それがとんでもない!
今まさにそれが現実となって目の前に突き付けられているのだった。
松山空港のぽんジュースタワー(流れているのは水)
何度も来ているのに、松山空港では「蛇口からポンジュースが出ている」という事実が未確認だった私。
思い切ってインフォメーションで聞いてみると、出るのは第3日曜日だけなのだとか。意味が良く判りません。
思えば一昨年(2013年)の夏頃から、賞味期限が切れた「素干し」がいくつも冷蔵庫で発見されたのが始まりだったのかも。
その年の年末からお正月にかけて帰省したときは、半年前(つまり私たちが夏に帰った時から)の賞味期限のものが、いくつも発見されて、本格的に心配になってきていた。
それでも、相変わらず家中ピカピカ。
常にゴミを拾って歩くお義母さんの家は、ホコリひとつ、ゴミひとつないし、年中歯ブラシやスポンジで磨く洗面所・お風呂場・流し・窓のサッシはまるで新品のようにキラッキラとしている。
常に1本も残さず一網打尽に雑草を抜く玄関前の庭は、落ち葉すら1枚も落ちてないくらいに綺麗にしている為に、実はどうしても介護認定が上がらなかった。
離れて暮らさなくてはならないので、心配していたけれども、実はまだ私たちもそれほど深刻には考えていなかった・・・・・


『西の畑にオリマス』と書かれたプレートが玄関に置いてある(!)♪みかんの花が~咲いている
送られてきた書類が読めない、通帳が見当たらないといった用事で年に数回、ひとりで帰省していたパパンが、悲鳴を上げ始めたのは今年のお正月あたりから。
電話機のランプが消えない、炊飯器のスイッチがおかしい、エアコンが動かないといっては助けてもらっていた、すぐ隣近所に住む親戚にも、さすがにこれ以上甘えられないけれど、決してホームには入らない!と断言するお義母さん。


今回の大仕事はまず、冷蔵庫の掃除から。
パンパンッに詰まった賞味期限切れのお惣菜、入りきらなくて食器棚に閉まってある要冷蔵の食品、タッパーに入れてるけどテーブルに置きっぱなしなのでカビてしまったもの、床下収納に入れている(なぜ?)ヤクルト16本入り大袋が3セット、外のゴミBOXがいっぱいなのにゴミの日に出さないので捨てる場所が無くなったから、部屋中に置いてあるゴミの袋・・・・・をどんどん捨てていく。
納屋に入れっぱなしだった半年~1年前のゴミと、畑の堆肥にすると言って外のバケツに入れているけど手付かずになっててウジ虫が大量発生した肥溜化したもの~~~~を、大袋18個、二人でリヤカーで2往復でようやくゴミ出し完了!!!
50匹ほと飛び回っていたコバエもホイホイで退治。
実は今回も畑~お花の美しい庭~ピカピカのサッシまでいつも通り。我が家の方がよっぽど汚れているし(汗)
そんなお義母さん、不思議なことにゴミ捨てと台所だけ、全く出来なくなっていた。
今のお義母さんルールは、急須の蓋に挟むビニール袋と、地震で倒れないようにする椅子のSM縛り
昔から何だか判らないルールがあって、その通りにしないとお尻をペンっされていた私。
今では逆に拘れなくなった分、随分楽になったかなー
出来る仕事が少なくなっても、カーテンを洗って窓拭きをしている私を手伝おうとして、カーテンフックを綺麗に整列させているのを見ると、なんだか愛おしくなってしまう☆
『歯ブラシに歯磨き粉を付ける行為』が判らなくなってるのを認めたくなくて(多分)、歯を何だかんだいって磨こうとしなかったり、下着を汚しているのを見たくなくてお風呂に入ろうとしなかったり(多分)、入れ歯をどこに置いたか判らないから、「夜は水につけて置いてと先生が言った。」と言い張って、昼間もつけようとしなかったり・・・・
プライドの高いお義母さんだからこそ、そういった『老い』を認めようとしない気持ちが、かえって痴呆を進めさせるのかな・・・と思ってみる。
「最近流行っていて皆やっているのよ☆私も使うので買ってきたから、半分分けしましょう♪」といって、下着に尿漏れパットを付けてもらうミッションに成功したのが、今回の大収穫。
ヘルパーさんの話では、パットを替えるのも嫌がる人もいるそうで。
ケアマネさんと相談で介護認定も上がることになったので、取り敢えずはホッと一安心。
受験が終わるまで頑張って!と願いつつ、来月はパパンが、夏休みに私が帰るから待っててね☆
この記事へのコメント
ひろちゃん
