毎日ジョニーに会える楽しい企画『ひとりジョニデ祭り』
今回もブログ友達のにくきゅ~う★さんにいただいたDVDから、「ギルバート・グレイプ」をチョイス。
多くの方が、是非!と勧めてくれたこの映画で衝撃的な事実を知り・・・・・
「ギルバート・グレイプ」(1993年)
昨日見た「アリゾナ・ドリーム」とほぼ同じ頃の作品。
どちらも、閉塞的な世界から未来に向かって歩みだすのがテーマだけど、趣は全く違っている。
こちらは肉体的、精神的に傷つきやすい家族を守って生きる青年の姿を通して、家族の絆、兄弟の愛憎、青春の痛み、そして未来への希望を描いた心優しきヒューマン・ドラマだ。
違いは、そこに家族としての絆が存在するかどうか・・・・なのかもしれない。
巨体の母も、重度な知的障害の弟も、家族みんなで大事にしている
<ストーリー>
アイオワ州の田舎町に住む24歳のギルバート(ジョニー・デップ)は、儲からない小さな商店で働く退屈な日々を送っていた。
知的障害を持つアーニー(レオナルド・ディカプリオ)は常に監視し、世話を焼かないとならず、17年前に夫が地下室で首を吊って自殺してから食べ続けて、鯨のように太ってしまった母親のボニー(ダーレーン・ケイツ)の面倒も見なくてはならなかった。
店の客の中年の女性(メアリー・スティーンバージェン)と不倫を重ねていたギルバートだったが、トレイラーで町へやってきたベッキー(ジュリエット・ルイス)と知り会い、2人の仲は急速に深まる。だが、家族を捨てて彼女と町を出ていくことはできず、心に不満がたまっていったギルバートは・・・・・
アーニーはバッタを潰しちゃったと泣き続け・・・・
知的障害児のアーニーは片時も目が離せない。
もうすぐ18歳の誕生日を迎えるだけに、おんぶも重たいけど、ギルバートは一切怒ったりせず、やさしく彼の相手をしてやるのだ。
す・すごい・・・・・
愛あればこそなのだろうけど、最近わが子でさえ虐待する親が増えていて、そういう人には、こんな我慢できないのだろうなー
何よりすごいのは、彼の演技力!!!
あまりに巧くて、ほぼ終盤まで彼がレオナルド・ディカプリオだったなんて、気がつかなかったyo!!!!
それくらい引き込まれる演技。
そして、素晴らしい話。
ん?私が単にボケボケしてただけ? ハイ、その通り☆
巨体の母にいつも気を使って生活しているが、決して憎んではいない
その代わり、近所の子供にこっそり母の姿を見せたりして、心の中では母の姿をバカにする気持ちがある。
この辺りの葛藤は、あまりギルバートの顔や演技には現れない。
なので、余計にディカプリオが光って見えてしまう。
「そんなことをしたらお母さんに失礼だぞ」と、さりげなく言ってくれる親友が暖かい。
感情にまかせて自分を殴ったギルバートをそれでも大好きなアーニー
木に登っているところを探してもらうのが大好きなアーニー。
よく3歳くらいのときに子供にやってあげたな~
「アリゾナ・ドリーム」にも出てくるアメリカの不毛で広大な土地は、緑の多い土地か人間がひしめき合って暮らしている所にしか住んだことない私にとっては、ちょっと遠すぎる世界。
だだっ広い土地にいながら狭い世界でしか暮らせない閉塞感が、よりいっそう寂しさを募らせる切ない話だ。
ラストで未来へ続くまっすぐな道が、彼らを明るい未来へ導いてくれる事を願わずにはいられなかった。
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この記事へのコメント
由香
この映画は大好きです!!!
年に1度は観たくなる映画で、もう何回も観てるわ~
で、、、スゴイよね!レオの演技は!!!
