いえいえ、それが出来るんです~~くぅ~~~っ!!
まさかの奇想天外な展開に、思わず会場一体感でクラッカーを鳴らしたり、イエィ~~イ!と声援を飛ばしたり。
下コメのラストを飾る特別招待作品は、インド映画の「マッキー」をマサラ方式で。
「マッキー」公式サイト(10月26日公開)
あまりの激しい台風で危ぶまれた、上野不忍池 水上野外音楽堂での下コメのラストを飾る映画ジャパンプレミア。
雨は気持ちよくあがり、美しい夕焼けと涼やかな風に、画面の前を飛び交うコウモリと、目の前をチラチラする小虫で、まさにインドの風を感じる4D映画となった。(2Dだけど)
会場では自由に鳴らせるクラッカー



上野不忍池はハスがみっしり(左上)池なの?何なの?
映画のラストでは、ハエに扮したダンサーズが一緒にハエダンス!(右上)
会場のみんなも最初に練習しておいたけど、やや難易度が高くてついていけませぬことよ・・・
向かいに住むビンドゥ(サマンサ・ルス・プラブ)に2年越しの片思いのお調子者の貧乏青年ジェニ(ナーニ)
お調子者で貧乏でって、いいとこ無しじゃん!(笑)
実際、そのお調子者加減が鼻について、ここまで美人のビンドゥがジャニにぞっこんになる理由がわからん~
<ストーリー>
どんなに冷たくされてもただひたすらに心を寄せる、お調子者だけど誠実なジャニに、実は次第に惹かれていたビンドゥは、小さな装飾品をつくるマイクロ・アーティストのかたわら、恵まれない子供へのNGO慈善団体の活動もしていた。
活動の一環として寄付をつのるために訪れた建設会社社長のスディープ(スディープ)は、そんなヒンドゥをひと目で気に入るが、ジャニを見つめるヒンドゥが自分になびかないのに腹を立て、ジャニを殺してしまう。
死んだジャニはハエに生まれ変わり、スディープに復讐を誓うのだが・・・・
若きやり手社長のスディープは、「オレには落とせない女はいない」のが自慢
イケメンと美人の定義が一定の方向しかないのか?主人公ジャニと、悪党スディープが似ていて見分けが付にくい・・・・(汗)
ジャニはお人よしそうだし、確かにスディープは目つきが悪いけど、インド人の方々はみなさん目つきが・・・・コホン
もう少し違うベクトルのイケメンを用意してほしかったな。
ビンドゥは本当に美人♪
そりゃ、スディープやジャニじゃなくとも一目惚れするよねぇ~
気立てもいいし、美人さん。
気のせいか、年々インド映画のヒロインの質も良くなっている(昨年の映画「ロボット」のヒロインは元ミスインドだけど、学生をやるには年いってたし・・・)
わりとあっけなく殺されてしまうジャニくんは、輪廻転生してなんと!ハエに生まれ変わったーっ!!ジャーン!!
と、ここで観客一堂、一斉にクラッカー

ちなみにマッキーは愛称ではなくて、ハエのことをそう言うみたい。劇中でも「マッキーがマッキーが・・・」と。
何故かハエを殺すのも人を殺すのも、靴をわざわざ脱ぐスディープ。
どっちかというと、靴を履いておきたいよねぇ。
そして首を足で絞められて(?)死んだのに、交通事故に見せかけて道路へ放置されても、事故死扱いは、さすがインド警察。
いいのいいの~インド映画は細かいことは何でもいいの~♪
小さい力ながらもマッキーの執念深い復讐に、恐れをなしたスディープも殺虫剤で応戦
いったいハエなんぞがどうやって人間に復讐を?
と思ったら、ほほう・・・・そんな手もあったのね☆
少しずつ復讐を遂げていくうちに、うっとおしいハエも段々可愛く見えてくるから不思議。
そう簡単にはヤラレないぞー
二転三転の展開にハラハラ☆
さまざまな危機を乗り越えて~~
死んだ後なんらかの生き物に生まれ変わる輪廻転生の思想がある、仏教の思想やヒンドゥー教の教えを信じる人たちなら、素直に楽しめちゃう!
だけど、キリスト教の国の方たちはどう思うのかな?
