株主優待券があったので、期限が切れる前に・・・
「無理して観なくてもいいんじゃ?」って、ねえねに言われたけど、確かにその通りだったわ
「ハード・ロマンチッカー」 公式サイト
劇場で女性は私ひとりだったし・・・・・
道理でチケット売り場で「この作品は暴力シーンが多いですが大丈夫ですか?」と聞かれたわけね。
<ストーリー>
一匹狼のグー(松田翔太)は、刑事の藤田(渡辺篤郎)から後輩の辰(永山絢斗)が腹いせに殴り殺したキム・チョンギの祖母の事件を疑われていた。
在日のグループからは敵討ちとして、適当に名乗った本当の金子からは、人違いでボコられたのを恨まれて~~~下関の街中に敵をつくるグーだった。
バイト先の紹介で小倉のキャバレーで働いている間に、慕っていた細野組の庄司(真木蔵人)が殺され・・・・・
自分と庄司以外は、回り全部敵・・・
一触即発な喫茶店。
いやー、下関ってこんなに恐ろしいところなの?
万が一にもこのような喫茶店に出くわさないことを祈るばかりだわ。
松田翔太がとにかくスリムでカッコイイ
暴力にまみれて生きている割に、ちゃんとバイトしてるっていうのが面白い。
1匹狼はカッコイイし松田翔太もカッコイイけど、顔が甘いので一匹狼には似合わないと思うな。
そういえば、一度体験した映画「イキガミ」エキストラで、すぐ1mのところに翔太くんがいて、息子にポケットのチロルチョコをくれたんだけど、本当に顔がちっさかった~~☆
唯一お気に入りのシーン
いつもなら、相当迫力ある悪者を演じる中村獅童。今回は穏やかに・・・・
「覚せい剤扱っているんスカ?」
「ぼくは、そんなのやってないよ☆」
しつこく聞いても何食わぬ顔でさらりと返事するところが、本当の意味で怖いわ
事故死した女の子 誰? そして事故なのに裸で死んでいるのが、訳わかんない
恋愛物とスポコン物の映画が苦手だけど、一番きらいなのはヤクザ映画。
最近めっきり減ってきたけど、それに変わって暴力ものが増えてきたよね。
暴力をどのように見せるか?それによって、映画の質が変わってくるし、暴力の奥に潜む闇を描いているなら、問題なし。
というより、まさにそれこそ映画の真髄と思う。
でも、ことヤクザ映画って違うよね?
殴りたきゃ殴ってもいいよ。
憤懣やるかたない気持ちを何かの形で表わしたいならそれもいい。
だけど、暴力とレイプがいつもセットなのは、私が女だからかもしれないけど、どうしても解せない。
そしてヤクザ映画というと、レイプじゃなくとも、女性を物のように扱うシーンが多いのが、何とも胸クソ悪いのだ。(なら観るなー・笑)
そんなヤツが自分の純愛を傷つけられて、仕返しに犯すなんて、言語道断。
一匹狼の美学はどこにいったの?
本当に強い男は殴ったりしない。
ましてや女の子を殴るやつは、もう男じゃないyo
根底にはパッチギ
「どうせオレらは、この国に居ても何処にいても、居場所がねえんだ。」
パッチギとして描きたかった?
在日と日本人はグループがいっぱい出てきすぎて、混乱しちゃうし
暴力の中の純愛を描きたかったなら、病院でナイフを振りかざす「姐さん」がどういうつもりで刺したのか、もっと表情を見せて欲しかったし。
結局、孤高の一匹狼なオレってかっこよくね?ってこと、グ監督?
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この記事へのコメント
KLY
私はグーの孤高ななところに魅力を感じてしまったのだけれど、それはきっと本当にこんな現実を突きつけられている人がいるんだろうなと思ったから。ただ人格的にはカスだよね。弁解の余地無くクズだと思うし。
こういう映画を観るたびに思うことが。例えば私たちのようにある程度の年齢に達していれば、 あくまでも映画の世界として、表現としての好き嫌いで見られるけど、若い世代だと本気でこんな人間に憧れてしまう可能性があるんじゃないかって。それだけが心配かな。
ノルウェーまだ~む
クズはクズでいいし、クズとしてしか生きられない現実もあるでしょうけど、売られた喧嘩は買わないと!でも、カツアゲやレイプはする必要ないよね。
クズであることをどこかで苦悩しているなら、クズもまたカッコイイけど、自分に酔っているクズは最低だと思うわ。
KLYさんの心配しているの、的中でしょうね。
「オレ、卒業したら組に入れてももらうんや♪」って、そういう憧れがあるんだなーと、ちょっと悲しくなりました。
みすず
松田翔太出てるし、ちょっと気になったけどこれはパスかなー^^;
まだ~むさんの記事で観た気になっておこう(^m^)
わたしも暴力もの苦手ー><。
やくざものも嫌いだったわ。
ノルウェーまだ~む
ま、女性向じゃないよね。
でも世の男性が、一匹狼の美学をこんな形で取り違えているのだとしたら、かなり問題だわっ!
ラストでついに後輩にも愛想をつかされるんだけど、ここまで貫くなら、本当に強い男になるか、実は弱い俺として描いて欲しかったなぁ。