とうとう、まだ~むも介護日記書くようになっちゃいましたか・・・・
避けては通れない道ですよね。。。
息子が、80過ぎたら、生きてるのが不思議と思わなければと
言ってました(ラジオで聞いたらしいです・苦笑)
お義母様も86・・・やはり、いろいろなところに老いが来て
そして、痴呆も進んでしまったんでしょうね。。。
いつも一緒にいる介護も大変ですが、離れているところに
いく介護も、考えているだけで、胃が痛くなりますよね・・・
しっかりされていて、プライドが高いらしいお義母様との
ことですから施設は難しいんでしょうね・・・
しかし、ゴミはすごいですね(汗)
ウジにコバエ・・・字を見ているだけでぞっとします
美しいまだ~むが、そんな生ごみを掃除と思っただけでも、
切なくなります。。。
胃の痛むことも多くなるかと思いますが、まだ~む、
体調を崩されませんように。
尿漏れパッドは、上手く行ってよかったですね♪
このまま機嫌よく使用してくれるといいですね^^
ノルウェーまだ~む
ありがとうございます!とうとう、介護日記です。
あまりマイナスなイメージの記事は、今までもあえて書いてこなかった私ですが、まだまだ元気とはいえ私の両親もいますし、記録に残しておこうかなと。
今までは怪しいけれどまだ痴呆まではいってない…と思っていたのに、急激に進んだので心配ですが、これからまだまだ想像できない出来事と向き合っていくことになるのでしょうね。
お義母さんも痴呆初心者、私たちも介護初心者で何とか手探りで頑張って行こうと思っています。
zooey
文章を読むと詳細が分かって本当に大変。
都会暮らしのまだ~むさんが、よくなさいましたね。
連休明け、まずはゆっくり休んでください。
私の義母も実母も80歳超えて色々問題もあるのですが
下手にネットを見ることができるので
ブログに書きたいことが書けないというもどかしさもあります。
ノルウェーまだ~む
FBでも応援ありがとうございました。
お母様もお義母さまも80歳超えてネットを使えるのですか!!??すごい~~
うちの義母はPCも見た事すらないし、携帯ももってないし、既にレンジのスイッチがわからなくて、オーブンで温めて様々なものが焼き付いてしまったり…(;´Д`)
私はブログに書けるだけいいほうですね(本当に不満な部分は、書いてないのですけど・・・)
みすず
介護は本当に大変ですよね!
我が家も人ごとではなく、主人の両親が介護必要になってきてます^^;
しかし、コバエ等々は><。きついですね。
yukarin
ゴミがすごいことになってる.....。
また遠いから大変ですよね。
うちの両親も今は元気だけどいつかは...と思うと他人事ではありません。
まずは尿漏れパットのミッションクリアできて良かったです。
ノルウェーまだ~む
明日は我が身と思ってはいたけれど、こんなに早く来るとは…ってかんじ。
遠く離れていて、ちょくちょく帰省出来てなかったので、ここまで深刻と気付いてあげられなかったのが本当に悔やまれるわ。
お義母さんお義父さん大切になさってあげてね☆
ノルウェーまだ~む
子育てが終わったら介護、義母の次は自分の両親、その次は夫かぁ…(;´Д`)と思うと、私の将来像が暗すぎて…(涙)
もう映画も観られない、テレビはNHKでニュースと俳句ばかり、朝ドラさえも喋りかけられてゆっくり見れない、勿論PCもないので、ほとんど仙人のような生活なのだ~
セレンディピティ
GWはたいへんでしたね。お疲れ様でした。
うちも昨年、ちょうど息子の受験がひと段落したと思ったら、母が身の回りのことがだんだんできなくなっていることに気がつき、週1回通うようになったのですが、今年になって妹がいっしょに暮らすようになってからは、だいぶ落ち着いてきました。
今も週1回顔を出していますが、掃除はほほどほどに(あまりがんばりすぎると責められているように思ってしまうようです)いっしょにお昼を食べに行くなど、楽しいことをしてすごすようにしています。
まだ~むさんは、お家のお掃除のほか、温泉にもいっしょに行かれて、ほんとうに優しいお嫁さんですね。お義母さまはお幸せです。
ご主人様といっしょに上手に気分転換しながら、乗り切ってくださいね。
マリー
介護の大変さは本当に人それぞれなので、他の方に分かってもらえないもどかしさ。
でも、こうやって書いてると少し落ち着くってことが多々あるので、どんどん書いちゃって!
