今年スコットランド旅行のときに訪れたアニック城は、ハリーポッターやエリザベスなど様々な映画で撮影に使われていることで有名なお城。
現在もノーザンバーランド公の末裔、パーシー一家が住んでいるわけだけど、彼らのロンドン別宅がこのサイオンパークハウスなのだ。
別宅にしては広いこのマナーハウス。その豪華さに目を見張るばかりで・・・・
サイオン パーク ハウス 公式サイト写真はサイトから
お客様をアンテルームでお出迎え~~でも住むには確かに落ち着かないよね・・・
地下鉄ディストリクトライン ガナーズベリー駅 237か267番バスBrentlea Gate下車
(キューガーデンの向かい側にあたる)
ハウス&ガーデン 大人9ポンド
あまりにあっさりとした門構えと、建物
まるでレゴブロックを組み立てたような建物は、ジェームス1世よりサイオン領地とサイオンハウスを与えられてからノーザンバーランド伯爵の所有になっている。
やや新しい印象を受けるのは、マメに改築がなされているのではと推測。
受付で聞くと、写真はNG との事。
入り口から見えるところだけ、失礼して・・・・
素晴らしい壁一面の化粧漆喰細工は、ジョゼフ・ローズによるもの。
漆喰細工の下の絵は、だまし絵になっている。
1760年代にロバート・アダムによってデザインされた室内装飾は見事!
以前、訪れたオスタリーハウスと同様、ロバート・アダムの装飾は優雅でいて上品。
特にこのホールのように色味を押さえていて、且つ瀟洒なデザインは、彼の得意とするところ。
撮影はダメだけど、サイトから写真がダウンロードできる。
グレートホール
入ってすぐのところにあるグレートホールは、1820年に新しくされたもの。
どの部屋とも床の高さが違うので、階段を創って彫像を飾ることによって違和感を克服している。
女性のためのレッドドローイングルーム
ジブリアーニによって天井に描かれた239個の円形の絵は、とっても細かく繊細。
ここまで天井に力を入れているマナーハウスは今まで見たことないわ・・・・・
ロングギャラリーは、壁に逆さに映る丸い鏡があったりと、お客様をもてなすための遊び心がいっぱい。
窓と反対側の壁には、ずらりと本棚が。
ノーザンバーランド公の結婚式の写真に、出席したエリザベス女王のお母さんが写っていたり、現在のエリザベス女王がこの館を訪れたときの写真なども飾ってある。
庭に近い壁には、偽の本棚が隠し扉となっていて、嫌いな客が来たときは、ここから庭に逃げ出したのだとか。
ココは写真の通り、かなりくすんでいる。
きっとロウソクの噴煙のせいでは?と思われる。
先代のノーザンバーランド公が、壁を上から淡いピンクとブルーで塗った箇所があるのだが、本来の色ではないということで、今は汚れを落とす作業中だそう。
復元されれば、オスタリーハウスのように、ロバート・アダムらしいパステルピンク&ブルーの可愛い部屋が復活することでしょう。
プリンセス ヴィクトリア ベットルーム
ノーザンバーランド公は、ヴィクトリア女王の子供の頃の教育係だったらしい。
この部屋は、プリンセス ヴィクトリアが幼少の頃、このサイオンハウスで過ごした部屋なのだそうだ。
キュートだけど、意外に狭い。
廊下の壁には女王戴冠式の時の様子が描かれた絵が掛けてあるのだが、女王より高い位置にノーザンバーランドらしき人物が描かれていて、彼の力がかなりあったことが伺える。
広大なガーデンの入り口。
門の脇にはワイン貯蔵庫があるけど、中に入るのは何となく勇気が要りそう・・・
とても大きな温室は、コベントガーデンのショッピングエリアと同じ人の設計
チケットを買わなくても入れるエリアに、大きなガーデン用品用のショップがある。
その隣には、可愛いキャスなどの小物を集めたショップもあって、ココをのぞくだけでも楽しい♪
今はクリスマス用品が美しくデコレーションされている。
アニック城ではハリポタ関係イベントなどを常時企画し、サイオンハウスではガーデン用品他を販売。
ノーザンバーランド公の財産は、尽きることが無いのでしょう・・・・・・
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この記事へのコメント
q
エントランスが?!これ?!
ロバート・アダムのデザインってウェッジウッドのジャスパーウェアと似てるよね。色のバランスも良いし
KenwoodHouseに行った人がいて
写真を観た時も
やっぱりね♪って思ったし
いえ・・・
Great Conservatoryが凄い
ケイパビリティ・ブラウンが造園したの?
