ロンドン観光地めぐり☆オスタリーハウス

ここのところ、マイブームとなっているカントリーハウスめぐり。
毎度、「ここが一番豪華」と感心してきたけど、いやはや、過去最高に立派なお屋敷だった。
映画「ミスポター」の撮影をした、久しぶりに『出ない』お屋敷見学は、ゆったりとしたセレブ気分に浸って・・・・・
画像
 ナショナルトラスト オスタリーハウス 公式サイト
ピカデリーライン オステリー駅(ヒースロー空港の5つ手前) 徒歩10分  大人8.80ポンド
階段からして、この豪華さ・・・・

世界で最初の銀行家であったロバート・チャイルド 氏が、使用していたカントリーハウス。
はじめはエリザベス1世の財務大臣であったThomas Gresham氏が買取り、1576年、荘園のカントリーハウスとして改築した。
後の当主が、子孫を残さなかったため、ローンの支払いとしてフランシス・チャイルド氏のものとなる。

ビジネスで手を広げたチャイルド銀行が成功し、豊富な資金力で、18世紀後半の英国における新古典主義 (Neo-Classical Style) を代表する建築家のひとりロバート・アダム にデザインを任せ、オスタリーハウスは1767年頃に完成した。
画像画像
透明写真.png
駅から徒歩10分だけど、実は門からさらに10分・・・・・・・えっとー、お屋敷が全く見えませんが?
左側には広々と広がる牧場が☆
008.JPG009.JPG
透明写真.png
広大な蓮池の向こうに、ようやっと目的のオスタリーハウスが見えてきた!
ああ、あんなに小さい・・・(足に自信がない方は、途中からシャトルバスがあるので、乗せてもらおう☆)
画像
ようやくお屋敷に到着☆
大きなお屋敷なので、全景を撮る為に、またかなり離れないと・・・・万歩計を付けて来れば良かった(汗)
021.JPG
朝食ルーム・・・・・・・・・朝食だけの?

今まで見てきたお屋敷は、1つ1つの細工は見事でも、全体的なバランスがちょっと・・・・というゴテゴテ感があったけど、こちらの内装はとてもお上品♪
ウェッジウッドのジャスパーウエアを思わせる装飾は、淡い色使いで、とにかく素敵☆

アダムスタイルというインテリアデザインは、古代遺跡に見られるグロテスク模様を当世風に洗練させたものだそう。
画像画像
透明写真.png
各部屋にナショナルトラスト所属のボランティアさんがいて、親切に解説をしてくださる。
「ここは、バッキンガム宮殿なんかより、ずっと保存状態がいいんだよ♪」
039.JPG033.JPG
030.JPG
ここが映画で登場したロングギャラリー
映画「ミスポター」ゆかりの地をたずねて
明るいグリーンで統一されたインテリアと、素晴らしい絵画の数々・・・
大きな中国製の陶器も、違和感無く配置されていた。

038.JPG
パウダールームは、完璧なデザイン

なんと絨毯の模様と、天井のデザインが全く一緒~っ!!!ロバート・アダムのこだわりが感じられる。(壁がちょっとすすけているのが残念)

画像
完璧な保存状態を誇る、タペストリーの部屋
光を入れない、フラッシュを焚かない・・・・・暗い部屋のろうそくの明かり(電球だけど)に浮かび上がる赤いタペストリーは幻想的☆

シルクのタペストリーの命を完璧なまでに保存できたのは、19世紀に入って、9代目ジャージー伯爵が13歳でこの屋敷を受け継いだ時に、「自分はここに住んでいないから、一般公開して公益に役立てて欲しい。」とナショナルトラストに寄贈したのが正解だったのかも。

すごい・・・・13歳☆ りょうたと同じ年で…

画像画像
画像
天蓋つきベットは、今まで見た中で最もゴージャス!!いったいどんな夢をみるのかしら?

051.JPG
広々としたダイニングルームは、ロバート・アダムが得意とするデザイン
この様式は、彼がデザインしたハムステッドのケンウッドハウスの図書館や、キューガーデンの近くにあるサイオンハウスにも見られる。

ここでは結婚式も行われるらしい。
ハワイの教会もいいけど、イギリスのマナーハウスで挙式ってなんて素敵なの♪
画像066.JPG
透明写真.png
お屋敷見学の楽しいところは、地下の使用人エリア。
当時の生活が偲ばれるキッチンや、お風呂などが見られる☆

でも、こーんな立派なキッチンが昔からあるのに、どうしてイギリスのお料理ってあんまり美味しくないのかしら?(笑)

画像画像
画像
果てしなく広がるお庭の端っこに、イングリッシュガーデンと温室
美しいイングリッシュガーデンを楽しむなら、この時期が最適!カガーデンのみなら3.85ポンド
いずれにしても、ガーデンは10月いっぱいでクローズ。
お屋敷は12月19日まで。


果てしなく広がる庭も、全てよく手入れされていて、当時も相当な数の使用人を使っていたと思われる。
こりゃ、維持費も大変!
13歳の決断は、正解だったよね。

この記事へのコメント

  • マリー

    出ないお屋敷~凄いわ!!
    たどり着けない人はバスなの~!!?

