノリティーを扱ったベスト映画は、やはり「ブロークバックマウンテン」なのだけど・・・・・
市民権を得た現在では、電車の中でも『エセ和食』のＷＡＧＡＭＡＭＡでも、どこでもお見かけするようになった。
イチャイチャしていなくても、その醸し出す雰囲気で分かっちゃう私も私だけど～☆
でも、ＢＬ漫画のような組み合わせって、いないなぁ～



＜ストーリー＞

自動車事故をきっかけに、本能のまま生きることを決意したスティーブン（ジム・キャリー）は、愛する妻子との生活を捨て、男性の恋人とセレブ生活を送る天才詐欺師となった。

或る日、投獄された刑務所で出会ったフィリップ（ユアン・マクレガー）に一目ぼれ。
ラブレター攻撃でついにラブラブな刑務所生活を送るようになった。

出所後の二人の愛の生活もつかの間、再び投獄されたスティーブンは、フィリップに会いたいがために、脱獄を繰り返す。
しかし、弁護士だったことさえ嘘とわかったフィリップは・・・・・

娘にとってもいいパパ、妻にもちゃんと夜はお付き合いするやさしい夫・・・・だったのに



妻のデビー（レスリー・マン）がいい！！
大事故で一命を取り留めた夫に、「人生に嘘をつきたくない」とゲイであることをカミングアウトされるも、彼のことをいつも心配してあげているところがなんとも☆

夫に男性のセフレがいたとか、そういうことにショックを受けたりうなだれたりしないで、さらーっとしている。
そういうのって、女性の愛人がいるより、平気なのかな？うーん・・・・・



妻と服を着たままのおざなりのＳ○Ｘより、筋肉マッチョな男性とのＳ○Ｘが、やけに生々しいのが、彼の「本当の自分」を表しているようで・・・・・
しかし、濃い～（汗）

二人の愛のセレブ生活も長くは続かず・・・・


いかにも遊び人風のいでたちスティーブンに対し、フィリップはいつもポロシャツで真面目そう。
よもや詐欺で働いたお金でセレブなプレゼントをしてくれているとは、思ってなくて～



はじめはノンケだったフィリップが、熱烈なラブコールでついに落ちてという設定？
出所するスティーブンを追いかけて走るシーンは、男らしく颯爽としてなくて、だからと言ってオカマ走りでもない。
最初からちょっとだけその毛があった、オカマじゃないけど、微妙にそっち系を上手く演じているユアンは見事！

あまり好きでなかったジムキャリーも、鍛え上げた肉体美を披露したかと思えば、ガリガリにやせてみせたり、その役者魂に感激☆
一途な二人の刑務所内でのダンスなど、ラブシーンは美しいとも思えてきて・・・・・

会いたい一心で脱獄を繰り返すスティーブン


スティーブンは、ＩＱ１６９の天才詐欺師っていうことだけど、そんなに頭がいいなら、最初から本物の弁護士になればいいのに、どうして街のお巡りさんだったのかしら？
会社役員に大抜擢されるほどの、営業手腕があるなら、普通に高給取りになって普通に生活すればいいのでは？

詐欺を働けば、警察に捕まることが、天才なのに分からないっていうのが、まず私の理解できないところ。

高級リムジンに乗って、花束持って・・・・・フィリップ、Ｉ　Ｌｏｖｅ　Ｙｏｕ！！

これが実話を基にしているというのだから驚き！！

愛する人のために、何度でも脱獄する気持ちは分からないでもないけど、嘘で塗り固めた人生を送る人に、「本当に愛してる」とか言われても、信じることが出来なくなっちゃうってことに、気が付かないのは何故？


本物の愛があるのなら、高いスーツ着てリムジンに乗って花束持って会いに行かなくても、ちゃんと愛は伝わるのに。
どんなに天才でも、本当に大切なことは見えないのかな・・・・・・・恋は盲目。

Comments

[KLY]

こんにちは～＾＾
面白かったですねぇ。私はフィリップはゲイを隠してたんだと思いました。金髪碧眼で中庭には出られないって言ってたから…。でもユアンって本当はあんなにブロンドじゃないんですよね。余りにキュートで違和感なく受け止めちゃったけど。（笑）
スティーヴンはＩＱ１６９だけど、何気にジム自身がＩＱ高いんじゃないの？って思うぐらい器用な役者さんかなって思います。＾＾

[hino]

