ジュラシック・ワールド」☆ハイブリッドと進化

お馴染みの曲と共に島の全景が現れる冒頭のシーンで思わずウルウル☆
「ジェラシック・パーク」で育った世代としては、ちょいちょい挟まれる「ジェラシックおた」ネタも嬉しいし、廃墟となった１作目のドームの登場も感動的。


「私、どの作品も見た事ないんです～」と驚きの発言をしてくれた２０代の連れも存分に楽しめたようだし、勿論シリーズの大ファンの私でも、ちゃんとドキドキ手に汗握るシーンもいっぱい。

でも・・・・・・・・・第４弾というよりは、結局概ねリメイク？

「ジェラシックワールド」　公式サイト

＜ストーリー＞

野心家のクレア（ブライス・ダラス・ハワード）は、預かった１６歳のザックと１１歳のグレイの二人の甥にフリーパスを与え、自由にパークを見学させていた。
元軍人で恐竜の行動学に詳しいオーウェン（クリス・プラット）は、遺伝子操作で生まれた新種の恐竜インドミナス・レックスの隔離塔を見学中に恐竜は脱走してしまう。
極秘に捕獲しようと捜索隊が出動するなか、アトラクション中止のアナウンスを無視したザックとグレイは・・・・

美形の子供たちは、今後の活躍も楽しみ～♪

いい感じに反抗期のお兄ちゃんと、１１歳にしてはやや精神的に幼い弟くんがいいコンビ。
恐竜も迫力満点だし、緊迫した逃走シーンもドキドキの連続なんだけど、いかんせんほぼ「ジェラシックパーク」まんまの展開は、懐かしさを通り越して、『主役で美形の男の子は助かるもの』という先入観が先行してしまい、どうしても怖さが半減してしまう。
やっぱり１作目のインパクトは超えられないな～～

進化しているのは恐竜だけじゃない、パークの乗り物やアトラクションも凄い！そして懐かしいシーンがあちこちに

やはり２０年の歳月は素晴らしい～☆
遺伝子操作でハイブリッド恐竜を作り出す近未来のパークは１作目と比べて、どらえもんの未来都市ほどではない程よい（ある意味有り得る程度の）進化を遂げていて、その辺りは俄然納得。

と同時に、人類が身勝手な研究で作り出したものによって、人々が脅威に晒されるかもしれない現実をより感じさせてくれる。

オーナーでヘリを操縦したくてたまらないマスラニはイルファン・カーンでインド人、勝手にハイブリッドさせちゃうウー博士はB.D.ウォンで中国人、恐竜討伐対の隊長はアジア系
意外にも黒人のオマール・シー以外（フラグが立ってたのに）、生き残るのは白人ばかりなのがちょっと気になるwa（博士は別として）

１作目のオリジナルグッズのTシャツを着たスタッフが、『恐竜オタ』というよりも『ジェラシックパークおた』なのがツボ

最後まで基地を守ってくれた彼が、その後ちゃんと救出されたのかが心配。
同僚との別れのシーンまで、しっかり笑えるところを用意してくれている。グッジョブ！！

知能が高くて、擬態して、巨大で、Tレックス並みの強さがあるって、ハイブリッドにも程がある・・・・

そんな風にホイホイ遺伝子を組み替えられるのなら、最初に見たものを親と思う鳥の遺伝子とか（親の言う事は聞くみたいな？）、ボスに従う犬的な遺伝子とか入れられなかったのかな？

討伐対との森での戦いはプレデターちっくで、ぞくぞくしちゃった☆

シャツだけを探検隊風にしたクレアは、ジャングルの中もパークの中も全力疾走するけど、かなりのピンヒール履いているwww

次第に髪がボサボサになっていくクレアとの程よい距離感が良かったのに、ラストの急接近はちょっとねぇ。
てっきり兄弟が危惧していた親の離婚問題が、この騒動で家族の有り難さを噛みしめて、万事元通りに仲直りするのが締めくくりと思っていただけにガッカリ。
急に陳腐になっちゃった。

元軍人なのに、何故か飼育員みたいなことしてて謎だったけど、今各地の飼育員さんの間でこのスタイルが大ブームらしいyo☆




















すでにスワンボートは生き物ですらないけどね（笑）


最新技術を駆使したIMAXの映像は、思わず目をつぶってしまうほどの迫力で、立体感もしっかり楽しめたけど、ガラス越しに恐竜を見るシーンとかに、ちょっと頭を振ると物凄い目が回ってしまったり。
やっぱり３Dは苦手かも・・・