むふふふふ
ショップ販売を冷やかすだけでも
楽しそうだわ
( ̄一* ̄)キラン
ノルウェーまだ~む
ケンウッドハウスは図書室だけがロバート・アダムのデザインだったんだけど、こちらは全体的に統一されていて、素敵なのよ。
更にオステリーハウスのほうが、よりウエッジウッドのジャスパーウエアぽくて、淡い色合いが上品さを演出しているの。
マナーハウスってお客様をおもてなしするための家らしいから、エントランスでいかに度肝を抜くか・・・っていうかんじなのかな?(笑)
xtc4241
(いま日本時間11月4日9:40分ごろです)
きのう、野球の日本シリーズがあって夜の11:00までやってました。途中でやめられなくなって、見ちゃったのです。
だから、今日は朝寝坊。5:30頃起きちゃったのです。
それで、こんな時間にコメントしてます。
まだ~むさんは冬時間?には、もう慣れましたか(笑)
>今年スコットランド旅行のときに訪れたアニック城は、ハリーポッターやエリザベスなど様々な映画で撮影に使われていることで有名なお城。
現在もノーザンバーランド公の末裔、パーシー一家が住んでいるわけだけど、彼らのロンドン別宅がこのサイオンパークハウスなのだ。
イギリスは階級社会とは聞いていますが、
これほどの貴族的邸宅がいまでもあるなんて、
ちょっと、複雑な気分もあります。
庶民に対しては財政再建策を打ち出している。
こんな夢のような別宅をもってるひともいる。
でも、こういうお城とか、庭園とかがなければ、歴史的な
映画は作れなかったでしょう。
それにアートとは、日常を超えるものであるような気もしますからね。
それにしても、このスケールはすごいですね!
みすず
またまた豪華なお城♪
外はほんとそうでもないのに、内装が凄い!
>エントランスでいかに度肝を抜くか
なるほど^^これは度肝を抜くわね!
外がシンプルなのにこれ?って声を上げそう。
別宅かぁ・・・そういう暮らししてみたい(^m^)
ブドウが美味しそうに実ってるけど、食べられるのかしら・・・ワイン用だったりするのかな?
トランペットの花、昔うちにもあった~♪(義母から頂いてすぐ枯らしてしまってそれ以来何もくれなくなった^^;)
mig
今頃はアウシュビッツね!楽しんでるだろうね~行ってみたい!
レポがすごい楽しみよ~♪
彩花ちゃんの写真もよろしくねー
>撮影はダメだけど、サイトから写真がダウンロードできる。
笑えた
そうそう、キャスのエコバッグゆきえちゃんへのあのブルーの、すごく喜んでくれたわ♪日本じゃ買えないものね。
良かった♪
そのぶどうすごい!たべたーい。本物?!
PS 「リミット」観て来たよ♪
近日追記で書くね。後半の指切ったシーン、やっぱり寝てた(笑)とセリフやっぱり難しかったわ~
hino
洗練されているわ~。
ドラゴンの燭台(照明?)とか床が、かなりツボ。
ブルー系のバック、とっても気に入り使ってます
migちゃんが、映画で寝たとはねえ、かなり嬉しいです(^^)
マリー
お客さまを出迎えるエントランス・・・ここってお出迎えだけの為?
ここでもう十分ですわ~。ゆっくりお茶できちゃう~~~
庭へ逃げられる偽本棚?どんだけ嫌な人と会わなきゃいけなかったか~同情しちゃいます(笑)
温室もステキだね~~~。
庭師でいいから住みたいです(植物枯らす名人ですが・・・爆)
ノルウェーまだ~む
わお!夜11時まで野球見てると朝寝坊になっちゃうのですね!?カワユス☆
まあ、3時や4時に起きていらっしゃるのだから仕方ないですよね。
そんなに早起きでトレーニングなさっているの?すごいなぁ~
私は深夜1時まで起きているので、6時おきでも眠いですわ。
でも今日アウシュビッツのあるポーランドから帰国したので、もう寝ます・・・(フラフラ~)
お金持ちの邸宅は、これからまだまだ凄いお宅をUPするのでお楽しみに。
って、楽しくないか・・・
ノルウェーまだ~む
義母さんからいただいたお花を枯らしたら、マズイよね~☆
私も植木キラーだから、まず庭園とか温室とか、ダメだわ・・・虫がいたりするでしょ?居ないと実がならないけどね。
ブドウはワインになるほどはなかったよ。鑑賞用みたいだったわ。
ノルウェーまだ~む
エコバックよかったね!次のお土産どうしましょ!?
ブドウは本物だよ~食べるかどうかは分からないなぁ
「リミット」ちゃんと観たら結構面白いでしょ?
指切ったんだからぁ!
ノルウェーまだ~む
映画は寝ないで観ましょう♪っていうか、疲れているときは禁物だよん。
このお屋敷はかなり洗練されたデザインだったわ。
でもhinoちゃんは、もっとフランスちっくなモダンなデザインが好きだもんね。
ノルウェーまだ~む
植木キラーは私だけじゃなかったね。
今度、「植木キラー同盟」を作ろう♪
庭師になったら即、クビだから、せめて掃除とか?