外人目線で描いた現代TOKYO。
日本人でも見たこと無いような、間違っちゃいないけど本当なの?というNIPPONが描かれている。
ロンドンでも日本に先駆けて6月から公開していた作品。
メランコリックなのは、雰囲気だけで・・・・・
ミステリアスな女性が菊池凜子には良く似合う
<ストーリー>
築地で働くリュウは、夜は殺し屋という二つの顔を持っていた。
娘が自殺した実業家の長良(中原丈雄)が、寂しさに心身を病んでいくのを見かねた部下の石田((榊英雄)は、恋人だったダビ(セルジ・ロペス)の殺しをリュウに依頼する。
殺しの標的ダビのワインショップを訪れたリュウは、関係をもつようになる。
ダビとの出会いがリュウを少しずつ変えていくが、恋人の死の寂しさを埋めていただけのダビは・・・・
娘を失って錯乱状態になる父 背中で演技する死体との対面シーンは、さすが!
娘を自殺で亡くして、それが男のせいだったなんて、確かに父親としては辛すぎる・・・・
だけど女体盛りまでして接待した重要な商談で、暴れて寿司を投げたりとかって、どうなんだろう?
どちらかというと、病院でダビと会ったときにこそ暴れるんじゃないの?
しかもそれを真似して、客が寿司を投げて遊ぶとか、無いでしょ。
いきなりの女体盛り・KARAOKE・変なラブホテル・高速道路の下に流れる川・屋台・居酒屋・新宿の喫煙所そして築地。
ニッポンノココガ面白いデースの外人目線のNIPPONパーツを、ただ繋いだだけ。
スペインに帰ったダビが、白黒の日本映画を観ている様に、監督は、ただ日本の古き良き映画のメランコリックな雰囲気を真似したかっただけなのではないだろうか。
大金を貰って下見に来たのに、いきなり恋に落ちるとかないでしょ?
ジジ専なの?
その辺は好みの問題かもしれないけど、危険な薬物で死んじゃうような目に合わされちゃうかもしれないところは別として、ワインショップに現在裁判中の押○学氏のようなイケメンがいるのに、なんでダビ?
次第に惹かれていくならまだしも、標的と思って近づいた男に、どのタイミングで心を移したのか、彼女の心の『揺れ』の部分は全く見えてこない。
部下の石田は次第に病んでいく上司を献身的に支えて・・・
上司の娘を実は愛していた石田。
ダビを抹殺したかったのは、本当は彼だったのだろう。
それにしても娘を失って呆けている上司の面倒をここまで見るって、すごいなぁ。
彼女の願いは叶えられて
彼女が絵馬に書いた願いは、最後までハッキリとは見せない。
このハッキリ見せないでも、今まで出てきたシーンで意味を持たせる日本的な手法を用いるのなら、一つ一つの細かいシーンで、もっと気をつけて欲しかった。
録音技師の目線でリュウを追っていったのはなぜか、川辺で突然号泣するリュウはどうやってダビの真意を知ったのか、ラーメンがやたら不味そうなのは何故か(爆)監督の意図するところがちょっと読めない作品。
ひとつだけ良くわかったのは、スペイン語なまりのダビや、ハリウッドでがんばっている菊池凜子より、押○学のほうが英語が堪能だったってこと。
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ナイト・トーキョー・デイ
Excerpt: Mapa de los sonidos de Tokio/ Map of the Sounds of Tokyo (Coleccion Andanzas)殺し屋とその標的の許されない恋というと過激で情..
Weblog: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP
Tracked: 2010-09-23 23:54
ナイト・トーキョー・デイ
Excerpt: 『エレジー』のイザベル・コイシェ監督が『バベル』の菊地凛子を主演に送る異色のラブストーリーだ。昼は築地魚河岸で働き夜は殺し屋という2つの顔をもつ主人公が、ターゲットと禁断の恋に落ちてしまう。恋のお相手..
Weblog: LOVE Cinemas 調布
Tracked: 2010-09-24 00:31
『ナイト・トーキョー・デイ』(2009)/スペイン
Excerpt: 原題:MAPOFTHESOUNDSOFTOKYO監督・脚本:イザベル・コイシェ出演:菊地凛子、セルジ・ロペス、田中泯、中原丈雄、榊英雄鑑賞劇場 : 新宿武蔵野館公式サイトはこちら。<Story>築....
Weblog: NiceOne!!
Tracked: 2010-09-24 06:00
■映画『ナイト・トーキョー・デイ』
Excerpt: のっけから女体盛りのシーンで始まる映画『ナイト・トーキョー・デイ』。 スペインのイザベル・コイシェ監督が菊地凛子を主演に迎え、東京の街を舞台にしたスペイン映画です。 築地市場、ラブホテル、ネオン、花..
Weblog: Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>
Tracked: 2010-09-24 19:11
●『ナイト・トーキョー・デイ』● ※ネタバレ有
Excerpt: 2009年:スペイン映画、イザベル・コイシェ監督、菊地凛子、セルジ・ロペス、田中泯、中原丈雄、榊英雄出演。
Weblog: ~青いそよ風が吹く街角~
Tracked: 2010-10-11 12:12
この記事へのコメント
KLY
mig
おや??これは全編英語で観たんだよね?
