「るろうに剣心 伝説の最後編」☆迫力の船内バトル

「伝説の最後編」が始まる前に、なんとか「京都大火編」を観ておいて良かった！！（現在、両方上映中）
豪華キャストが勢ぞろいで、どの役もとにかくカッコイイ♪（ん？京都大火編と同じ感想だわ～笑）



やや間延びした感が否めない前半を払拭する、怒涛の後半は激しい「殺陣」というより「アクション」が目にも留まらぬ速さで展開し、私の苦手な画面がブレブレになっているにも関わらず、意識が遠くなったりまーったくしないほど迫力が満点☆☆

「るろうに剣心　伝説の最後編」

＜ストーリー＞

志々雄（藤原竜也）の軍艦から海に突き落とされた薫（武井咲）を追って海に飛び込むも海岸に打ち上げられていた剣心（佐藤健）は、かつての師匠、比古清十郎（福山雅治）に助けられ、そこで究極の飛天御剣流奥義の伝授を懇願する。
奥義を会得して東京の道場へ帰るが、志々雄に脅された政府の役人によって捕えられてしまう。
軍艦の前で剣心は公開処刑されるはずだったが・・・・

師匠は龍馬というより、ガリレオ先生

浜辺で打ち上げられている剣心を軽々と担いで帰る姿は、まるで龍馬そのものじゃん！と思った「京都大火編」のラスト。
しかし開けてみると、クールというよりどちらかと悠長なしゃべり方がガリレオ先生そのもの。
うーん・・・・なんかカッコイイのに違う？
強敵、志々雄を倒すほどの（はずの）奥義を会得している師匠にしては、目が優しすぎる気が・・・・

剣心が奥義を体得する間、病院でようやく意識を取り戻した薫

剣心の身体能力が凄くて奥義を会得するのが早いのか、薫の傷の治りが襲いのか？（笑）
今回もまた要らぬ邪魔をして剣心の足手まといになるのかと思ったら、それほどでもなくてホッと安心。

ただし、薫の病院～～京都のお庭番衆の操（土屋太鳳）のあたりは、前作とＮＨＫで人気が出たから（？）のサービスショットなのか、クローズアップされているのはいいとしても、師匠のところと合わせてややまったりとし過ぎ。
もう少しコンパクトにまとめて短めにしてほしかったwa

のんびりした前半を一刀両断

鬼気迫る四乃森蒼紫を伊勢谷友介が今回も好演。
何しろどうやって殺陣を演じたのかと思うほど、狭い木々や竹藪の間を縫うようにして戦う二人が凄い！！
ここから一気にテンションＭＡＸ！！

そてにしても相変わらずカッコイイ伊勢谷演じる蒼紫は、結局最後まで戦う動機が意味不明でかっこ悪い（笑）

前作同様、イメージにぴったりで最もいい味を出していた、瀬田宗次郎の神木隆之介

信じていたものが突き崩され、狂気に混乱する宗次郎が壊れていく様子が秀逸。
剣心との二人のバトルは、途方もないスピード感にあふれ、まるで流れるようで美しさまで感じる。

もう一人、今回の活躍はさほどでもなかったけどイメージにぴったりだったのが、斎藤一の江口洋介。
ほれぼれするような制服姿が、どうしてあんなにもかっこよく見えるのか、結構落ち着いて検証してみたら・・・・・あ、なるほど！めちゃめちゃ刀が長いよ？
スリムなスタイルにぴたっとした制服、そして腰にさした長い刀がより一層スタイル良く見せているんだね☆

「も``っと``た``の``じま``ぜろ``～～～～！！」
.
前作の一体成型の包帯もどきから、布製の包帯に変わった？前より素顔がよく見える包帯の巻き方になった藤原竜也の志々雄真実。
それだけじゃない、前作と違うのは迫力の殺陣と狂気がハンパない。舞台で鍛えた藤原竜也の本領発揮というところか。

あれだけ言っていた十本刀は「かくかくしかじか」的にさらっと紹介（今更？？）がある程度で、ほとんど活躍せずだったのはあんまりな気がするけど、全部やっていると大河ドラマみたいになっちゃうしne