    13歳で、その決断。あんたはエライ!!
    タペストリーの部屋、もう素晴らしいの一言だね。
    あ~~こういうゴージャスな洗礼、最近受けてないわぁ。なんか貧乏ったらしい生活してるわ~。
    やっぱたまにはこういう場所で浴びなきゃダメよね。
    行きたぁい~。
    2010年06月23日 21:21
  • mig

    まだ~む☆
    うっわー、すごいね!
    出ないところの観光もいいね(笑)
    その蓮池も牧場?も気にナル~。

    ミスポターはそういえば結局観てないのよ、、、
    まだ~むいつも楽しそうでいいなー。
    その天蓋付きベッド、ほんとに豪華ね
    私も一度そんなところで寝てみたいわ~!!

    あ、なんか暑いと思って体温計ったらまた微熱越えだわ、、、、
    今日はまた記事up予定なんだけど早めに寝ます、、、、
    2010年06月23日 21:44
  • ノルウェーまだ~む

    マリーさん、どう?
    きっとこんな豪華なお屋敷とか好きでしょ~?
    私もこのところ、ゴージャスな空気に包まれ、ちょっと晴れやかな気分に浸っているわ。
    ただ、あまりに豪華すぎると、反対に地下で安すぎる賃金で働く使用人のほうに感情移入しちゃって、寒かったろうなぁーとか、手入れが広すぎて大変だったろうなぁって。
    天蓋つきベットに眠るところは想像できないっ!
    2010年06月24日 01:37
  • ノルウェーまだ~む

    migちゃん、絵文字すら辛そう・・・
    大丈夫?
    季節的にも体調を崩しやすいから、あまり無理しないでね。
    こちらは、珍しく晴天続きなので、今のうちに元気を吸収しておこうと思ってね。
    天蓋つきベットは、本当にゴージャスなの。
    これじゃ、寝られないよぉーって思っちゃった(笑)
    2010年06月24日 01:40
  • ねこのひげ

    パステル調の落ち着いた感じがとてもよいですね。
    成り上がりセレブのゴチャゴチャ金ぴかは、どうもですが・・・・。
    これはいいですね。
    それにしても、広い!歩いて10分!すごいですね。
    貴族で庭内に動物園を置いたり、邸内を見学させて税金対策をしているという人がいるのも頷けますね。

    寄贈したのは正解ですね。(^^♪
    2010年06月24日 07:49
  • hino

    うわ~、立派だねー
    今までとは違うのは、パステルの明るい雰囲気。かわいいなあ。

    真ん中のはゴージャッスだけど、

    わたしゃ、使用人のキッチンが一番落ち着きそう。

    昨日行ってきたアロマトリートメントのサロン(マンション内)が、パリで修行してきたひとがオーナーだそうで、内装のセンスがパリ~でした。色壁ってところは上級者だね。風呂が白黒チェッカーで。

    まだ~む、いっぱい目を肥やせていいねー。

    蓮、素敵~ この池には落ちたくないね。絡まりそうで(^^;
    丁度今、自宅で蓮ビオトープやろうかどうか迷っているところでした。めだかを入れるとボウフラを食べてくれるらしい。
    2010年06月24日 10:58
  • hino

    タペストリーのお話、感心しました。

    ろうそくだと、すすが出るから、電球なんだね~。
    入ってみたいなあ。

    天蓋ベッドは、圧死だよね。(なんでそんな想像?)
    ま、4本柱で大丈夫なんだろうけど、上部の分量多くない?@@
    2010年06月24日 12:35
  • みすず

    すご~い、豪華~
    階段のライト欲しい♪
    広いのねー^^;わたしはきっとバスね
    内装もとっても綺麗だし素敵♪
    天蓋ベッド、ゴージャスな気分を味わいたいわ^^きっと良い夢が見れそうな
    イングリッシュガーデン素敵♪家を建てたとき憧れたわ手入れしないから無理だけど・・・
    2010年06月24日 15:10
  • kira

    ほんと、素敵~♪
    こんんな広大な敷地、やっぱりあのロングドレスの裾がキニナルわたし(笑)

    ゴージャスだけど洗練された甘さもあってよいわ~☆
    >こーんな立派なキッチンが昔からあるのに、どうしてイギリスのお料理ってあんまり美味しくないのかしら・・・?
    ホ~ント、謎だわねぇ~(^^;
    で、結婚式~!次はココでしたい(爆)
    2010年06月24日 21:14
  • ノルウェーまだ~む

    ねこのひげさん、こんにちは☆
    そうなんです。
    入場料も結構取るのですが、中に入って納得。
    ここを維持するのは、本当に大変だと思います。

    そうそう!成り上がり感がなかったので、上品に感じたのですね~
    やはり1人の人にデザインを任せて、全館統一させているっていうのが、成功の秘訣でしょうか。
    資金力の違いを感じました☆
    2010年06月25日 01:03
  • ノルウェーまだ~む

    hinoちゃん、お家がもうパリじゃん!
    蓮ビオトープやって~(って、それは何?)

