いよいよ梅雨に入ってきて、自宅でDVD鑑賞が楽しい季節。
窓拭きも済ませたし、今日は何を見ようかな~~
まだ~む的レビュー 満点は★5
「きっと、うまくいく」(2009年)
★★★★
インドの超難関大学に入学してルームメイトになった3人組は、自由奔放なランチョーを中心にして度々学園で騒動を起こして学園長ににらまれていた。
10年後同窓生のライバルに呼び出された二人は、主席で卒業したランチョーに逢うために車を走らせるが・・・
ウワサ通り面白かった~
皆とても大学生には見えないけれど、意外にシリアスな社会問題も描かれていて秀逸。
予測通りだけど爽快なラストが気持ちイイ☆
「ツインピークス ローラ・パーマー最後の7日間」(1992年)
★★★
LDを持っていたほど大好きなシリーズの映画版。ディスク本体が壊れてしまってずっと見れてなかった~やっぱり面白い♪
学園のマドンナだったローラ・パーマーは、恋人の他にも多くの男性を関係を持ち、常にクスリが手放せないとんだビッチだった。夜な夜な怪しげなクラブに出入りし、売春に手を染めていたが、心配して付いてきた親友に、自分のようにならないよう諭すのだった。
夢に現れる怪しい男に侵される悩みを振り払うように、今夜もロッジへ出かけるが、そこへ・・・・
意味があるかのように続く、訳の判らないシーンはやっぱりさすがリンチ節。
ここまでやってくれると、もう参りました!としか言いようがない。
実はこの映画に描かれている「ブラック・ロッジ」は、フリーメイソンの暗喩らしい。なるほど~それなら納得。
「ミックマkック」(2009年)
★★★
ギャングの抗争にまきこまれ、頭にピストルの弾が入ったまま、長い入院生活から戻ったバジルは家も仕事も失っていた。廃品回収に迎え入れられ仲間たちとなんとか生活を始めるが、撃ち込まれた弾の製造元が判ったことで、武器製造会社に制裁を加えようと・・・・
チャップリン映画を見るように、まるでパントマイムのような台詞の少ないアートな作品。
行間から読み取らなくてはいけない事が多いので、やや説明不足なうえに、感情をあまり見せない登場人物に苦戦させられるけど、この「行間」こそがこの映画の良さでもある。
「マルコビッチの穴」(1999年)
★★★★
倦怠期の妻(キャメロン・ディアス)とペットショップの動物たちと暮らす人形師のクレイグ(ジョン・キューザック)、は安定した職を得ようと7と1/2階にある天井の低い会社へ就職する。
そこで出会ったマキシーンに良い寄るも相手にされない。
ある日壁の向こうに、俳優マルコビッチの頭の中に繋がる不思議なトンネルを見つけた彼は・・・
奇想天外でありながら、哲学的に深い話。
あれだけ芸術性の高い人形芝居をできる人物が、最後までひどい夫だというのも情けないけど、どうして妻までもがあんなビッチに振り回されるのー?と思いつつも、『自分』を生きられた者にだけ訪れる幸せがそこあるというのもなんとなく納得。
他人の体に意識として入り込んで、永遠の命を得る話は、まるで「チャッピー」みたい?
今回は不思議な雰囲気の映画を特集~☆
まだまだ見たい映画がいっぱい♪
しとしと雨の日が、ちょっと楽しみになってきたわ。
この記事へのコメント
セレンディピティ
「きっとうまくいく」はわりと最近、「マルコビッチの穴」は公開時に劇場で見ました♪
理系人間のやりとりが好きなので「きっとうまくいく」も楽しめたのですが、インド映画は長いですよね~。途中でいったん休憩して2回に分けて見ました。^^
あのヒロインとのダンスの曲が、さっきから頭の中をぐるぐる回っています(笑)
「マルコ~」は内容はほとんど覚えていないのですが、斬新なアイデアに度肝を抜かれました。ナンセンス映画?ながら深い作品ですね。
ノルウェーまだ~む
インド映画の曲はフルコーラスで踊るから、なんだかずっと頭の中でぐるぐるしちゃいますよね!(爆)
私はそのあと、娘が横で繰り返し別のものを見ていたので、そっちの曲が今でもぐるぐると…
「マルコ~」は実は1度見ていたのに、途中すっかり忘れていて、今回見直したらすごく深いな~って思いました。
zooey
前者は爽快でしたね!
スピルバーグが7回だか観たとかで、そこまでのものかなとも思いましたが。
「マルコビッチの穴」は、邦題の上手さに舌を巻きました。
原題よりもいいと思った、数少ない例のひとつです。
ノルウェーまだ~む
スピルバーグ暇なんですかねぇ(爆)7回見るには長すぎるわ。
ラストは想像できるのに、それでも爽快感がたまりません☆
「マルコビッチの穴」の原題は「マルコビッチになる」なんですね。
確かに話の展開が見えてない題名の方が、より一層「驚き」が増していいですね。
きさ
どちらもちょっと不思議な面白い映画でしたね。
ノルウェーまだ~む
こちらにもありがとうございます。
「ツインピークス」はさらに不思議な映画ですよ~
マルコビッチは発想の妙に感心させられました。
マリー
インド映画、力あるよね~。なんか凄い・・・
映像を学んでるチビが今2つの制作に関わってるらしいけど
照明と撮影だって。私としてはあの子にインド映画観て欲しいんだよね~。多分、観たことないもん・・・あのスピード感、勢い、見せたい~(笑)
ノルウェーまだ~む
大きなチビくん、頑張っているね~!
照明は判らないけど、撮影は機材が何しろ重くて大変そうだわ~~
いつか巨匠になるかも!
今のうちサインいただきたいわ♪
とらねこ
44歳で学生役をやっちゃうアーミル・カーンすごいですよね。
ツインピークスは、ドラマ版の素晴らしさに全く届いていないところが寂しかったなあ。
マルコビッチは大好きで、何度も見ました。
ノルウェーまだ~む
うっわー、彼44歳だったのね??
そりゃ、どう頑張って観ても学生には見えない~~と思ったわけだわ。
ま、インド映画って年齢層高いものね(爆)
ツインピークスはドラマが本当に良かったからねぇ。また全部見たいなぁ~