せっかくスコットランドまで来たのだから、エジンバラから足を伸ばして、さて何処へ行く?
BMWをレンタカーして、東の海岸線を南下、目指すはあのアニック城である。
まずは、途中にあるベーリック・アポン・ツイードへ。
ツイード川に掛かる鉄道高架橋は、絵になる景色
こんなこともないと、一生運転することもなかったBMWを走らせて、快適なドライブの旅。
海岸線へ向かって約2時間、ボーダーを越えたところに、ベーリック・アポン・ツイードという要塞都市がある。
ボーダーはイングランドとスコットランドの国境。
わずかに石垣が残っていて、記念撮影をしている家族もいた。
ツイード川にかかるオールドブリッジ
ここは昔から、イングランドとスコットランドが取り合う、『自分の領土を広げるために重要な役割をした都市』なのである。
しかし城壁に囲まれた要塞都市というと、ものものしいイメージがあるけど、ここに広がる景色は、ツイード川に掛かる3つの橋が美しい、絵のような街なのだ。
(ツイードジャケット発祥の地でもある)
城壁の上からの眺めは、素晴らしい
実際画家が絵を描きに来る場所らしく、高台からの眺めは、天気が良かったら最高!の、今すぐ絵筆を握りたくなるような景色だった。
この日はお天気も悪く、釣り糸をたれている人はいなかったけど、パパンが気になるこのツイード川は、鮭が釣れる川で有名らしい。
次に訪れたのは、ホーリーアイランド
ここはベーリック・アポン・ツイードからは車で30分。
干潮時にしか渡る事のできない、聖なる巡礼地だ。
まずは、干潮時間をチェック。今日は正午らしい。
イギリス本土から伸びる道は、満潮時には消えてなくなる 渡り鳥たちの聖地でもある
広々と浅瀬が続くこのあたりは、満潮時には海の底になってしまう。
歩いたり自転車で渡ってくる人もいるけど、相当な距離があったよ?帰りは泳ぐつもりかしら・・・・?
満潮時間も調べておかないと、こうなっちゃうよ
駐車場には看板が。
ヘリでレスキューされている写真もあって、「あなたはこうなりたい?」と書いてあった。
「城はもう嫌だ!」というりょうたの激しい抵抗にあって、眺めるだけに終わったリンディスファーン城
635年に創られたリンディスファーン修道院を中心に栄えたこの島は、キリスト教布教の中心地だったそうな。
その後、度重なるヴァイキングからの襲撃を受け、別の地に逃げてから廃墟になってしまった修道院。
廃墟好きとしては、ぜひとも行きたいところだけど、ここも遠くからちらりと眺めるだけ。
遠くからチラ見の修道院
今では「ヴァイキングとイングランド軍の戦い」など、コスプレ寸劇なども行われたりするらしい。
レンタカーまでして何しに来たんだか・・・・・
ナショナルトラストが管理しているリンディスファーン城
もう一生来ることもないだろうけど、さよならリンディスファーン城。
潮が満ちたら怖いから、もう引き返します。
この記事へのトラックバック
スコットランド旅行☆アニック城
Excerpt: スコットランドから国境を越え、イギリスへと南下して車でまっすぐ行けば、エジンバラから約2時間。 今回はホーリー・アイランドを後にして、だいたい30分で到着した。
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・London
Tracked: 2010-09-16 21:08
「ウーマン イン ブラック」☆丑三つ時の恐怖
Excerpt: ハリポタ卒業のダニエル・ラドクリフが、すっかり大人になって戻ってきた。 もみ上げの長さ分成長したラドクリフの、渾身の一人芝居が見事。 時代物の屋敷で展開する極上のゴシックホラーは、雰囲気たっぷりなもの..
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・原宿
Tracked: 2012-11-28 11:37
音読の旅 「英国」「TOEICテスト新公式問題集」編 30日間チャレンジ Day 8
Excerpt: 「音読の旅」に出ています。旅のルートは、2014年11月から2015年5月21日まで、石川県金沢市から、ロンドンまで。音読1分=1km進むペースで、英国航空の飛行ルートを辿って旅行しました。2015年..
Weblog: FUKUKOのブログ
Tracked: 2015-08-06 06:54
この記事へのコメント
ねこのひげ
わが子なら、縄で柴ってでも・・・それとも置き去りにしてでも・・・ナンテネ(^^ゞ
しかし、リンデスフォーン城、絵になりますね。
王の帰還にでも使えそうなお城ですね。
イギリスにも、満潮時に水の底になるところがあるとは知りませんでした。
推理小説で、モン・サン=ミッシェルの満潮時間表が、故意に変えられていて、主人公と奥さんが死に掛けるというのがありました。
気がついたら、後から潮が満ちてきて、すごい勢いでせまってくるのです。
ベントレーも運転してみたいですね。(^^♪
ノルウェーまだ~む
そうなんですよね~
実は前日にホリールード宮殿へ無理やり引っ張って行って、その晩ミリタリータトゥーで夜遅く、この朝はレンタカーの手続きもあって早朝たたき起こしたこともあって、ご機嫌斜めだったのです。
ま、潮の時間も気になっていたし、このあと行く予定のアニック城の滞在時間が減るだけなので、ちょっとここはパスしちゃいました。
モンサンミッシェルは今や橋が掛けられていて、いつでも渡れるようになってますが、数年後また外されるそうですね。
イギリスにはココのほかにも、干潮時にしか渡れない島のお城があるんですyo
またご紹介しますね。
hino
敵がこないように、こういう場所を選んだんだよね?
