日暮里から谷中ぎんざ~ぶらぶらと歩いて、次に向かうはずっと前から気になっていた愛玉子(オーギョーチー)のお店。
(日暮里駅からここまではコチラ)
買い食いの歩き食べだけだったし、楽しみにしていた間間間(さんけんま)も閉まっていたので、とにかく愛玉子までずんずん行こう☆
こち亀64巻にも登場するというこの谷中の「愛玉子」は、創業当時そのままのレトロな佇まいが絶妙☆
店内には昭和9年の創業当時からある革張りのボックス席も。
台湾にのみ自生する植物の種子を、水に入れて揉んで溶け出たペクチンを寒天状に固めたものが愛玉子(オーギョーチー)
外のウィンドーにはその植物の横に、コットンで作った手作り感あふれるかき氷らしきものが和ませてくれる(爆)
池波正太郎など昔から著名人も多く訪れ、名のある方の彫刻や作品がずらりと並んでいるらしいけど、まさかそうとは思えないようなディスプレイがたまらない。(↓この中には彫刻はなさそう・・・)
こんな自宅ちっくな店見た事ある???
上の愛玉子(オーギョーチー)400円、氷オーギョーチーは500円(この他にチーあんみつ、チークリームなどもある)
さて、お味は・・・・・
この鮮やかな黄色のシロップは、昔懐かしいかき氷のレモンシロップ味そのまんま。
創業当時からの味がこれなら、お味もレトロで懐かしさ満点なのかも。
私は台湾で食べたさっぱりと酸味と甘みが絶妙なバランスの、爽やかシロップを想像していただけに、ちょっと残念。植物を台湾から取り寄せているなら、シロップも是非取り寄せて欲しかった・・・
ことのほかお腹いっぱいになったオーギョーチー。
これならダイエットにいいね♪と思ったら、お米と同じ栄養満点で腎臓の妙薬でもあるらしい。
満腹のお腹をさすりながら店を出ると、目の前に谷中 岡埜栄泉
明治33年創業で、戦後に立て直されたものだけど、屋号は江戸時代からのものだそう。
食べるスペースもあるけれど、あまりにお腹いっぱいなので、豆大福とパパンが食べたい食べたいと呪文のように言ってたおはぎをお土産に購入。
ちょっと行くと右手にこちらもレトロなカヤバ珈琲(すごい行列)左手に下町風俗資料館(旧吉田屋酒店)↓
1階の常設展示は無料。(2階は300円)
無料の街案内地図なども置いてあるし、古い酒屋の様子などなかなか良さそうなのに、あまり興味なさそうなパパン。
サクッとスルーして言問通りを行く。
一乗寺のところを曲がり、住宅街を行くと大勢の人が写真を撮っているyo~
今もちゃんと営業しているみかどパンの初代店主が植木鉢で育てていたというヒマラヤ杉は、今ではこんな見上げるほどの巨木に。(写真ではその大きさはとても伝わらない~~)
何より凄いのは、みかどパンを三角の先端として、向かって右側にあるヒマラヤ杉と隣のお寺の間の細い道を、車1台が通れないということ!通り抜けようとしたミニバンが、建物に擦ってたし!!いいの?そんな道で?
小さな標識を手掛かりにお屋敷とレンガ造りの立派な蔵が見えるのは、あまちゃんでGMTのメンバーの合宿先のロケ地となった大名時計博物館
ん??なんと7~9月は休業とな!?
大名仕事??
道を戻って物凄い急な三浦坂を下ると坂の途中に意外と雑然としたねんねこ屋が。
可愛いにくきゅうのクッキーや猫の手白玉、ニャンカレーなどあるらしいけど、何しろお腹がいっぱいすぎてここもパス。
そうこうしているうちに根津駅まで来ちゃったよ。
日暮里駅に11時くらいだったので、ここまで歩いてまだまだ2時。歩く距離も意外と少なかったので、頑張って偉人坂など登ったらぐったり疲れちゃった。何もない坂を行くくらいならへび道を千駄木まで歩くのが良かったかも。
いよいよお茶したかったけど、気もそぞろのパパンが帰りたそうにしているので、何も飲まずに帰宅。
ちょっと休んでおはぎを食べたパパンは、夕方の釣りに行っちゃったよ?