公開したてで、そんなに観客がすくないのはなんでだろう？
せつなそうな映画ですね～。笑えることろもありそう。

ゲイカップルの見分けかた、まだ～むに今度教わろう～っと！

私もカミングアウトしちゃうけど（爆）

ジムキャリーがどうにもダメだー（たぶん顔）
一回くらい観たかもしれないけど、それ以来全部彼が出ていると観てなひ～。ジムキャリーもの借りる借りないで夫婦喧嘩に至った事も。

ケチつけてんじゃないよ～（念のため）
そういう俳優っていない？

実際、まだ～むの読んでたら観てみたくなったよ。

良い週末を～！！

[mig]

まだ～む、これロンドンでまだやってたのね♪
観られて良かったねー

細かいセリフわからなかったとしてもこれはわかりやすいよね★
二人のラブラブっぷりで既に笑えるし
ラストには騙されるし、ユアン可愛いし。
ジムいいし♪
実話っていうのがすごいよねー★

[ノルウェーまだ～む]

ＫＬＹさん、なるほど！
これまた英語鑑賞だったので、そこまで分からなかったです。
金髪碧眼はやっぱり狙われるのね！（嬉）
かれの絶妙の演技は代絶賛でしたわ☆

[ノルウェーまだ～む]

hinoちゃん、私も！
実はマスク以外観てなくて…
今回もユアン×ジムキャリーって、ちょっと萌えない！って思ったんだけど、彼の一途な気持ちが伝わって、ジムの演技力に感動しちゃった！

hinoちゃん、いったい何をカミングアウト！？まさか？

[ノルウェーまだ～む]

migちゃん、おはよー！
ロンドンでまだ～っていうか、公開初日だったのよ☆
ユアン可愛かったぁ♪
これなら狙われちゃうよね。（爆）
スティーブンとのラブラブなところはあっても、セフレとのような濃厚なＳ○Ｘシーンがユアンとなかったのが、反対に美しくてよかったわ☆

[mig]

2度目参上 笑
あ、ユアンのほうもノンケじゃなく元々ゲイだったんだよ～ (^o^)
まだいま外なの★

[Hitomi]

ノルウェーまだ～むさん、こんばんは。

実は私もジム・キャリーが数年前まで苦手で彼の作品避けてたんだけど、最近やっと苦手を克服したので見に行きました。
いやぁ～苦手克服して見に行って良かったです。

なによりユアンがとっても可愛くて、眼をうるうるさせたりちょっと上目使いだったりどの表情も最高。みててキュンってなりました、なんか抱きしめたくなったし。

＞そんなに頭がいいなら、最初から本物の弁護士になればいいのに、どうして街のお巡りさんだったのかしら？

これは、自分を捨てたお母さんを探すために警察官になったんだよ、でもその目標も達成したので警察官やめて他の職業に就くんだよ。
でもそのIQを他の事に活かせたらよかったのに残念ですよね。

[ムント]

こんにちは～
ジムとユアンの二人が絶妙な演技力で頑張っていたこの映画。チョッとジムの顔は好みではないのだけれど・・
漫画のように王子様的なハンサムなんて実在はしないだろうから、その演技力で許してしまいます。　ゲイものと言えばやっぱり純愛、せつなさ～がつきものなんだけれど。この映画はやっぱりコメディ？って感じがしますね。　ユアンの表情とか見ていると切なさも伝わってきますが・・全体に場面の移り変わりのスピードが早いから、流れるような詐欺の犯罪に集中してしまったわ。こんなに簡単にできるのかぁ～と感心。　詐欺師ってある意味すごい芸術家なんでしょうね。　刑務所内のダンスシーンやキスシーンは美しかった！　ここはパーフェクト！　ＢＬに偏見とかなく見つめていたい私としてはとってもいい感じでしたよ。

[オリーブリー]

こんばんは～トラコメありがとうございます♪

これ、良かったですよねぇ～！
ゲイの実話、ジム＆ユアン…それぐらいしか予備知識なかったのですが、そうか、そうか、そうなのか～って、良いも悪いも自然と納得させられちゃう映画でした。

そうそう、元妻。
彼女もただ者ではないですね。
あれは夫婦の域を越したものでしょうかね（笑）

[ノルウェーまだ～む]

Hitomiさん、ありがとー
英語鑑賞だと細かいところが分からなくて…助かりました（笑）
せっかく探したお母さんも、残念なことで、ある意味傷ついた子供時代を送ったということなのかもしれないけど、やっぱり天才を生かして全うに生きたら良かったのに…と思わずにはいられないわ。

[ノルウェーまだ～む]