一人だと刺激がない分、心配だよね。
私は母(84)に、まだご飯炊きや洗い物手伝ってもらってるから、私にとっても母にとっても大事なことだと思うの。
今日も一緒にデパート行って月末に行くディズニーリゾートへ着て行く服と靴を見たててあげた♪
でも、心配なのは夫の母~うちよりちょっと若いけど一人だし田んぼ、畑の生活なので刺激足りないってことで
数年前から猫を飼ってもらってる。これでもずいぶん違うようで。
頑張りすぎないようにね~頑張りすぎること。それが一番気になる。たくさんたくさん弱音吐いてね。
ノルウェーまだ~む
子供の手が離れると介護…どこのお宅もそうなんですねぇ。
週1回通われているって、偉いです☆
私も毎日気になって気になって仕方ないですが、何しろ遠くて…
でも毎日ヘルパーさんが来てくれるようになったので、本当に一安心してます。今までホント可哀相でした。
何しろ夫(62)も息子(52)も看取った母は、長い事一人で頑張ってくれてたので、今は出来るだけの事してあげたいです。
ノルウェーまだ~む
わ~~、私悲壮感 漂ってた?
行くまではかなりの決意で行ったけど、やってみるとゴミ問題以外は、案外大丈夫だったyo♪
マリーさんのお母様、ディズニーランドにいらっしゃるの???!凄い!さすが親子、好みが似ていらっしゃるのかな?
そういった刺激って必要なのかも~
うちのお義母さんはディズニーランドなんて行ったことないかも…ノルウェーには3回来たけど(笑)
とらねこ
介護ってそうかー、一緒に住んでいないとこんな風になってしまうんですね。
本当にお疲れ様でした…。
ポンジュースが蛇口から出るって噂、ここから来てたんですね。
ただの冗談だと思ってました。
しかも第三日曜日だけはホントに出てたんだ!
飲もうとする人たちはいるんでしょうか?w
ノルウェーまだ~む
そうなのよ~遠く離れていて、そう度々は帰省出来ないので、どうしてもね…でもこれからは1か月に1回は帰らないとかなぁ。
料理とゴミの始末って、実はすごく頭を使う仕事なのねと理解したわ。
今は要介護1に正式になったので、毎日ヘルパーさんが来て、ご飯も作ってくれて本当に良くなったの。これからは毎回こんな事にはならなそう~
ポンジュースはここから出るのではなくて、別にしつらえる蛇口があると思うわ。
それは飲めるのよ~♪
q思いだすと
認知症と解ってからの2年が
物凄く物凄く大変だったなぁ
私達は「わざと普段は使わない物を傍に」
置いておいたりしたの
というコトをしていたけれど・・・
本人が気づかない時に早めにそっと捨てたり
同じものを2つ買って
古くなったら、捨てて・・・とかもしたわ
あと、写真をいっぱい活用
これは誰々、これは××に行ったね~とか
このバラはね~とか
薄いアルバムを5冊ぐらいローテーション
それでも後半は
昼夜逆転・せん妄
猜疑心というのは来て大変だった
大変!!!!という思いって
ある意味「自己中心」に偏るから
逆に家族に当たり散らすのもオススメ
それから専門の、介護の方達を
たっぷり活用したの
勿論「背負う」ものは多大だけれど
通過していくんだから
笑いの世界が待っているよ~
ノルウェーまだ~む
今回無事に介護認定が上がって、毎日短い時間だけどヘルパーさんが来てくれるようになって、ちょっとだけ安心しているところなの。もっと頻繁に行ってあげられたらいいのだけどね…
夜中3時半に起きてラジオかけたり、ゴソゴソと用事をしているので、私が3~4回目が覚めちゃうのは辛い~~
この先どうなっていくのか、不安だけれど、今のところ何とかできそうよ☆