予告を見る限りでは、今までの戦争映画とさほど変わらなそうにみえるのだけど、とても深いとかアカデミー賞有力候補などと言われると、やはり気になってしまう。
さてさて、どこがそんなにに違うのかな??♪
「「フューリー」 公式サイト
<ストーリー>
1945年、ウォーダディー(ブラット・ピット)率いるチームに、18歳の戦闘未体験の新人ノーマン(ローガン・ラーマン)が配属されてきた。
早速戦地に赴くも、想像を超えた残酷な現実を目の当たりにして苦悩する。
奇襲攻撃を仕掛けてくるドイツ兵との戦闘を繰り広げながら、ついに300人のドイツ兵をたった5人で迎え撃つことになる十字路で・・・・
チームは家族も同然、固い絆で結ばれていた
それぞれがいい味を出しているチームの面々。
始めはイジラれているノーマンも、少しずつ戦場に慣れていくと同時に、チームにも馴染んでいく。
戦車の前部分からひょっこり頭を出しているのがなんとも・・・・危ないよね?
ドイツの田舎町では、戦争を反対していた市民がナチの手で吊るされていた
高らかに謳わずに、深いところで反戦をテーマにしているとウワサの本作。
なぜベトナム戦争でもなくイラク戦争でもないのか?
それは唯一「正義だ」と言い切ることのできる最後の戦争が、この第二次大戦だったからではなかろうか?
ナチ=抹殺して良いもの。
唯一アメリカが堂々と正義をかざせるものは、後にも先にもナチだけだったのだ。
始めは突き放すボスだったが、若き兵士ノーマンを息子のように想い・・・・
顔に傷痕をつけて、たっぷり貫禄のブラピが見事。
ボスらしい厳しい態度、仲間をリラックスさせようとする思いやりのジョーク、父のように温かい眼差しと、チームが命を懸けても良いと感じることに、違和感はない。
侵攻したドイツの街で、女性だけの家庭を見つけ・・・・
敵国の兵士が来たら先ず心配するのは、若い娘の身の安全よね。
ブラピが紳士だったから良かったけど、結局結ばれる若い二人は、ちょっと進展が早すぎるような?
緊張感たっぷりの食卓風景は戦争より恐ろしいかんじだけど、命を預ける仲間と思っていたのに、新入りばかりを可愛がるようにみえる気持ちも分からなくはないね。
手に汗握る戦闘シーン
戦車同士の接近戦は圧巻!
っていうか近すぎるでしょう??
戦車は実際に英国のボービントン戦車博物館から提供されたものなのだそう。
あれ!?私ここ2回も行ったことあったわ!!→ロンドン博物館めぐり「ボービントン戦車博物館」☆映画フューリーの戦車
ついにたった5人で300人のドイツ兵と対峙することになるが・・・・
予告でも流れているブラピの「ここが俺の家だ」の台詞は、彼の俳優人生にとって最高の演技といってもいいかも☆
敬虔なキリスト信者の通称バイブル(シャイア・ラブーフ)は、真面目そうな彼にピッタリ。
砲弾を詰めるトラビス(ジョン・バーンサル)のいやらしい感じは、どっかで見たどっかで見た~~と気になっていたら「ウォーキングデッド」の彼だったわ☆
無残に戦車に牽かれる死体、自国民ごとふっとばす情け容赦ない戦争。
怯えていた新兵も次第に敵兵をハチの巣にすることを厭わなくなっていく恐ろしさ。
しかし最後には敵兵に救われるという皮肉。
敬虔なクリスチャンも「信じれば救われ・・・」たのか?
「隣人を愛せよ」の教えを茶化す仲間たち。戦争で多くを殺した信者は、果たして天国に行くのか?正義をかざせば地獄に落ちずに済むのだろうか?
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この記事へのコメント
にゃむばなな
ナチスというアメリカにしてみたら絶対悪に対しても反戦を謳う意味。
それがこの映画の味わいになっているんでしょうね。
Caine
変な感動作にしないでしっかり現実を見つめているところに作り手の強い意志を感じます。
きさ
面白かったですが個人的には戦争映画としては「プライベートライアン」は超えなかったかなという印象です。
楽しみにしていた世界で唯一走行するドイツ戦車ティーガーの出番は思ったより短かったですが、これは仕方ないですかね。貴重な物なので壊すと問題でしょうし。
俳優陣は良かったです。ブラッド・ピットはもちろん、戦車に乗る5人はみな良かったですね。
新人役のローガン・ラーマンも良かったですが、シャイア・ラブーフが印象に残りました。
キリスト教的なテーマがあり、そこの所はちょっと分からない部分もありました。
ノルウェーまだ~む
そこに正義はない、あるのは生と死だけってことなのでしょうね。
多くの兵士たちが同じような経験をしてきたアメリカで、まだ戦争主義なのがどうしても引っかかるのですが…
ノルウェーまだ~む
そうなんです~
変な感動作でもなく、お涙ちょうだいでもなく、ヒーローものにもしていないのがいいですね!
ノルウェーまだ~む
男性陣にはワクワクの本物の戦車登場でしたね~
私はイギリスに住んでいた時に、貸し出しをしたボービントン戦争博物館に2回ほど行きました。
どうやらこのティーガー戦車も見ていたようです。
たいむ
いささか不謹慎かもだけど、生戦車!見たいっす(笑)
戦争映画を見るたびに思うのだけど、人間の歴史は戦争の歴史なんですよねぇ。
世界中でネタが尽きずにどこかでいつも燻っている。
理想は平和だけど、事実はやっぱり残酷なようです。
ノルウェーまだ~む
博物館では固い鉄の塊だった生戦車が、この映画ではまるで生きているように見えたのは、心臓部に血の通った家族同様の仲間たちがいたからなのかなーと、後から思ったりしましたよ。
インターステラーの板状ロボットくんじゃないけど、動いてなんぼですねー
ノラネコ
まああのくらいのカリスマ性がないと、映画自体の宗教的な暗喩も弱くなっちゃうから丁度いいのかな。
彼らは信徒というよりも、彼ら自身がキリストの様に罪を背負って死んで、たった一人の若者を何とか生かしたんでしょう。
yukarin
あまり戦争映画は観ないのですが....
戦車同士の戦闘シーンは迫力ありました。
た、たしかに近いような...見せ場なのでそこは 笑
戦車博物館には行かれてたんですね~実際に見てるとはさすがです。
ノルウェーまだ~む
珍しく更新があいていたけど、どちらか遠征なさってたのかな?
戦車の接近戦は、どうもイギリスの戦車はドイツの戦車に力が及ばなかったから、あのような戦法をわざと取ったみたいね。
それにしても砲台が相手の戦車に届きそうだったものね~
ノルウェーまだ~む
さすがノラネコさん。
そこまで宗教的には観なかったですが、確かにそうかもしれないですねー
ブラピのウォーダディーとしての貫禄は見事でした☆
SGA屋伍一
戦車のシーンも緊張でしたが、目玉焼きのシーンもかなり緊張しました。緊張のあまりトイレにいきたくなり、一息ついたあたりでさっと行ってきたら女の子死んじゃってたという…
ノルウェーまだ~む
ええーっ!?そこでトイレですか??
ううん…まあ長い映画でしたからね。
「バードマン」って名前だけ聞くと、とてもアカデミー賞っぽくないけど、アメコミ映画を題材にしているのに、なにやらヒューマンなかんじなのかな?