この演技でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたのよね~レオは。
で、この演技のレオにとことん惚れた私。
この時はジョニーのことは何とも思っていなくて、ひたすらレオの凄さに感動していたのよ~ここだけの話(汗)
お話は淡々としているけど、妙に心に響くんだなぁ~じわりじわりと感動するの。家族の優しさみたいなものに。
また観たくなっちゃったなぁ~♡
q
ってコトで観たんだよなぁ・・・
大人になって皆を支えなくてはと思いつつ
なかなか大人になれない青年
微妙なキャラのジョニー・デップが
等身大で自然な演技だった
--------
「大きいなんていう言葉は、空にとっては小さすぎる」
----------
ラッセ・ハルストレム。
この監督さん、心優しい男を描くのが上手い
アイオワってほんと凄い
リアル「フィールドオブ・ドリームス」
{%顔モジヒヤッ(シェイク)hdeco%}トウモロコシ畑だーっっっっっ
そーそー子供の頃
Iowa State Universityに行きたかった
子供のいない彼が父親役に挑戦した映画
「ニック・オブ・タイム」
ジョニ・デの短髪にスーツの
カタギリーマン役がなともびみょー
にゃむばなな
まぁそれだけレオくんの存在感が凄いってことなんですけど。
しかしこれほどの演技をしていながら、この年のアカデミーでは同じく助演男優賞に『ザ・シークレット・サービス』のジョン・マルコヴィッチがノミネートされたりと激戦だったことを考えれば、本当にレオくんは昔からアカデミーに恵まれていないんですね。
ノルウェーまだ~む
じわりじわりと映画の良さが膨らんでいって、思い出すだけで涙が出てくるよ。
淡々としたかんじが、よけいに広大な土地にポツンと取り残された寂しさを強調しているよね。
レオ見直しちゃった!!
ノルウェーまだ~む
アイオワの大学に行きたかったの?すごいなー
映画は激しくないけど揺れる青年の心情をよくあらわしていたよね。素晴らしかった!
「ニック・オブ・タイム」もまだ見たこと無いわ・・・
よっし、ジョニデ祭りに加えなきゃ!
ノルウェーまだ~む
ジョニデ祭りをしながら、レオくんを褒めるのはなんだけど、本当にレオ君の輝きにジョニーが隠れちゃっている映画よね。
彼の演技力がこの年でこれだけ素晴らしかったんだから、アカデミー賞にいまいっぽ届かないのが、本当に悔しいでしょうね~
ボー
この監督の映画は、あったかいものが多くて、いいです。
本作のレオ、うまいですけど、知的障害って必ず、こういう演技になるのかなあと、あんまりおもしろくない気もしました。
ジョニデの普通の演技のほうが難しいようにも思います。
…って、真っ向からヘソ曲がりで、すみません。素直に書いただけなので…嫌わんといて~。(ヤバイときだけ関西弁)
kira
やっぱり素敵ですよね~。
翳りがあって、甘さもあって
レオの演技も、凄かった♪
悲しみを乗り越えて生きていく人をみつめるラッセ・ハルストレム監督の
優しい眼差しを感じるエンディングも好きでした
ノルウェーまだ~む
このところジョニーの出ている作品は、知的障害の役か知的障害の人とかかわる役ばかりだったので、案外障害のある人のほうが演じやすいのでは・・・と考えていました。
でも、やはりレオは19歳でしたからね☆
素晴らしい演技でしたよ。
ノルウェーまだ~む
どの役者さんも素晴らしいものがありましたね。
そしてラストも、強い衝動や激しい展開なしに、暖かく見守ってくれる優しさが、あとからじわじわと伝わってくる映画でした。
q してアーティチョークは如何に
ヤバイときだけ関西弁←コレ良いなぁ
( ̄一* ̄)キラン使える
パーキンソン病の人々へ自分がお皿にチューリップの絵を描いてセレブオークションに出品して売り上げを寄付したり
「パブリック・エネミー」のエキストラ役をオークションにかけてロバート・F・ケネディ・メモリアル→人権保護団体に寄付したり
他にも「慈善」に向き合うコトが多いじゃない?
きっかけの1つに「ギルバート・・・」の役があるのかもな~って感じるよ
「ギルバート・・・」出演後に俳優を辞めようとまで悩んでいてガラりと変えて「エドウッド」出演
またコレz寸前も何故か良い
やっぱり彼って「俳優」なんだ
個人的に「フェイク」の彼も好き
FBI潜入捜査官と落ち目のギャング
やばいアル・パチーノ様様かジョニ・デ
むっ迷う
ひろちゃん
なぜに、今ひとりジョニー祭りなの?(笑)
しかも・・・
>ん?私が単にボケボケしてただけ? イ、その通り☆
ひとりノリツコミしてるし~(笑)
私は由香さんと逆でジョニー目当てで観たのですが
それまで苦手だったレオが、この作品でその実力を
認めざるを得なくなって、ちょっと好きになりました
もん(笑)
アカデミーノミネートも納得の素晴らしい演技でした!
