介護日記2015GW☆北条鹿島まつりの大しめ縄張替と鯛めし

お風呂に入ろうねと言っても、ぐずぐず言って入ってくれないおばあちゃんを、なんとかお風呂に入れるために画策したのは、ドライブ&鯛めし&温泉~♪
かねてより「鯛めしの美味しい海の家があるんよ。今度連れて行ってあげるな♪」と言ってくれていたので、是非そこへ連れて行って~♪・・・・・という事にして出掛けてみたyo


松山市内から車で1時間弱、北条という海沿いの町へ行くと、渡り船乗り場の駐車場前には沢山の人がいて、通行止めに。
??????知らずにふらりと出掛けてきたのだけれど、実はこの日、北条鹿島まつりというのが行われていたらしい。
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「北条商工会 HP」 
このHPには、5月連休中に行われる「北条鹿島まつり」大注連縄張の張替えの様子が詳しく説明されている
のほかに、ドラマ「花へんろ」の舞台  とか、河野水軍の里「風早」のまち となっていて、7月の「風早 海まつり」や10月の「河野氏まつり」が紹介されているのだけれど、検索してもなかなか出てこないよ。もっとアピールしようyo

岩手ではあんなに調べていたのに、こと地元のこととなると案外知らないことが多いのかな。
パパンも訳が分からぬまま、フェリー乗り場の駐車場最後の1台に滑り込んでラッキー♪と、幸先の良いスタートに浮かれていた。
すぐ目の前にある小さな「鹿島」へは、フェリーで3分ほどで着いてしまう。
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ちょこんと鹿を載せたおちゃめな渡し船ですぐ目の前の島へ渡る
美しい藤棚の横には、神事に使う酒樽が(写真右上)・・・・・この時はまだ行事のことを知る由もなかった
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フェリーの中では映像付のアナウンス。喋っているのは愛媛出身の「友近」(爆)
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とぐろのように巻いてフェリーで運ばれてきたのは、神事に使う大しめ縄
この太いしめ縄には、北条駅・鹿島渡船乗り場・鹿島の3箇所で常時置いてある「願い文ポスト」と郵送で送られてきた願い事を書いた紙1500通を編み込んであるのだとか!
ええーっ!!?知らなかったよぉう。私も願い事を書きたかったぁー(帰宅して調べて初めて知った私)
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大しめ縄は龍神社で一旦お祓いを受け、再び舟に載せられて夫婦岩へ運ばれる神事が始まるのは13時から
このお祭りは、河野通信氏が源平合戦の屋島の戦いに源氏側として臨んだ時に、大しめ縄を張って龍神社に戦勝祈願をしたというところからきているそう。
肝心の鯛めしは、この行事のせいか予約でいっぱい。その場で13時に予約を取ったので、残念ながら神事は見ることが出来ず(涙)

それまで美しい藤棚の下で海でもながめましょう☆
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藤棚の下で休んだり、パパンが「小学生の頃親戚中で海水浴に来て、自分だけフェリーに乗り遅れて浜辺で茫然とした」という海岸を散歩したりしてのんびり待つ。
息子が乗っていなかったことに気付いて、フェリーから「おおーい!」と手を振りながら迎えに来たお父さんの話をしても、「そんなん知らんかったよ。」と話すお義母さんは、認知症からくるものではなく、元々そういう人(爆)
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海の家や海水浴場(今はキャンプ場)のある島のぐるり以外は、実は鹿の島。鹿島だけに・・・・
こんもりと盛り上がった中央部(島のほとんどの部分)はフェンスで取り囲まれており、『人間はちょっとお邪魔している』というのが実感できる。

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透明度の高い綺麗な海に張り出しているのが、鯛めしの美味しい太田屋。
ちょっと海の家っぽいのだけれど、宿泊もできる。渥美清さんがお忍びで泊まりに来ていたそう。古びているけれどとにかく部屋からの眺めは絶景!!!!
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こ・これは美味しい!!!!1時間も待って予約の13時に来たのに、さらに40分も待たされたことも許してしまいそうになる美味しさ♪(鯛めし単品の人の方が早かった・・・・刺身用の魚釣りに行ってた?)

白ごはんのように見えるけれど、実はここに既にほぐして混ぜてある鯛の身が入っている。
これが新鮮で、思わず声をあげてしまう美味しさで、ビックリ!!待った甲斐があったってものだわ☆

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食事があまりに出てくるのが遅くて、神事を間近で見ようと『お供船』で繰り出していた観光客たちも、もう戻ってきてるyo
思いの外、外人さんの観光客も多く、日本人の(しかも松山市民でも)知らないような行事を、どんな情報網で知り得たのか不思議~~
でもこうした本当の日本の魅力に気付いてくれるのって、案外外国人の方々なのかも。

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神事は全く見れなかったけど、このように張るのだそう。
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最後に綱を掛けた夫婦岩(玉理と寒戸)をパチリ。大きめの岩の間に突き出た小さな岩がそれ(拡大すると、大しめ縄が掛かっているのが見える)

来年は時間を考えて、すっごく早く鯛めしを食べて、お供船で間近で神事を見たいわ。
それまでお義母さん、頑張って元気でいてね~~☆