ムントさん、こんにちは～
やっぱりジムとユアンの絶妙な演技力あってこその映画でしたよね。
私もせつないＢＬが好きですけど、この映画の決して美しいわけじゃないのに、綺麗に見えてくる二人の純愛が眩しかったです。

[ノルウェーまだ～う]

オリーブリーさん、こんにちは☆
やっぱり夫を陰で支える（？）元妻が、なかなかでした。
それでも沢山お金貰って、同罪にならないように、詐欺を止めてほしかったなぁ～

[yukarin]

こんばんは♪
思いの外気に入ってしまった昨日2回目観てきちゃいました♪
私も期待したカップルはいなかったデス。
コメントはもらいましたけど･･･ホントかなぁ。
そのあたり偏見はないですね。

んもーユアンが可愛くて困るくらいです(笑)
ジムとユアンの演技力はさすがですね!!
それにしても本物の愛があるならそれだけで十分なのにね。

[yukarin]

あっ、こんにちはでした(笑)

[にゃむばなな]

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』といい、『ブロークバック・マウンテン』といい、『ミルク』といい、ゲイ映画はやっぱり凄いですよね。
でもこの映画は実話なんですよね。
それがさらに凄い！
もうその言葉以上に何も言えませんでした。

[ノルウェーまだ～む]

yukarinさん、こんにちは☆こんばんわでも大丈夫よ！
２回目観たのね！すごい！！
ユアンは、超かわゆいです☆ホント（笑）
これなら誰でもイチコロ（？）ですね。
愛だけがニセモノだった生活から、愛だけが本物の生活へ～って、両方本物でいてほしかったです。

[ノルウェーまだ～む]

にゃむばななさん、こんにちは☆
やはりマイノリティであることが既に切ない展開になるはすの「ゲイ映画」ですが、近年市民権を得たという点で、ゲイの「普通のラブコメ」になっているっていうのが時代を体現していると言えなくもないですね。
それにしても実話なのが、ホントに凄いです。

[ひろちゃん]

まだ～む、こんばんは＾＾
同じくらいに観て感想アップしたかも～♪

フィクションのようなお話が、実話だって言うから
凄いですよね(*_*)それも、フィリップが出所したのは
２００６年ですから、ついこの間のお話ですし。。

ユアンがゲイ？って思っていたんですけど、いやあ～
ビックリ！可愛いのなんのって（笑）
今時の女性でも、あんな守って欲しい（守ってあげたいと思わせる）オーラは出ませんよね（笑）
ほんと、キスシーンはありましたが、２人の濃厚ラブ
シーンはなくて良かったです（笑）

あんな雲見てみたいかも～（笑）

[ノルウェーまだ～む]

ひろちゃん、こんにちは～☆
ふふふ、最近の女性は強いですからねぇ。
フィリップのように守られキャラの人はそうそういないかも。（笑）
二人の濃厚ラブシーンがなかったのが、大成功だったんじゃないかなぁ～
今度空の雲をゆっくり眺めましょう☆（爆）

[サリー]

キャスティングがすごいなあとか思って興味ありました。
なんか2人ともオファーがあっても引き受けなさそうなイメージで（キャリア的に）
だから逆に見てみたいですね。

ジム・キャリーは「トゥルーマン・ショー」でなんかいい役者だったんだなあ、って思えたし。・・・そういやあれも「ウソの生活」だった・・・

[ノルウェーまだ～む]

サリーさん、久しぶり♪
まんまってどうよ？って思って観たけど、いやいや良かったよ～
ユアンの可愛さにとなっちゃう。
お勧めです。
ねえねはシャーロック・ホームズで超萌えたみたい。

「トゥルーマン・ショー」は見てなかったわ☆
どうも苦手だったから…

[mezzotint]

まだ～むさん
こんにちは♪
ＴＢ＆コメントありがとうございました。
お返し遅くなりすみません！
本当に愛以外すべて嘘でしたね（笑）
何故？そんなにお金に執着したのか。。。。
色々考えると、お金が幸せを買える一番の方法だと
考えたのかもしれませんね。
ジム・キャリーがほんまもののスティーヴン
ではないかなあと思うくらいの演技でした。
ユアンも良い味だしていました。
最高のキャスティングでした！！

[ノルウェーまだ～む]

mezzotintさん、こんにちは☆
お金が幸せを買える一番の方法だったのでしょうかね。
天才的な頭脳があったら、起業とかして大金持ちにもなれたでしょうに…
妻と子供がいる時点で、既に男性の恋人がいたのだから、十分自分に素直に生きているように思ったのですが。（笑）
ジム・キャリーは当たり役でしたね。
彼の新しい一面を見ました。