もちろん、静の演技のジョニーも良かったですよね^^
お母さん役のかたが一般募集で演技が初めてというのも
驚きでした(驚)
切ないお話でしたが、ラストは希望が感じられましたよね。私も、まだ~むと同じ気持でした^^
地味なお話だと思うのですが、じわ~っと感動して
くるんですよね~
原作も良かったですよ(^^)
みすず
いいよね、この映画♪
ジョニーもいいけど、やっぱレオ?
本当にそういう人なのかと思ってしまうぐらいの演技力!
凄いわー(^^)/
>この辺りの葛藤は、あまりギルバートの顔や演技には現れない。
なので、余計にディカプリオが光って見えてしまう。
うん、その通りだね。
ラストは好き!嬉しそうな笑顔がホッとするわ♪
hino
あーー、この作品、懐かしい!!
確かに、私はディカちゃんだけの記憶です。巨体なお母さん、
すごい太ってるね@@ほとんど忘れて思い出せないくらいなのが歯がゆい~。なんかちゃんと観たくなちゃった。
うちの上の娘がね、最近いろいろ観てますけど、いっちばんが「第9地区」だってぇ(^^)v
次がペルシャとタイタン系で、ラブリーボーンとシャッターアイランドが下位でした。
好みって面白いわ~(><)
あたいの最近のいっちばんは「幸せの隠れ場所」で(^^)b
ノルウェーまだ~む
ジョニーの作品は、知的障害を持った人が出るか、自分自身が精神的に弱い立場の人間の役をするものが多かったりするよね。
きっと自分も辛い子供時代を送っていて、12歳までに自傷行為や薬物依存などを体験したからこその選択なんだろうなーと思うの。
人の痛みが分かるから、彼の演技に深みがあるんじゃないかな~♪
ノルウェーまだ~む
なんか、ジョニーにはまぶしい太陽より、物寂しげな秋が似合う気がするの。
地味な映画だけに、ホントあとからじわ~じわ~と良さが甦ってくるよね。
さあ!今日もジョニデ祭りじゃー(外 寒いから~)
ノルウェーまだ~む
ジョニー目当てで見たのに、レオに釘付け!
だけど、そんな静かなジョニーがいたからこそ生きてくる映画だものね。
どちらも若いのに、さすが大スターだわ。
苦手意識にあったレオ君に、好感度どUP!でした。
ノルウェーまだ~む
お嬢さんと、ちと趣味が違っているね。
ファンタジー路線なのだな・・・
「幸せ~」は未見なので、今度見なくちゃ!
さすがスポーツもの好きhinoちゃん。
寒くなってきたので、DVD日和だわ。今朝、虹が見えたよ☆
Hitomi
これは名作ですよね~、苦悩するジョニデも素敵ですがレオくんの名演技は見ものですよね。
あの頃から数年が私の中で彼のピークだったように思います(笑)
あっ今また大人の男になって良くなってきましたけど。
mig
ディカプリオがやっぱり評価されちゃうよねー、
素晴らしかった♪
最後まで気付かなかったまだーむウケる(笑)
きっとジョニーに夢中だったのね
ジョニーさんの好きな映画で挙げる人も多いよね☆
名作だったし、また観直すのもいいねぇ。
時間あったら観たい作品いっぱい。
ロンドンでみた映画もそろそろupしなきゃだけど追いつかないよー
ひらりん
ノルウェーまだ~む
私は実はレオはタイタニックからだったので、どうしても偏見があって・・・でも最近はかなりいい味が出せて、素晴らしいなと思っていたのだけど、実はこんな若いときから素晴らしかったのね・・・と反省しているところです。
悩めるジョニーも素敵!
ノルウェーまだ~む
あの時すでに映画いっぱい見ている状態だったし、全部追っかけUPは大変だねぇ。
この映画、パパンがすごく見たいって言うので、ひとりジョニデ祭りじゃなくて、ふたりでもう一度見ようかな♪
ノルウェーまだ~む
ええっ!ジョニデ祭りしてらしたの?
男の方でもジョニデ祭りなのね~(笑)
っていうか、ひらりんさん男性だったの・・・?(!)
ひらりん
yukarin
この時のジョニーの演技が素晴らしい。←いつもだけど
何度も観たのにblogにはupしてないのでそのうち観ようかなと思います。
あっひらりんさんやはり男性だったか(笑)
ノルウェーまだ~む
内緒にします・・・って、何で!?
ノルウェーまだ~む
パパンもすごく評判良かったらしいから、この映画見たかった・・・と言うので、もう一度パパンと見ようかな☆
ブログUPしたらTBしてね。
わーyukarinさん、なにげに知ってたんだ?ひらりんさん、男性でした。内緒だそうですが(笑)