旅行記の②は普通なら翌日の朝からなのだけど、それは日付が変わらないうちから始まったのだった。
美味しい美味しいといって沢山食べてくれた、夕食の海の幸いっぱい。
食後のお茶もいっぱい飲んだのに、いつものように何度誘ってもトイレに行かずに寝てしまったYO
風力発電の風車が並ぶ佐田岬半島(山の上) フェリーは九州と四国を結ぶ
ちゃんとトイレに起きるも、部屋の外、慣れない旅館なので手を引いておトイレにご案内。
家と違うウォシュレットに困惑しているのか、長い時間かかるのをクーラーのない廊下で待つこと数分。
手を洗ったら家でするように、丁寧に手洗い周辺をペーパータオルでお掃除するのを待って(さすが綺麗好き)再び手を引いて部屋へ、
旅館の布団が分厚いので足を出して寝ている息子(パパン57歳)の、掛け布団を掛けてあげようとするも、嫌がるパパンとの攻防戦がしばらく続き、
「暑いそうなので、そのままにしてください・・・」とヒソヒソ私が言うと
「え?」
「布団かけると暑くて寝られないそうなので、そっとしておいてくださいっ。」(ヒソヒソ)
「え?」
「だぁかぁらぁ~~、暑くって・・・」で、結局パパンも目が覚め、
諦めたお義母さんは、自分の掛布団の端をぐるりと包むように敷布団に敷き込み、自分の足が出ないように万全の準備。靴下2枚と冬のもこもこ股引2枚履いているけどね(≧▽≦)
最後に、もみ殻の枕の中央を寝やすい形にドスッドスっドスっと拳で突く。
この一連の儀式を一晩中かけて、私の知っている限り8回。
翌日も運転のパパンに代わって、私が頑張らねば・・・と思ったけれど、9回目?があったかどうかはもう分からなかったわ。
伊方原発 確かにほかに産業がなさそうな地域だwa
「朝ごはん終わったらすぐ、あそこ(昨日行けなかった『港の駅』)に行って「コレ」食べよな♪」と、口の前でグーをぐるぐるさせるお義母さん(ソフトクリームの事)
「まだ開いてないかもしれないから、オープン時間聞いてきますね。」と、旅館の方に聞き込みをして戻ると、一晩中起きていたお義母さんは朝食後のお休みタイムでスヤスヤ(≧▽≦)
天然記念物のアコウ樹は、道を覆い被さるほどの大きさ
結局「港の駅」にアイスはなく、ほっと胸をなでおろす私たちと、しょぼくれるお義母さん。
宇和海の海の水は沖縄なみに美しい~~
昔泳ぎが得意だったお義母さんが、しきりと「こんな綺麗な海、泳ぎたいな~」と言うので、人口のビーチでちょっとだけ足をつけてみたyo
途中「道の駅」でアイスを食べたら、そのあとのファミレス(!)では、ちゃんぽん麺の麺がお好みのふにゃふにゃではなかった為(そりゃそうだ!)、2本食べたらあと全部残したYO
行きの鉄道が山道とトンネルが多かったとご不満だったので、美しい海沿いの道を走るも、昨夜ほとんど寝られてないので、ぐずり始めたお義母さん。
「少し寝るといいですよ。」と言っても「あたしゃ、車では寝んよっ!」宣言(≧▽≦)
釣り好きのパパンが海が見たくてこの道を走っていると思い込み、「いつまでこんな道走っとんの?!!!」と相当なご立腹。足が痛いとかもう降りたいとか・・・・本当は眠くてお腹空いているだけなんだけどね。
それにしてもパパンの辛抱強さには本当に感服するわ☆
一度も海を見ることなく(笑)、結局車で少し寝たお義母さんは、無事帰宅。
しかーし!!!無事じゃなかったのはこの後だったYO
スーパーへ行くとアイスを食べられると思っているお義母さん、疲れているしのだし、少し横になっててくださいと言ってパパンと夕飯の買い物に行って戻ってみると、お義母さんが居ない!!!!
しばらくするとスーパーからお電話が。
怪しい・・・・と思って車でスーパーに引き返していたパパンがそこで見たものは・・・・・・
たっくさんの買い物とアイスを4つも手に持ったお義母さん。
杖も突かずに、カートも無しで、炎天下をスーパーまで歩いて行ったらしい。(手を引いてやっと歩いていたのは何だったの??)
ほぼ返却し、アイスを2個だけ買って戻るも、今日のアイスは既に食べているので、パパンが冷凍庫に仕舞っちゃったら、烈火のごとく怒りだしたよ。
「あんたたちが一向に帰ってこないから、心配したんよっ!!この親の心子知らずっ!!!!私のお金で買ったんじゃけ、はよ、買ってきたものお出しなっ!!」をこのあと300万回。
お財布は持ってなかったから、パパンが買ったんだけどね(≧▽≦)
大急ぎで大好きな「アサリ汁」を作って飲ませてようやく落ち着いたお義母さん。
ああ、本当にアサリ買ってきて良かったわ~~と、二人でホッとしたのも束の間、興奮が冷めやらなかったのか、この日の夜中も、巨大なスイカの4分の1をペロリと食べたり、トマトを食べたりとずっと起きていたらしい・・・・
もう、旅行は難しいのかな?次からは「道の駅」めぐりで良しとしましょう☆
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ぷち介護☆四国最西端の旅
Excerpt: かねてより「列車の旅がええなぁ~。あんなんしてみたいなぁ」と言っていたお義母さん(何度もしてるけど)を、なんとか列車に乗せてあげようと、一足先に帰省して一足先に帰ってしまうパパンと日程を合わせ、1泊旅..
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・原宿
Tracked: 2015-08-13 11:56
この記事へのコメント
セレンディピティ
お義母さまはアイスが大好きなのですね☆
年を重ねると、だんだん子どもに帰っていく...というのはなるほどこういうことなのかなーと思いました。でもそれでいて子どもとは違うところが、なかなか難しいところではありますね...。
パパンさんとまだ~むさんが優しいので、つい甘えてところもあるのかも。お義母さまは幸せですね。
ノルウェーまだ~む
こちらにもありがとうございます~~
とにかくアイスが大好きで、一日何個も食べようとするので、お腹壊すのでは??と心配して、必死で1日1個程度にしようとしてたのですが、人によっては何個食べても平気な人っているらしいですね。
でもお腹壊してないと言い張るけど、それが真実かどうかが確かめられなくて…
好きなものだけ食べさせてあげたいけど、それでは糖尿になっちゃうし…悩ましいところです。
とらねこ
せめて、疲れて寝てくれてたらまだこちらも楽でしたでしょうに…。
最後まで本当に大変でしたね、
これでお祖母ちゃまにとっては、良い思い出になるとよいですのですが…。
ノルウェーまだ~む
これがまた、すぐ忘れちゃうのだわ~~
GWの時も、私帰省してなかったことになってたし。
今回の旅は、山道がくねくねで嫌だったことと、帰ってきてアイスを隠されてムカついたことだけよく覚えててくれてます(爆)