「愛しのゴースト」inしたまちコメディ映画祭

したまちコメディ映画祭の第2弾は、タイの映画「愛しのゴースト」
シンチーの「西遊記 はじまりのはじまり」がギャグマンガテイストとすると、こちらはホラーちっくで、怖がる人を見て笑うタイプのコメディだ。
タイの昔の田舎の暮らしも垣間見られて、とっても興味深い映画だったwa

これは予告編を見ないで、予備知識なしに見るほうが楽しめるyo


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「愛しのゴースト」公式サイト(10月18日公開)

<ストーリー>

戦場から激しい傷を負いつつも帰還したマーク(マリオ・マウラー)と仲間4人。
愛しい妻と感動の再開を果たすが、村人たちは妻のナーク(ダビカ・ホーン)はすでに死んでいて、夫恋しさにこの世に留まっているという噂を聞かされる。
それでも妻と幸せなひと時を過ごすマークを、幽霊の手から助け出そうとあれやこれやと画策する4人だったが、ふと既に死んでいるのはマークなのでは?と思い始め・・・・


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妻ナークに甘えまくる臆病者のマーク

特徴的なのは、登場人物が全員『お歯黒』なこと。
気になって気になって、ついそこに目が行ってしまうけど、実は昔タイでは、歯を黒く染めるのが常識で、白い歯は恥ずかしいこととされていたのだそう。

戦争も弓矢や刀で立ち向かっていくので、いったいいつの時代の話?と思っていたら、このタイで四谷怪談並みに有名な幽霊物語は、チャクリー王朝の頃からの伝説なのだとか。

・・・・・・・・・・チャクリー王朝っていつよ?

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イケメンのマーク役のマリオ・マウラーは、ドイツとタイのハーフ

100年以上語り継がれる伝説の『プラカノーンのメー・ナーク』は、今までも色々な形で映画化されてきた物語だそう。
実際に、バンコクのワット・マハーブットというお寺に子供を抱いたメー・ナークの像を祀る祭壇があるらしい。
『[ま]ぷるんにー』タイで有名な幽霊話ナーン・ナークの祀られているお寺
子供のミイラやナークが使っていたとされる木製の船も祀られているそうな。
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気のいい仲間たちは、マークの美しい妻ナークの噂を確かめようと・・・・

この4人組のデコボコなかんじがオカシイ☆
しっかりとホラーとして怖がらせながら、必要以上にビビる4人組を見て、つい笑ってしまう。

アジア特有のちょっと抜けてておバカっぽいところは、王道な笑いといったところ。

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ロマンチックな遊園地デートがゆっくり心にしみわたる

二人の愛の深さを物語るデートのシーンは、とーっても素敵☆
お化けのような仮面をつけているときは、驚かれないのに仮面を外すと驚かれるのもミソ。


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美しいナーク役のダビカはベルギーとタイのハーフ

手がびにゅーっと伸びて床下のものを取るエピソードは、この幽霊伝説では定番らしい。

その伝説では次第に凶暴になる幽霊を、高徳な少年僧が退治して骨壺に骨を入れて運河に沈めて解決という、あんまりな話らしいけど、この映画は予測はつくものの感動の涙の後に、ほっこりするシーンが用意されていて、なかなかイイ☆

いったい誰が幽霊なのか??のドタバタに、愛する二人の感動の涙。
怖いと笑いと涙がバランスよく詰まって、タイ映画の魅力を発見できた貴重な機会となった。

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