そんなわけで、期待度が大きすぎたのかもしれない。
この2本は基本的に1本の話・・・・・ということで続けて見たのだけど、うーん、これなら長くてもいいから1本にまとめてほしかったなぁ。
＜ストーリー＞
毒蛇暗殺団で殺し屋をやっていたザ・ブライド（ユマ・サーマン）は、ボスのビル（ディヴィット・キャラダイン）の子供を身ごもってから、死に対して恐怖心を抱くようになり、ひっそりと暮らした町で出会った男性と結婚式をあげようとしていた。
しかし突然現れたビルに一族もろとも皆殺しにされ、自らも瀕死の重傷を負ったザ･ブライドは復讐の旅に出た。
復讐すべき相手は残り3人。
ビルの弟バド（マイケル・マドセン）は、トレーラーハウスで暮らしていたが、逆襲にあい土中に埋められてしまう。
エル・ドライバー（ダリル・ハンナ）の裏切りで、バドは毒蛇にかまれて死ぬが、なんとか土中から生還した彼女は、狭いトレーラーハウスで死闘の末、エルも倒し、宿敵ビルのもとへ向かうのだが・・・・
「キル・ビル」１では何ゆえこんな酷い目に？と疑問だった部分を、冒頭から教えてくれる。
ザ・ブライドを愛しているがゆえ～って、とんだ焼きもち焼き☆
二人の切ないギリギリのやり取りが、何ともいえない。
顔はなんだかオトボケなんだけど、本当に木の板を割っていて意外にすごい。
口が悪くて、欧米人には頭にくるようだけど、よく考えたらアジアの師匠って、みんなこんなかんじだよね。
褒めて育てる西欧、厳しくして這い上がらせるアジア。
お互い腹の探りあい。
暗殺者なんて、なるもんじゃないね～（普通ならないけど）
女同士の戦いは凄まじい！
刀が抜けなくて笑っちゃうけど、その緊張感に圧倒もされる。
ビルをめぐっての愛憎劇も、戦いに拍車をかける・・・・・そんなに魅力的？ビルって。
もう少しダンディーをイメージしたかったんだけど、とんだおじいさん。
ボスとしての威厳はあっても、とても愛人になりたいとは思えないんだけど・・・・
冒頭の結婚式のところや、マヨネーズを塗ってサンドイッチを作るシーンも、会話がダラダラと続いて、ちょっと寝そうになっちゃった。
「キルビル」パート１と違うテイストは、あえてなのだとは思うけど、あの切れのいい音楽も、テンポのいい場面展開もなしで、いささか半分に切ったもののVol.２の尺を埋めるために、長回ししたとしか思えない。
今までに無いアイデアは、さすがタランティーノ。
かつて座ったままチャンバラをした映画があったろうか？
お互いとても愛していたと、判ってもこのラスト。
これが暗殺者の哀しき運命なのね。
最後まで頬骨の出たユマ･サーマンが、美人にはどうしても見えなかった私だけど、男前＋母として女性としての女の魅力も兼ね備えた彼女は、とても凛々しく魅力的ではあった。
この記事へのコメント
Mig
半分コメディアクションだからね☆
私は２も大好き♪もともと一本で撮ったのが切れないから二つに分けたから前後編じゃなく二つで一つの映画なの♪(^w^)
ところで今私 まさにお芝居をいまから観るとこ
最初にコメントしたかったから良かった(笑)
ノルウェーまだ～む
ダメなことなかったよ☆１ほどの感動がなかったの。
何しろ１が衝撃的に良かったからねぇ～
お芝居は「ムサシ」かな？
ロンドン公演も良かったよ☆
にゃむばなな
でもこの映画にもちゃっかりサミュエル・Ｌ・ジャクソンが出演してくれていたのは嬉しかったです。
ノルウェーまだ～む
バド戦、あっけなかったですねー
初めはザ ブライドを埋めちゃったりと、さすがプロの殺し屋はすごい！と思ったので、ちょっと拍子抜けしたかんじもありました。
ともや
「１」の東京でのバトルは凄かったもんね～。
まぁ、でもこの作品は「１」がどうこう「２」がどうこうじゃなく、全部が好き♪
最近こういうテイストの作品って少ないからね～。
「３」はあの子役が大きくなるまで撮らないって言ってるし…（本当か？ww）
ノルウェーまだ～む
1の時、これは続編になっちゃうよーと思ったとおり、３の予定があるのですね。
あの子供がおっきくなったらユマがおばちゃんになっちゃうけど、いいのかな？