DVD「ラグナロク オーディン神話伝説」☆大切なものは同じ

端的に言うとトレジャーハンターとトロールハンターを足して、親子愛情物語で締めくくったお話。
それでもノルウェーの大自然と、ヴァイキング船や「呪術や儀式などで使われた神秘的な文字」であるルーン文字が刻まれた石碑などが登場して、もうわくわくが止まらない~~☆


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「ラグナロク オーディン神話伝説」公式サイト

<ストーリー>

考古学研究に日々没頭しているシガードは、5年前に妻を亡くしてからも、子供の卒業式も忘れてしまうほどの熱の入れよう。
そんな時、共同研究者のアランが見つけた石碑に刻まれた文字が、自分たちの研究に大きな成果をもたらすと信じ、夏休みの旅行を神話の舞台となったに違いないフィンマルクの湖に決め、子供たちを連れて山深く進むのだが・・・・



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まずは数少ない(笑)オスロの見所、『ヴァイキング船博物館』からお話はスタート
Kulturhistorisk Museum公式HP(ノルウェー語)
ヴィグドイという島にあるヴァイキング船ミュージアムと、民族博物館には、お客さんが来るたび案内して、何度も行ったなぁー
特に野外の民族博物館は、夏のいい季節に行くと本当に気持ちがいいyo♪


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そしてフィヨルドへ!
って、観光案内じゃなかった・・・・(汗)
夏の間に南国のリゾート地で太陽を浴びておかないと、健康的にも精神的にも1年を乗り越えられないノルウェーの人たち。
パパは研究をしたいばっかりに、夏のレジャーを山のコテージで誤魔化そうとするけど、やっぱりノルウェー人でもコテージばかりじゃ嫌なんだねぇ(笑)

何しろコテージに行ってもすることは日常生活といっしょだもんね。
テレビもないからただ森を歩き、薪を拾い、暖炉の火をながめ、本を読みながら日光浴をするだけ。

それでも北のほうの山の上は、夏だと言うのにどんよりとしたお天気に、冬の上着。
そうそう、これがノルウェー北部の真夏だものね、いかに極北かがよく判るわ。


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主役の彼はライアン・レイノルズにも見えるし、クリス・ヘムズワースにも見える優しげな印象の俳優さん。

要所要所で、ダメダメな部分をサバイバルに長けたエリザベス(ソフィア・ヘーリン)に何度も助けられる。
ノルウェーの女性は本当に強いよー

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立ち入り禁止区域は、入るべからず

フラグの立った人たちは、お約束どおりに消えていく。
それでもホラー映画というわけでも無いのに、ホラー映画並みにドキドキする・・・・

そうそう、ノルウェーの暗い森では、全くの完全なる無音なだけに、ちょっと音がしただけでもビクっとなっちゃうの、判るわ☆
ひとつ良かったのは、夏は白夜で夜中まで明るいこと。活動時間が長いね♪

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娘の言うことに耳を傾けよう~

「強欲が人類を滅ぼす」と、唐突にヴァイキングの姫が言うのはいきなりすぎるけど、この映画がただのトレジャーハンターなのではなく、自然と共存し自然を大切に生きているノルウェーの人たちの信条でもあり、深いメッセージであるとも言える。


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ノルウェーの神話が本当かどうかは別として、ルーン石碑やスターヴ教会、ヴァイキング船に残された装飾品のデザインなどの謎を解き明かそうという発想は納得。
ただしノルウェーの神話のことをよく知らないので、主人公よりちょっとテンション低くしか観られないのが唯一難点。

ちなみに大蛇ヨムンガルドは、世界の終末をもたらす善悪混合の神ロキの子供である。も、もしやアレは・・・?



夏にノルウェー旅行に行きたくなる?行った気になる、そんな映画。



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この記事へのコメント

  • セレンディピティ

    こんにちは。
    ノルウェーに住んでいらしたまだ~むさんには、懐かしい風景や文化、ことばに出会えて、なおのこと楽しまれたことと思います。やはりフィヨルドや湖の風景は、こうして見ても圧倒されますね~いつの日か訪れてみたいです。

    北欧映画は暗かったり切なかったりするものが多いけれど、独特の雰囲気があって好きです。この作品は、ノルウェーで大ヒットしたアドベンチャー映画なのですね。
    今、公式サイトを見たら主演の俳優さんは北欧のライアン・ゴズリングといわれているとか...う~ん、気になる!!(笑)
    2014年11月09日 00:23
  • ノルウェーまだ~む

    セレンさん☆
    あー、ゴズリングのほうなのねー(笑)
    確かにそうかも!両ライアン似で…ってことは二人が似ているのかな…

    北欧やヨーロッパの森の中って独特な雰囲気があって、いかにも魔女や妖精やトロールが住んでいそうなので、こういった物語も生まれるの分かります。
    海外としては後回しになる北欧ですが、是非いらしてみてくださいね。
    2014年11月09日 16:29

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