サブカルチャーもの大好きねえねに誘われて、はじめてアングラ劇場(死語?)へ行ってきたyo☆
血のり・ミミズ・蛇が飛び散る舞台は、原作のエログロ世界を充分に出していて・・・・
ねえねのお気に入りスポット 人形ギャラリー「マリアの心臓」でも展示のある丸尾末広。
彼の漫画『少女椿』を題材にした演劇だというから、おのずと期待度も高まってしまう☆
丸尾末広とはレトロなタッチと、(主に性的に)過激な描写、夢野久作や江戸川乱歩などの影響が色濃い幻想的、怪奇的な作風が魅力の漫画家。(ウィキより)
『少女椿』漫画 丸尾末広作
実は「マリアの心臓」でサイン会があったときに、ねえねが入手したリトグラフまで家にある。
彼の描いたポスターは、昭和レトロ大好きなねえねの好みにぴったりなのだ。
江戸川乱歩作 『芋虫』を漫画にした作品は、寺島しのぶ主演の映画『キャタピラー』より完成度が高いと私は思っている。
この漫画をいったいどのように舞台にしたのか??
何しろトンでもない展開になっていく物語だけに、その表現方法はかなり気になるところだ。
演じるのは『虚飾集団廻天百眼』という劇団。公式サイトはこちら
場所は阿佐ヶ谷にあるラピュタ阿佐ヶ谷の芝居小屋ザムザ。
129人収容できる芝居小屋が地下にある。
このラピュタとう建物が、なかなか趣があって良いのだっ☆
3・4階にあるという『山猫軒』というレストランは、残念ながら満席(多分予約でいっぱい)で入れなかったので、いつか行ってみたいな~♪
さて問題の舞台である。
多分、129人のMAXを越えた収容人数で、実は花道だったはずのところを埋め尽くした観客たち。
案外女性の観客が多かったのに、ちょっとビックリ。
私たちは最前列のスピーカーの前で、ちっさくなってしかも血しぶきが飛んでも大丈夫なように配られたビニール袋を被っての観劇。
少女椿公演ポスター
すごい!すごいよー☆
正直ここまでやるとは思わなかった。
カナブンもぴったりだし、包帯男もかなり完璧!
まさかの主役のみどりちゃんにいたっては、デロデロしたものを食らうわ、吐き出すわ、
蛇はホンモノだわ、蛇だけでなくミミズまで舞台中にばら撒かれ・・・・両腕の無い包帯男が、足でミミズを拾っていたりして、ちょっと笑える~☆
ただ・・・・・・
血しぶきはともかく、中央花道で繰り広げられる芝居がちょっと見難かったり、花道に座ったために、演者に踏まれそうになったのも、まあいい。
フィナーレで男優さんが舞台からパパンの上に落っこちてきたのもまあいいや。
あれだけの舞台、捨て身の演技の女優さんたち。
なのに何故か後半がいきなりビジュアル系バンドのパフォーマンス的なものが延々と続き、過去の舞台を次々と登場させる内輪ネタは、初めての観客には全く響いてこない。
ラピュタの前にて 少女椿の主役のみどりちゃんになりきっているねえね
<ストーリー>
貧乏で病気の母を亡くしたみどりちゃんは、親切なおじさんの口車に乗せられ、見世物小屋へ売られてしまう。
そこには、両手が無く包帯を巻いた男、刀を飲み込む芸をする片目の大男、蛇のたらい二入浴する女、両性具有の少年などが働いていた。
そこで豚の内臓を食らう少女を演じさせられていたみどりちゃんだったが、小人のワンダーがやってきてから、小屋は客も大入りで大繁盛。
ワンダーの助手として活躍、結婚することを夢見ていたが、彼の恐ろしい一面を見てしまい・・・・
あまり演劇も知らない私が、おこがましいけど、女優さんに比べて男優の層が浅いのが、とっても気になる。
みんなイケメンで、ガリマッチョのいい体をしているのは確かなんだけど、アングラ劇団って、もっとアクの強い色々なタイプの役者さんがいるものだとばかり思っていたわ。
こんなことも後半のパフォーマンス?ダンス?がなかったら、全く感じなかったのに・・・・
舞台の完成度が高かっただけに、本当に残念なのである。
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この記事へのコメント
mig
これ昨日役者の方の全員集合の写真、たまたまツイッターでみたんだけど、皆そっくりだね!私も丸尾さんのこのアニメになってる映画マリアで上映のときに観たんだ。
ねえね、といえば水玉。さくらちゃんの衣装も似合うだろうね♪
時間足りなくて全然記事かけないー
ステイフレンズどうだった?
ノルウェーまだ~む
アニメはかなりいいかんじだったと思うけど、役者さんたちは本当にどの人も見分けがつかなくて(主役の子は印象的)ちっとねぇ~
残念ながら後半は文化祭かと思っちゃった。
みすず
舞台面白そう~^^観たい観たい!!
あ、でも、後半が残念だったのかー(ーー;)
初めて参加の人も楽しめるように構成して欲しいよね~^^
丸尾さんって人も漫画も知らなかったから検索したら、結構グロそうな感じだね^^;
ねぇねちゃん、可愛い~♪
ワンピース、凄く似合ってる
ノルウェーまだ~む
そうなの、丸尾さんはかなり独特なエログロ世界なので、受け付けない人もいるかも☆
「芋虫」は特にすごいんだけど、切なさもちゃんとあって、情緒があるんだよ~
ねえねのワンピは水玉なのよ♪
hino
どうせ人生見世物よ って題名が面白い!!
へーこんな建物があったんだねー。
血しぶきがかかるっていうのも聞いたことない感覚!!
間違ってビニールの隙間からぽちっとでも赤い色が服につかないようになっているのかな。
消えるインクって前あったけど。
赤い靴と水玉ワンピのねえね、雰囲気いいね!!
かわいい。
ノルウェーまだ~む
血のりは洗って落ちるのかわからないけど、ビニールは足りなかったらごめんねーくらいのかんじだったよ。
後で見たら、ビニールに血のり飛んでた!
洋服はなんとか大丈夫だったわ。
ねえね、ネコ娘みたいだなー
q あの・・・実は荻窪人してたのだす。
うっわー
ねぇねっ イケてるっっっ
(//∇//)❤(//∇//)❤しゅてきっ
似合う!ポートレートしたら良い
画像を組み合わせてパラパラ作ったり
加工してブログタグとかイケる♪
エロ・グロで舞台。楽しいだろうな~
以前。歌舞伎で江戸川乱歩の初歌舞伎の作品を観たのね。それが「エログロ」まんまのムード
浮世絵も文楽も実は「エログロ」だし!
ゴスロリもある意味エロチシズムだもん
ノルウェーまだ~む
コメお返し遅くなりました(汗)
ねえねのパラパラ?どんな風にするのー??
わぁ、是非qちゃんに作って欲しいわ。
ブログタグ??どうやってするのぉー?