    サロンの白黒デザインはいかにもパリだね!
    イギリスのクラシックなデザインと、また違ったセンスでいいな~

    タペの部屋だけでなく、お屋敷は(家もだ!)ろうそく風の電気を使っているよ。火事危ないもんね。
    天蓋ベットは落ち着かない気がしたけど、そうだ!
    上部が重そうで、落ち着かなかったんだね。圧死(爆)
    2010年06月25日 01:09
  • ノルウェーまだ~む

    みすずちゃん、こんにちは☆
    天蓋ベットを見た時、プリンスオブペルシャな感じしなかった?
    色合いとイメージで、私はペルシャを想像しちゃった。

    イギリスは美しいガーデンが多いし、個人のお宅も(我が家でさえ)お花いっぱいなのは、実はこちらに来て判ったのだけど、雨が多くて気候的に花を育てやすいからなんだよね。
    日本は過酷に暑いし、庭いじりしたら熱中症になりそう・・・
    2010年06月25日 01:14
  • ノルウェーまだ~む

    kiraさん、次の!結婚式があるの?
    わ~、是非ともここでやってください♪
    長いロングドレスの裾をひらひらさせて、素敵な結婚式になりそう☆
    ただし、お料理は美味しくないかと・・・(爆)
    2010年06月25日 01:21
  • 由香

    こんにちは~♪

    素敵だわ~オスタリーハウス
    特に朝食ルームが素敵!!
    薄~いピンクが可愛いわ~(好きなの、ピンク)

    立派なキッチンがあるのにお料理が・・・ってのが笑える。何でなんだろうね?

    ところで、せっかくの集まりなのに行けなくて残念ですぅ~
    まだ~むは行けるのね?楽しい時間を過ごしてね~
    2010年06月27日 15:42
  • ノルウェーまだ~む

    由香さん、残念~☆
    是非ともお目にかかりたかったわ・・・
    由香さん、どんな方かしら~?
    私の印象では、知的なんだけど、可愛らしいところがあって、背は大きいほう(根拠なし)・・・
    また機会が会ったら是非!!

    オスタリーハウスのピンクの朝食ルームは、本当に可愛らしかったわ♪
    またステキなお屋敷をレポするね!
    2010年06月27日 23:56
  • Miki

    こんにちは~
    先日のオスタリーハウス楽しかったね☆
    部屋全体を飾れば飾るほどゴージャスでしょ!!っていうのじゃなくて、すっきり豪華なのが良かった♪
    ハムハウスで撮影されたYoung Victoria 、見た?
    私は今日はPride&Prejudiceを5時間半一気に見てクラクラ・・・でもコリン・ファースが素敵だったわ
    2010年07月06日 02:47
  • ノルウェーまだ~む

    Mikiさん、コメありがとう!!!
    色々な映画の撮影場所に連れて行ってもらえて嬉しいわ☆
    またあちこち行こうね♪

    「ビクトリア女王 世紀の愛」はまだ見てないの。
    今、探しているところよ。
    「プライドと偏見」は5時間半もあるの!?ひえー!
    これは、じっくり時間を作らないと・・・
    2010年07月06日 05:38

この記事へのトラックバック

映画「ミス・ポター」ゆかりの地をたずねて
Excerpt: いや~、正直言って、お土産付試写会でなかったら応募していなかった地味そうな映画。 ところがどっこい! なんだか~いいんだな~~この映画。 本当に癒される映画・・・・・・自然と微笑んで観ている自分がそこ..
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・London
Tracked: 2010-06-23 19:26

ロンドン観光地めぐり☆サイオンパークハウスは別宅!
Excerpt: 今年スコットランド旅行のときに訪れたアニック城は、ハリーポッターやエリザベスなど様々な映画で撮影に使われていることで有名なお城。 現在もノーザンバーランド公の末裔、パーシー一家が住んでいるわけだけど、..
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・London
Tracked: 2010-11-03 20:11

「ヴィクトリア女王 世紀の愛」ゆかりの地をたずねて
Excerpt: イギリスにおいて、その治世が世界中の王室のモデルとなったといわれる、ヴィクトリア朝時代をつくりあげたのが、このヴィクトリア女王。 白いウエディングドレスを世界に広めたというだけでなく、理想のカップルと..
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・London
Tracked: 2010-12-16 06:15

人気記事