私も観ようと思ってたんだけどどうやら時間ないのでDVDにしちゃうかも。
菊地凛子はこないだ観たDVDスルーのハリウッドものにも出てたけど喋れない日本人の役でジェスチャーとかで誤摩化してたよ。笑
最近、「かいじゅうたちのいるところ」のスパイクジョーンズと付き合ってて。いい男をゲットしたなぁーと(笑)
さてお風呂はいってきまーす☆
ノルウェーまだ~む
とんでもJapanじゃないのは、私も本当に良かったと思っています。ある意味、しっかりとTOKYOを見つめているかんじが、よく伝わってきました。
菊池凜子は泣き顔がイマイチと私思います。
笑うと可愛いのに・・・
ノルウェーまだ~む
喋れない日本人の役って、バベルじゃないよねー(笑)
私より、そりゃ英語上手なんだけど、O氏がとにかくネイティブ級で。
でも、すごい人と次々付き合うよね~菊池凜子。
すっごい美人って訳じゃないのに、やっぱり外人好みの顔なのかな。
rose_chocolat
これ、もう、数限りないツッコミはありますが(笑)、わかってますが結構ツボに入ってしまいました。
凛子さん好きですんで。。
被告(苦笑)は英語うまいの? ま、どーでもいっけど。。。
ラーメン屋ではなくてワインショップの店員かあ。。 結構重要な場面でした? なくてもそれなりに話としては繋がってはいたけどね。。。
ねこのひげ
と思わんでもないですけどね。
リドリー・スコットの『ブラック・レイン』の日本は、よかったですけどね。
いまだに、日本人俳優を使わないで、東南アジアあたりの俳優に日本人をやらせる映画があると、イヤガラセ?と思わんでもないです。
ノルウェーまだ~む
結構ツボったのですね☆凛子さんいいかんじにクールで格好良かったですものね。
ワインショップでは、店長のダビとワインをひっかけながら長いこと会話するんですよ。
自分はスペインに帰るからこの店を譲るとか、O氏が「あの髪の毛ぱっつんの女の子とはどうなの?」って聞いて、ダビが「恋人を失った心の穴は、誰にも埋められない」というような事を話すの。(多分)
結構大事じゃない?
そのあとリュウが川べりで泣くシーンだから、もしや盗聴していたのか?って思っちゃった。
ノルウェーまだ~む
もしかしたら、日本人が認識している外国も、意外とどこか変なのかもしれないですよね。
欧米はともかく、中近東とか東欧とかアフリカとか・・・
ちゃんと各国の違いをわかっているかと言われれば、わからないですものね。
みすず
これはこっちは上映ないからDVDかなぁ^^でも、忘れそう^^;
外人さんから観た日本、ちょっと変よね^^;
まだ~むさんの押○学が出てくるのが(笑)
画像見ただけだけど、わたしもダビよりワインショップのイケメンが気になる^^やっぱDVDで観てみよう♪
ノルウェーまだ~む
画像ではワインショップの店員さん映ってる?
カットされてないのかな?
まあ、好き好きなんだけどね。
やっぱりダビよりO氏かなー
ま、見た目で失敗したのがO氏の元奥さんなわけだけど(笑)
q 好き嫌いはっきりきっぱりq
「ソフトJapan bashing」作品ね☆
ふむふむ。ジジ専
何がどうすごいか意味不明な菊池某
目ぇ死んでるし演技が浮いてるじゃん?
金髪に着物姿に一目惚れしたシャネルって誰?!
目に浮かぶ、、、ふふっ。げっと♪という顔。
オフビート尚良し
才能があれば金もあるしヤリ邦題
こいつとくっついたら私の価値が上がる
オセロの松嶋と間違えるq
嫌い女ド・ストライクが出た映画
観る訳の無いq
確実にdvdオチ 決まったな
ノルウェーまだ~む
ハリウッドの求める日本人女性像に合致しているのも、ひとつの才能なんだろうね。
日本人は、ある意味外人っぽいとかっこいいとか、美人とか言いうけど、外人からしたらそんなところは要求してないんだもんね。
オセロの松嶋ーっ!確かに似てる♪
マリー
やっぱり英語堪能なんだ・・・
そこにツッこんでいいですか?
あの事件の時のメール「すぐいる?」って言うのを英語で言ってごまかしていたからさ(怒)
ノルウェーまだ~む
「すぐいる?」ってなんて言うのかしら?(笑)
英語で言ってごまかせるくらいの堪能さを、ちゃんとまっとうに生きたら、世界に通用する役者になれたかもしれないのに・・・と思うよね。
もしかしたら、日本ではもう仕事無いけど、海外に出たほうが良かったり・・・?
BC
~青いそよ風が吹く街角~のBCです。
『13歳の夏~』と『蛇にピアス』のトラックバックありがとうございました。(*^-^*
私は大阪生まれの大阪育ちなので東京は詳しくはないから
女〇盛り接待とか広場での奇怪なパフォーマンスとか
東京ってこういうヘンな事する街なのかしら?
と一瞬錯覚しちゃいましたよ。。。
やっぱり、欧米映画定番?のヘンテコ日本描写の一種だったんですね。(^-^;
O氏は英語が堪能なのですね。
O氏は日本ではもう無理だろうけど、
長身なので欧米俳優と肩を並べても画になるだろうし
海外では充分通用するかもしれないですね。
ノルウェーまだ~む
いやいや、大阪と東京といってもさほど違いはないと思うので、奇怪なパフォーマンスは東京ならではってことは、ないと思いますよ。
存在が皆無ってことはないのでしょうが(?)私も本当のところは分からないですねー
ツチノコみたいなものかな?(爆)