夏だもの、ホラーといきたいところだけど、古い旅館に泊まれなくなっちゃうから、ここはサスペンスを中心に。
いつものようにまだ~む的レビューの満点は★5

★★★
突然目の前が真っ白になって失明する病にかかった日本人男性(伊勢谷友介)は親切を装った男に車を奪われる。
妻(木村佳乃)に付き添われ病院に行くが、爆発的な感染力で周囲の者たちも失明していく。
政府はすばやい対応で病人たちを隔離するが、そこはまるで収容所のように無法地帯となっていった。
一人失明を免れている医者の妻(ジュリアン・ムーア)は、夫を気遣い隔離病棟で目が見えることを隠して夫の世話をするのだが・・・
公開当時はもっとグロイ、ゾンビ風の映画なのかと思っていたら、全くそんなことなく悲惨な状況下に置かれた人間の浅はかさを描いてるパニックムービーだった。
理不尽な展開もあって、一人だけ見えるんだし、もっと巧くやりようもあったのでは・・・と思ったり。

★★★★
ネット犯罪専門のFBI捜査官ジェニファー(ダイアン・レイン)は、殺人をライブ中継するサイトを発見する。
アクセス数が伸びるほど死ぬのが早まる仕掛けに、捜査陣の追跡は後手後手になり、ついにはジェニファーの身辺にも恐ろしい魔の手が伸びてきて・・・・
目を覆いたくなるような残虐な殺害方法は、気持ちのよいものではないけれど、久しぶりに手に汗握る展開のがっつりした映画だった。
同僚のグリフィン(コリン・ハンクス)と犯人のオーウェン(ジョセフ・クロス)がタイプが似ていて、変にグリフィンを疑ってごめんなさい。あんなことになったのに・・・・
人々が凄惨な場面を見たがっていて、事件が解決した途端アクセス数がパタリと減るという、哀しい結末はなんとも言えない。
それにしても、ネットも仕掛けを作動させるのも結局は電気なんだから、場所を大雑把に特定できた時点で、停電させちゃえば良かったのでは?と思ったり。

★★★
オランダで匿われていたユダヤ人歌手のラヘル(カリス・ファン・ハウテン)は、南へ逃亡する途中で家族ともども一網打尽にされるところを一人生き延びた。
ナチスに復讐を遂げるため、レジスタンスに加わり、スパイとしてドイツ将校ムンツェ(セバスチャン・コッホ)に美貌と美声を武器に近づくが・・・・
結局ドイツ将校と恋に落ちるのは予測がついたけど、アレだけの酷い目に合いながら、戦時下で本気で愛するようになるとか、ちょっと無理があるなぁーなどと思いながら一歩引いて見てしまった。
とはいえ、手に汗握るスパイ活動は戦争ものならではの真実味がある。
と、最後まで見て、「あれ?これ見たことあった・・・」と気付く私って。
図らずも3つの作品とも、女性が頑張る『ブ~』で始まる作品ばかり。
いざとなると女性は強い☆
私もボケボケしてないで、もっと頑張らなくちゃ・・・・
この記事へのコメント
セレンディピティ
なんとなく似たテイストの作品で、タイトルも似てる~と思ったら、なるほど「ブ」からはじまる女性ががんばる作品なのですね。^^
まだ~む的評価はブラックサイトが高くて、ストーリーにも興味津々だけど、残虐描写がネックかも...
ブラックブックはロマンスもあって女性向きかしら?
最近、劇場上映される映画で「見たい!」というのがあんまりなくて...DVDでこの作品見てみようかな。
ノルウェーまだ~む
そうそう、夏休みなのにそれほど惹かれる作品多くないですよねー
息子の昼ごはん作らなきゃの夏休みだから、DVDでまったりするものいいかも?
ブラックブックは戦争もので可哀想な場面も多いけど、それほどうつうつとしてなくて、ロマンス重視で女性には見易いと思うわ☆
ボー
「ブラックブック」バーホーベン、まじめにやってgood。
ノルウェーまだ~む
コメントありがとうございます~~
「ブラックブック」の金髪美女、ボーさん好みですね☆
「ブラインドネス」は原作お読みになったのですね?どんな風に違うんだろう??
とらねこ
あ、私『ブラックサイト』だけ見てませんでした。
『ブラインドネス』は好きな映画に似ていて、好きなテーマだったこともあり、結構気に入ってます。ゾンビ物・SFが嫌いな人にはイマイチかもしれないです。
『ブラックブック』も私は結構好きでしたよ~。これ、つい最近も渋谷の名画座でかかったんですが、割とシネフィルに評価も高かったです。
ノルウェーまだ~む
「ブラックサイト」きっととらねこさんお好きですよー
そんな気がする・・・
「ブラインドネス」は最後あっけなくて、ぽかんとしちゃった。
伊勢谷さんや木村桂乃さんが頑張ってましたね~~♪