仕方ないのでDVDでも見ましょうか。
いつものようにまだ~む的レビューの満点は★5

★★★
若き日のロバート・デニーロが主演。
13歳のジョディ・フォスターが少女娼婦を演じていたのは全く気付かなかったぁ~~
NYで大統領選のボランティアをする女性にフラれたトラヴィス(ロバート・デニーロ)は、鬱屈した日々を送っていた。
ある日タクシーに逃げ込んで来た少女娼婦を見て、世の中の堕落を一掃することに取りつかれた彼は、銃を改造したり肉体を鍛えて、ついに大統領候補の演説会場で暗殺を試みるも失敗、その足で少女が働く娼館へ行き・・・・
ついに英雄となったトラヴィスが、自分をふった女をタクシーに乗せるがお金も取らずクールに去っていくラストは、究極に「男前」
これをハードボイルドと言わずしてなんと言おう?なわけだけど、最初のデートの映画がポルノだったりフラれた腹いせに銃を買い集めて大統領暗殺とかって、ただの変な人だからねっ
でもぬおーっと暮らしていた時と、張り合いをもって鍛えていく日々とでは、目つきからシャープに削ぎ落とされたフェイスラインまでまるで別人のよう。さすがデニーロ恐るべし
ただ会話劇が多いので、何度も気を失って巻き戻す羽目に・・・・

★★★★
今年2月に薬物の過剰摂取で死亡したフィリップ・シーモア・ホフマンが、手際よく薬物摂取するシーンが印象的。
優雅な生活を送る兄のアンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、頼りない弟ハンク(イーサン・ホーク)に自身の両親が営む宝石店強盗を持ち掛ける。
偽物の銃を使って、年寄りの留守番を狙い、店は保険に入っているからと気安い気持ちで大金をせしめる予定だったが、ちょっとした誤算から大事件へと発展し、次々と家族の闇が浮き彫りになっていく・・・
時間軸を行ったり来たりしながら、少しずつ真実が見えてくる手法が見事。
もとは一見ごく普通の家族の、誰にでもありそうな悩みなのに、ほんのちょっとした方向へ垣根を乗り越えたばっかりに、どんどん転げ落ちていくさまが哀しい。
何もかも失ってしまうラストには声を失うよりほかない。

★★★★
今年8月に自殺したロビン・ウィリアムズ主演。
若い時からアルコール依存など心に闇を抱えていたとは思えない、やさしく温和な人柄がしのばれる作品。
反抗期の子供たちに加え、会社でも厳しい立場に置かれているボブ(ロビン・ウィリアムズ)は、ハワイ旅行をやめて重要な会議に出なくてはいけなくなったが、どうしても家族に言い出せないでいた。
会議が開かれるコロラドへキャンピングカーでの休暇を思い付き、こっそり仕事をしながら旅に出るのだが・・・・
下品な下ネタを使わなくても、大掛かりなDGを使わなくても、十分に笑えてほっこりして、そして泣ける!
これぞロビンのコメディだよねーっ
DVDスルーになったのが信じられない~~
家族のあるあるネタが満載で、親と子、夫と妻、友人とは・・・と人生を見つめなおすのにぴったり☆
この記事へのコメント
セレンディピティ
タクシー・ドライバーはだいぶ前にDVDで見ました。傑作との呼び声の高い作品ですが、当時見た時には今ひとつぴんとこなかったのですよね...。いつか改めて見直してみたいと思っています。
「その土曜日~」おもしろそうですね~! ちょうどフィリップ・シーモア・ホフマンの「ザ・マスター」を見ようと思っていたので、これも合わせて見てみますね。
「RV」はアメリカで見ましたよ! 日本ではDVDスルーだったのですね。コメディって国が違うとおもしろさのツボが違ったりして難しいですが、これはほっこりできる作品でしたね。超感動作からこういうB級作品?まで。ロビンはほんとうに守備範囲の広いすばらしい役者さんでしたね。
ノルウェーまだ~む
わたしも傑作と思えるほどには感じなかったのですぅー「タクシードライバー」でもロバートデニーロは確かに見ものでした!
「RV」いいですよねー♪
あの雄大な景色でのんびりと旅するキャンピングカーのあるあるネタが、アメリカ人ならではなのかもしれないですが。
ステーションで「処理」するときのエピで誰もせかさず、ゆったりと高みの見物なのが笑えましたっ
とらねこ
そっか、DVDスルーになってる作品だったんですね。私も今度見てみます。
傑作と名高い『タクシードライバー』をアッサリ三つ星ですねw
『その土曜日、7時58分』懐かしいな。
当時ブロガーさんにとっても評判良かったんですよ。
ノルウェーまだ~む
へへへ…傑作でも★3で。
どうしても雨の夜にタクシー乗ると寝ちゃうんだよね(笑)
彼の生きざまをクールでカッコイイと思ったのは、ラストの一瞬だけだったので、そこに至るまでがどうも…
映画的には良かったけど、主人公の中に入り込めなかったわー