ねえねに横で解説してもらいながらの鑑賞。
エヴァについて二人で語り合う時間は、私たちにとって有意義で貴重でもあり、また辛い作業でもあった。
「新世紀エヴァンゲリオン」テレビ版全26話

今まで単純だったロボットアニメの対象年齢をぐっと上げて、今も尚、絶大な人気を誇っているのは、ひとえに難解であり、その解釈を人々が深く追求し続けているところにあるんじゃないかな。
特に放送当時物議をかもしたラストの2話は、ロボットアニメとしてのストーリーの結末を無視した、精神世界のみで構成され、メタファーとして厚いATフィールドで覆われていた内面世界が一気に表面化し、案外テーマは『内向的なガラスの心を持つ全ての人への応援歌』だったと気付かされる。
リメイク版第25・26話『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』

物議をかもしすぎて大変なことになってしまったラスト2話を、完全リメイクした劇場版。
テレビ版のラストを見て感じた事が、実は間違いだったのでは?と不安になる。
ラストに流れる音楽「甘き死よ、来たれ」は、実に素敵なメロディーなのだけど、作者の庵野秀明氏が原案の歌詞を書き、それを英訳してメロディーをつけたこの歌の、歌詞を知らずに見た印象と、歌詞(しかも原案)を知って見るのとでは大きく印象が違ってくる。
何よりもハンパ無い鬱まっしぐらの歌詞を見たら、一般的解釈のアンチテーゼではないかと思えてくる。
精神的な健康に自信の無い人は、注意すべき作品。
更なる深淵に引きずり込まれるか、再生するかは本人しだい?
「エヴァンゲリヲン 新劇場版・序」

前編にあたる序は、おおむねテレビ版の総集編的役割で、初めてここから入った人にも判りやすく出来ている。
公開当時劇場で観て、今回再度「序」2回目と「破」を見たけど、やっぱりいつものように戦いのシーンで気を失っていた。
早い動きの戦闘シーンとなぜか闘いには似つかわしくない心地よい音楽が、確実な眠りを誘うのだ。
でもその後テレビ版26話を見たので、次見るときがあったらきっと寝ないで見られると思う。
「エヴァンゲリヲン 新劇場版・破」

この辺りからテレビ版とは違うストーリーになっていく。
新しいキャラクターも出現。
やや学園アニメ色が強くなってる?
ツンデレに終始して終わったテレビ版と違って、切なさ倍増のアスカのシーンは涙を誘う。
各キャラクターの魅力が、より一層増したように感じた。
さて、時は熟した!
そろそろ劇場も落ち着いてきたかな?
いよいよ「エヴァンゲリヲン 新劇場版・Q」を観に行こう~~☆
この記事へのコメント
hino
ダークさを感じてみたいぞよぞよ。
これほど人気なのは日本人って精神的に複雑で高いひといっぱいいるってこと?!
この前ツタ○の漫画5巻無料クーポンあたったので、借りようとしたら貸し出し中だった。これからまた行ってみます。
うちの上の子、クリスマスプレはワンピース。っていうから洋服?と思ったら、漫画だって。精神年齢低いちゃう。熱烈に勧められても食指が動かず。
レミゼラブルの曲、TV予告で聴けたよ!!あれでしたかー。くるねー。一時はまって聴いてた曲でした。
蝶の舌の曲もいいんだよう。まだーむ観たっけ?
ノルウェーまだ~む
「蝶の舌」見てないのだー
今度チェックしてみるね。
「ワンピース」好きだと「エヴァ」とは対極にあるね。げんきいっぱーい!熱き友情と勇気の物語だものね。
「エヴァ」はうつうつうつうつ・・・としているから、合わない人はダメだと思うわ。
特に下のお嬢さんに見せるとしたら気をつけて~~
これは誰もが深層心理の奥深くに固い箱に入れて、入れたことを忘れようと見てみぬふりをしているものを、引っ張り出して蓋を開けただけじゃなくて、先のとがったものでうりうりうりと突く様な話だから、見るのに覚悟が必要だよ~
漫画だと最初はそれほど話は進展ないらしい。私もこれから読むよ~
rose_chocolat
ここでエヴァの下地があった訳ですね。
やっぱり全部見てないとわかんないよね。
昨日帰宅して子どもたちに「えう”ぁ屋があった」って話したら、「マグカップ欲しかったな」と言われた(笑)
ノルウェーまだ~む
そうなんです~
箱根に行く前になんとしてもQまで観なくては!と思って(爆)
「えう”ぁ屋」は原宿店もあって、rose_chocolatさんはどっちに行くのが近いのか判らないけど、そこにもマグカップあるよ。
実は歩いて行けるのに、そっちはまだ行った事ないので、今度チェックしてみます☆