なーんだ、それでどの店もスルーだったのか・・・・・・
なんとなく釈然としないでいたら、「釣り針をうっかり指に貫通させて、血がダーラダラ垂れちゃったよぉーう」と言いながらパパンが帰ってきたよ。
釣り針の返しをカットしておかなかったので、抜くのが大変だったらしい。
ふふん・・・・
今回のコースは、愛玉子(オーギョーチー)→岡埜栄泉→下町風俗資料館→大名時計博物館→ねんねこ屋→根津駅
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谷根千あるき☆日暮里~根津コース①
Excerpt: パパンだけ仲間と出かけた伊豆釣り&海遊びの連休から帰宅後すぐに出張~~というハードな日々を送っていたので、行楽シーズンも大人しく家でじっと休養のパパンに付き合っていた私。 あれれ?自分だけ夜釣りに出か..
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・原宿
Tracked: 2014-09-26 22:15
この記事へのコメント
zooey
気になってたんですよ~
台湾と同じ味なのかどうか。
他のお店でお茶しちゃったのでもうお腹いっぱいで入れなかったのですが、
そうでしたか…
レポートありがとうございます!
セレンディピティ
愛玉子、以前中華のお店でいただいた時はちょっとくすりっぽい味がしたような記憶がありますが、ふつうにレモンシロップだったのですね。ちょっと残念でしたね。でも看板はじめ、お店は味わいがありますね。
谷根千コース、こちら側は歩かなかったのです。
江戸の町並みがすてきですね。次回は是非コースに加えたいと思います☆
ノルウェーまだ~む
この愛玉子、日本での操業当時の味のままなのでしょうけど、決して台湾と同じ味ではないのですー
そもそもオーギョーチーそのものに味はないので、シロップが決め手なんですけどね…
ノルウェーまだ~む
リンクしてくださったところにも書きましたが、谷根千界隈はあちこちに素敵なお店が散在していて、何度行っても新しい発見があって楽しいですよね。
中華のオーギョーチーは薬っぽい味だったのですか?
それだったらレモンかき氷シロップのほうがまだ良かったかも(笑)
台湾にはスイーツに漢方のゼリーみたいなのも入れるから、その中華のお店のはそれに近かったのかな?
とらねこ
でもこの間見た古い日本映画で、谷中銀座の看板が思いきり出てきてたシーンがありました。名匠、成瀬監督の映画で。
で、その時、「あ、谷中銀座は昔と今と変わらん看板だわー」と思ったんですよ。
あとね、やはり古い日本映画で、おはぎが出てくるシーンがあって、食べたいなーって思ってました。
もち米が大好きなもんで、ああいうのが大好きなんですよ。
御飯代わりに食べてましたw
ノルウェーまだ~む
私も谷根千あたりは3度目くらいなのだけど、ちょろっとお散歩でも結構楽しいところよね。
古くからの家も上手に残しているエリアだから、昔の映画にも登場して変わらない姿なのかな~
おはぎ!ごはん代わりに食べる派??!
ちょうどその話をしていて、西日本の人ってご飯代わりに食べる人いるよねって。あれー?土地柄関係ないのか…
みすず
オーギョーチーって初めて観た。
シロップで食べるものなのねー^^
ここって昭和の時代にタイムスリップしたような感じね!
ひとつひとつ観ていくと楽しそうだし、時間もあっという間にすぎそう。
ノルウェーまだ~む
ご丁寧に全部の記事にコメありがとう~!
うれしいわ♪
昭和の風が吹いているでしょう?
なかなかいい街なのよぉう。