主人公ハエなのに泣けちゃうぅ~~
しっかり泣けるシーンもあり、インドならではの踊るシーンもあり・・・・というより、ハエ踊り以外は歌うシーンかな。
あまりしっくりこない歌詞の歌より、踊りだけで表現するほうが、インド映画らしくてよかったかも。
ただその分、2時間05分という丁度いい長さで内心ホッ。ふつう3時間あるもんねぇ・・・
お馴染みインドのスター『ラジニ・カーント』もちょっぴり登場。
奇想天外さでは「ロボット」にもひけを取らないなかなかの映画。
インド映画としてでなく、アクションムービーとして観よう☆
この記事へのコメント
みすず
ハエかぁ・・・わたし、ハエってだめなんだよねぇ。
ザ・フライも気持ち悪かったけど(この映画は感動物なのね!)、子供の頃にハエで怖い思いしたから、だめなのー><。
だから、まだ~むさんの記事読んで、見た気になっておくわ^^;
ノルウェーまだ~む
ハエで怖い思い??!
もしや復讐されていたとか・・・・?(爆)
苦手な虫ってあるよねぇ。私はクモが大の苦手。
ねえねはゴキブリ平気なのにアリさんダメなの~
マリー
でも外で観たら、マジ4Dだよね~(笑)
小さな存在でも志が大きければ、目的は果たせるのかな?
みんなで盛り上がり応援しながら観る映画も楽しそう!
ノルウェーまだ~む
これねー意外に面白かったのよ~
私も虫、とくにハエなんてキライなんだけど、だんだんと可愛く見えてきて、最後は応援したくなっちゃうの☆
おすすめよ~
rose_chocolat
気になったんでチケット取ろうか迷ったんだけど、虫系なので辞めてしまいました。2時間のボリウッドなんだ。どうかなあ・・・。
ノルウェーまだ~む
いやいや、虫系っていう話でもないんですよー
最後はかわいく見えてくるし♪
2時間のボリウッドはちょうどいいかんじでした☆
えい
周りで「笑いながら泣いた」という声が多く聞かれました。
そこに、この映画の軸が読みとれた気がします。
とても愛らしい映画でした。
ノルウェーまだ~む
はいはい!私も笑いながら泣きましたよー
ハエで泣けるって、凄いですよね☆
本当に、ハエなのに愛らしい映画でした。
hino
場所といいとても楽しい企画の映画祭だったんだねー。
ハエはインドの国民的虫だから、これをネタにとは面白い!!
インド行ったときは、ホテルなんかにはほとんど虫系はいないけど、駅のホーム!大きめのハエと、大きめのネズミがいっぱいいた。
最初払うけど、別にくっついてても平気みたいな(^◇^;)
笑い泣きできるなんていいなー!見てみたい
ハスの池、歩けそうなほどだね!
ノルウェーまだ~む
一緒に行けなくて残念だったよーぉう。
ほんと、hinoちゃん好みだったよ?
ハエはこの映画を見たら、次から多少たかっても平気になれそう(笑)
次は今度こそシャールク・カーンの映画あるみたいだから、楽しみだねー
kira
あはは~4D~!
凄い環境で、珍しい体験だったのでは(笑)
しかし、、現在のマンションに移ってからは、ゴキはおろかハエも見たことがないくらいの環境なので、ハエってあんなビジュアルだったの~?みたいな(笑)
相当可愛かったですよね♪
ずっと見えない敵を相手に演技の、あの悪役の方に主演男優賞をあげたいくらいでした!
ノルウェーまだ~む
本当にそうですね~
デフォルメされているとはいえ、ハエってこうだっけ?って私も思いました!
ほぼ、悪役も恋人も一人芝居が多くて、きっとタイヘンだったでしょうね(笑)
はるみん
笑えるし泣けるし、ノリノリにならるし。
こんな映画好きです!
ノルウェーまだ~む
えー?ハエぇ~?って思っていたのが、だんだんと愛らしく見えてくるから不思議ですよね。
私もこんな映画好きです!
rose_chocolat
そこで観とけばよかったなー。
いい作品でしたね。
ノルウェーまだ~む
そうなんですー不忍池野外公会堂で、とーっても気持ちよかったですよ。
濃ゆすぎなくて、ちょうどいい恋愛ものが爽やかでしたね。
SGA屋伍一
そういえば『ロボット』のヒロインも美人だったけどロボットの心を踏みにじるひどい人だったなあ。ますます「美人=性格悪い」という思い込みを強めるわたしでした(まだ言ってる)
でもいくら性格が悪いからといって、恋人がずっとハエのままというのはかわいそう。この先二人…というか一人と一匹はうまくやっていけるのでしょうか(微妙)
ノルウェーまだ~む
確かに恋人がハエという一生もどうなんでしょうねぇ。
ただ、寿命的にはハエさんは長くなさそうで、その次の転生に期待するしかないのかも。
美人=性格悪い、ちょっと解る気もします。
美男=性格悪いと私もずーっと思っていましたから(爆)
でも勿論それは人によるけど、少なくとも私の周辺の俳優並みに顔のいい男性で性格のいい人は皆無です・・・