建設するときは時間限定でせっせと資材を運んだのかなあ。
由布島(西表島)の満潮時には水牛のひく車に乗ったよ~。
10センチ程度だから、歩いて渡れるんだけど(^^?
2年前、子供たちと私だけで行った旅行だったなあ。
注意看板、ズブズブがわかりやすくて面白いね!!
カナダも景気は良くないと思うんだけど、7年前越しでようやく完成しつつあり、苦労は察します。
まだ~むもねひひげさんもすごく物知りですよねー@@
うちの夫もいつかベントレーに乗りたいっていってました。
まだ~む、運転うまいから快適だったことでしょう(^^)v
私は運転へたくそだし、ミニクーパーみたいなコンパクトなのがいいな。
良い日曜日にしましょう
q 洋ナシタルト製作
Alnwick Rose gardenが観たい~
イギリスといえば
廃墟に聖堂、城に墓
息子サマ、その反論は即却下の
イギリスライフでござるぜよ
本当にTwills→スコットランド語でTweels
ってしたからツイードの発生地?!
と半ば都市伝説と思えるような・・・
いや~ほんと絵を描きたくなるよ
魅入るもん
Lindisfarne島って
日本の宮島みたいだねぇ・・・
いやそれとも
『浦島太郎』に登場する竜宮城?!
バンバラ城といえば聖カスバート♪
絵画や絵葉書の題材にもよくなってるね
運が良ければアザラシも見られそう
ふははカニ漁が有名だから
カニモノが美味そうなんだけど・・・
よっしゃ次なるリクエストは
Fountain abbey
そして夜のライトアップAbbeyだ
Knaresboughも観たいなぁ・・・
やばし!コスプレ寸劇
観たいぞ
ノルウェーまだ~む
日本にもあるんだ~水牛に乗っていくなんて、素敵!
お城はきっと少しずつ運んで少しずつ創っていくのが修行だったのかも。作った当初はまだ、敵の襲来はなかったんだろうしね。
運転はパパンのみよ☆ノルウェーではよく運転代わったけど、イギリスはちょっと怖いの。
パパンは日本に帰ったらミニクーパー買いたいんだってよ。
ノルウェーまだ~む
その通り!ベーリック・アポン・ツイードは、ツイードジャケットの発祥の地でもあるんだよね。
今でもサーモンフィッシングの案内人のおじさまは、日本みたいにフィッシングベストを着ないで、ツイードのジャケットをお召しになっているのだ。
きっと寒い地域でもきちんとしたジャケットを着たいイギリス人の発想から生まれた、厚地生地のジャケットなんだよね。
ホーリーアイランドは、確かにカニ有名で(食べなかったけど)crabハウスっていうお店もあったよ。
ナレスボロはちと遠いなー
mig
かっこいー!
りょうたくん、「城はもう嫌だ!」ってウケる~、
子供は正直ね。オトナになって「もっと行っても良かった」って思わなきゃ良いけど、、、
ご両親(パパン&まだーむ)に感謝だと思うヨ、子供の頃に色々なものみることってほんと大事
私も鮭釣りたいな~♪
看板、面白いネ。
北海道登別の大きな道路に「スピードか、死か」って怖い看板があって
だったら「スピード選ぶよねえ」っていつも言ってたの思い出しちゃった(笑)
ノルウェーまだ~む
りょうたは大人になってどうかは、まだ予測つかないけど、ねえねは今更「もっと観ておけばよかった。」って言ってるよ。
ピラミッドが見える部屋に泊まったことも、ローマで観た遺跡も、いっつも京極夏彦ばかり読んでいて、気がつかなかったらしい。
次は自分のお金で行ってぐでーっ!
看板はいろんな工夫が面白いよね。
スピード選ぶわっ!
でも面白すぎて、ガン見して事故りそうなのもあるよね(笑)
みすず
綺麗な景色~
絵は描けないけど描きたくなるわ♪
ホーリーアイランドもすっごく綺麗
行かなかったのは勿体ないねー^^;
周りに水がある状態はどんなのかしら・・・って興味出る^^
だけど、車も半分つかるぐらいだと、歩いてる人はやはり帰りは泳ぐのかしら~^^
ノルウェーまだ~む
帰り道に歩いている人を見かけたから、もしかしたら、その晩は島に泊まるのかもしれないね。
ハイキングするのは結構楽しそうだけど、いつ海が満ちてくるのか、ドキドキしたよ~
上手な人なら、どちらの景色もちょちょいと水彩画を描いてしまうだろうなぁと、ホント思ったよ☆
SGA屋伍一
のどかな緑の風景に癒されますね~ と思いきや、そこには命の危険も潜んでいたりして(^^;
向こうの危険の表示って、なんかこうシビアな文章のものが多いような・・・ ま、そのくらいおっかなく書いた方が効き目あるんでしょうけど
大型の津波が来る寸前には急激な引き潮があるそうで。だからその時にダッシュで高台に逃げればメガ津波が来てもなんとか生き延びられる・・・のかな
うちなみにうちの近所の海岸では、台風や嵐の時に、どうにもがまんできずに楽しそうにチャプチャプやってるおバカなサーファーさんたちをよく見かけます。死ぬぞ!
ノルウェーまだ~む
こんなに書いてても海底に沈む人とかいるのでしょうね。
津波といえば、お友達にスマトラ沖の津波を経験した人がいるのです。
「九死一生スペシャル」に普通に出られる話をじかに聞くと、そのサーファーも一度流されたら、分かるのでは?と思っちゃう。