やっぱり緋色の緋村剣心
劇中のセリフじゃないけど、やっぱりこの着物が一番似合う。

今回はおろ？顔は返上して、終始眼光鋭い剣心が感情をむき出しにしていく。
見事と言うしかない殺陣だけでなく、様々な表情をみせてくれる佐藤健は、やっぱり素晴らしい！！！

そういえば福山雅治が殺陣を演じて節々が痛くなったと語っていたけれど、健くんはどうなっちゃうのかしら？？
あれだけの激しい立ち廻り、本当にお疲れ様☆

いや～、この夏、「るろ剣」に立ち会えて本当に良かった♪




ラストは「敬礼」で終わっても良かったような気がするけど・・・・
『おろ？顔』剣心に戻ったほのぼのラストの決め台詞の最中に、隣の席の女の子が絶妙なタイミングでお腹をぐぅ～～～といわせてくれて、私にとっても思わず忘れられない伝説の最後となったのだった。

Comments

[メビウス]

まだ～むさんこんばんわ♪TB＆コメント有難うございました♪

かくかくしかじか的な随所の端折りは本作に始まった事ではありませんし、オリジナル展開も多く見受けられた分、自分もイチファンとしてはどこか別物に見えたのも正直な所ではありますね＾＾;

ただ目にも止まらぬ殺陣アクションの凄さは前2作以上で、不満要素を補って余りあるパワーがあるのを感じましたね。るろ剣は良い意味で、日本の殺陣アクションの歴史に新しい風を与えてくれたんじゃないかと思いました＾＾

[にゃむばなな]

十本刀の説明をする気がないのなら、ハナから出さなきゃいいのにって思いましたよ。
正直この手の内容なら宗次郎・方治・張の３人だけでも十分。
あと煉獄出航は鳥羽伏見の戦いに負けた徳川慶喜が大坂湾から戦艦で江戸に逃げ帰ったことを皮肉ってのものなのに、監督が全く原作を読み込んでいなにのが丸分かりだったのも残念無念でしたよ。

[ノルウェーまだ～む]

メビウスさん☆
まさに仰る通りですねー！
古典的時代劇風殺陣のある意味ルールを無視した、新感覚の殺陣アクションが、邦画の歴史に新風を吹き込んでました。
やり切った！感があります。

[ノルウェーまだ～む]

にゃむばななさん☆
確かに十本刀と総称しているにもかかわらず、数人しか登場してない（10人いたのかな？）のだから、下手にそう呼ばなければよかったですよねぇ。
大げさな戦艦にはそんな意味があったのですね？？
改めて原作を読んでみたくなりました。

[えふ]

そうそう、ラストは敬礼で終わりにしてくれたほうが、
ぐっどきたな。
プロポーズはエンドロールのおまけでよかった。
胸キュンとなったけど（苦笑

[ノルウェーまだ～む]

えふさん☆
本当にそうですね～
胸キュンシーンはエンディング最後にサービスカットで見せてくれるのが、オマケ感もあって良かったかも！！
何となく怒涛のアクションが凄かっただけに、おろ？ってなっちゃいました。

[yukarin]

こんばんは♪
原作ファンの方にはいろいろ思う所があるでしょうけど、未読の私は多少の?な部分はあってもかなり楽しめました。
とにかく殺陣のアクションがも～最高でした。
クライマックスでの4対1とか圧巻でしたね。

うん、斎藤一の江口洋介は素敵でした!!

[ノルウェーまだ～む]

yukarinさん☆
忙しい中コメントありがとう～
どうしてるかなー？と思っていたよ☆

私は原作ファンでもジャンプの漫画はとにかく長く続くので、大抵途中でギブアップしちゃうし、るろ剣もちょいかじった程度なので映画は十分楽しめたわ♪
ラストのアクション、圧巻だったねー

[たいむ]

こんにちは～
そうそう、原作に忠実に描くとしたらもう大河ドラマにしてもらうしかないですよね。
引っ掛かりながないとは言わないけれど、それにあまるアクション劇を堪能させてもらったし、満足しています。

もったいぶらず立て続けの公開に感謝です。

[ノルウェーまだ～む]

たいむさん☆
立て続けの公開、いいアイデアですよねー
前篇を見逃すと後編もパスしがちだし、今回みたいに評判いいから、両方観ようかな～となりますよね。
私は大慌てで、公開前に前篇観ておいたので、すぐに完結編も観れてラッキーでした☆

[くろねこ]

まだ～むさんこんばんわ♪
あの殺陣のアクションシーンはホントに凄かったですね～！
原作既読として削られた部分に残念な思いも込み上げましたけど、健君は漫画の剣心そのものだったし、キャストの皆さんも素晴らしかったと思います。
ほんとに・・。よくぞここまで・(感動！）
私もこの夏「るろ剣」に会えて幸せでした～♪

[ノラネコ]

前後編実質5時間！お腹いっぱいのエンタメ巨編でした。
この時代は実に面白いという事を再認識。
今日見た「石榴坂の仇討」がほぼ同じモチーフとテーマだったのですが、こちらは対照的にグッと大人の映画。
どちらも非常に丁寧に作られた素晴らしい日本映画でした。

[ノルウェーまだ～む]

くろねこさん☆
ファンにも絶賛される漫画原作の映画って、本当に凄いですよねー
やっぱり健くんの剣心そのもの加減がパーフェクトだったことが大きいですよね。
うんうん、幸せってかんじです。

[ノルウェーまだ～む]

ノラネコさん☆
エンタメ作品としても「るろ剣」も正統派時代劇の「石榴坂の仇討」もアリなところがいいですね♪
テーマは一緒なのですか・・・？
タイミング的には外したほうが良かったのに・・・？

[きさ]

娘と見てきました。面白かったです。
前作と同様アクションが快調で楽しめました。
前半は前作で挫折した主人公剣心の再修業編。
後半はいよいよ志々雄一派との対決、船上のアクションが凄かったです。
ラストの伊藤博文のセリフにはあんんまり納得できませんが。
結構好きな滝藤賢一、前作よりは活躍したかな。

[ノルウェーまだ～む]

きささん☆
伊藤博文はちょいと酷かったですねー
船に乗っているうちから、大砲どんどん打ち込むのはいいとして、陸に上がってのラストの敬礼は、なんだかあほらしくなってしまいまいした。
もう少し反省しつつの敬礼とかにしてそこで終わってほしかったかな～

[真紅]

ノルウェーまだ～むさん、おはようございます☆
コメントありがとうございました。
この映画、前後篇とも手放しで絶賛してしまいました。
大ヒットしてるのも頷けるわ～、本当に面白かった！
これで終わるの、なんかもったいない気がするんですよね。
スピンオフ作ってほしいな～＾＾

[ノルウェーまだ～む]

真紅さん☆
武井咲ちゃんが師範代には見えないとか、伝説の最後編の最後は酷い～とか、いろいろあってもなお、手放しで大絶賛してしまう勢いいがありますねー
ほんと、これで終わったら勿体ない！
きっとスピンオフできるのでは？誰の話がいいかなーぁ？

[みすず]

こんにちは＾＾

うん、薫の出番が少なくて、非常に良かったです（笑）
で、やっぱかっこいいー！って前と同じ感想になってしまいます＾＾；
イケメンそろいで目の保養になりました！
大満足な面白さでした♪

[ノルウェーまだ～む]

みすずちゃん☆
イケメン勢ぞろいだったね～
特にみすずちゃんはウハウハで観てるだろうなーと思いながら鑑賞してたの（笑）
ここはイケメン対決で薫が控えめだったのが、ヒットの大きな要因だったかも～

[SGA屋伍一]

どうでもいいことですがせっかく江口洋介と福山雅治が出てるんだから、二人が顔を合わせるシーンで福山に「あ、あんちゃん！」と言ってほしかったです。この二人それぞれ別の大河ドラマで坂本龍馬を演じているんですが、次大河に龍馬が出るときはいしだ壱成がやるのかしら

[ノルウェーまだ～む]

伍一くん☆
うむむ・・・彼には荷が重そうですねぇー
あんちゃん…の台詞は思いつかなかったなぁ。
そんな余裕をもってこの映画をご覧になっていたとは…(爆）