何だかんだ言っても存分に楽しめちゃった私。
次回作はウー博士がどんな恐竜を作り出してくれるのか、５作目に相応しいオリジナル性溢れる作品を期待したいwa～

Comments

[セレンディピティ]

こんにちは。
子どもたち、かわいかったですね。絶対助かるとわかっていても、結構どきどきはらはらして見ていました。
インドミナスもただ凶暴なだけでなく、賢い（悪知恵がはたらく？）ところが敵として申し分なかったですね。
飼育員さんのポーズは、我が家でも一時期ちょっとしたブームになってました。＾＾

[ノルウェーまだ～む]

セレンさん☆
私もハラハラドキドキしてましたが、振り返ると１作目よりはなんか落ち着いて観れちゃった気がして…
あの飼いならしたヴェロキラトプルたちは、１作目では恐ろしい殺戮恐竜だったこともあり、バイクで並走するのがなんか変！とちょっと思っちゃっいました。
それとも遺伝子操作したのかな？？

[オリーブリー]

まだむさん、こんにちは。

ですね、ちょっと人間ドラマが薄れたリメイクって感じでした。
とにかく、先が見えてしまって、怖くないんですよね。
それこそ、ゴジラのように海を渡ってどこかの大陸へ渡らないと話が広がらないのかも（怪獣映画か～笑）

[zooey]

そう、これは完璧なリメイクでしたね。
20年も経ってるから前作を知らない若い人にはいいのかな？と思っちゃいました。
私もあのピンヒールが気になって気になって…

[隆]

お邪魔します。

演出やストーリーのレベルは変わっていないと思いますが、インドミナスレックスとか、ハイブリッドとか、多分、恐竜研究のロジックのレベルは着実に高くなっていて、いかんせん仮説でしょうが、現在の理論や映像レベルで出来る事はやり切った、という製作者の燃え尽きた感はありますね。

現在の生ける恐竜の王国は、不滅。恐いラプトルも、ティラノサウルス・レックスの貫録には敗けた、という感じでした。それにしても、恐竜とか、竜巻とか、竜のイメージは悪いですね。現実にジュラシックワールドが開園する事があれば、竜のイメージも高まってくれるかも、と、裏ワザに期待です(笑)

[ノルウェーまだ～む]

オリーブリーさん☆
やっぱり島を出ると怪獣映画のパニックものになっちゃうから、やりにくいのかもだけど、ほぼ同じストーリー展開だったのでどうしても怖さが半減しちゃうよね。
あんなに怖かったラプトルを飼い慣らしちゃったし…

[ノルウェーまだ～む]

zooeyさん☆
そうそう、そういう細かいところはちゃんとしてほしかったですよね。
いくらなんでも～～
せめてジープに替えの靴があったとか、長靴でもサンダルでも良かったのに・・・・

[ノルウェーまだ～む]

隆さん☆ようこそ！
遺伝子操作によるハイブリッド等、仮説がいつか現実となりうる恐怖を描いているシリーズだけに、私としては燃え尽きてしまわずに、最後まで頑張ってほしかったですねぇ。
人間の愚かな欲求と科学の進歩によって人類が破滅に向かう話を、ファミリー向けにソフトにしてしまって、なんとなく恐怖感が半減しちゃいました。

[にゃむばなな]

面白いですね～。みんな、あんなマネをしているんですか。
動物園に行ったら結構こんな人がいるかも。

それにしてもこの映画は本当に22年前とな～んにも変わってませんでしたね。
それでも面白い映画に仕立て上げたのはある意味凄いことですけど。

[ノルウェーまだ～む]

にゃむばななさん☆
うちの息子は幼稚園の時にジェラシックパークを見せたら、それから１週間毎日トイレに行けなくなっておもらしして帰ってきましたけど、今回過去作品を知らない世代は、この映画でそのくらいの恐怖を味わえたのか気になります。
確かに面白いのに、なんだか怖さが半減してて残念でした～～

[キーラ]

TBありがとうございます。
やはり１作目は超えられませんでしたね。
恐竜が怪獣のようになっちゃった。
終盤に続編を想像させるシーンがあってちょっと興ざめです。
お姉さんがハイヒールで必死で森を走るのもちょっと違和感がありました。まあ、いいか。

[ノルウェーまだ～む]

キーラさん☆
ほんと、恐竜がこれでは怪獣ですね。
ハイブリッドしただけでは怪獣にはならないのですが、恐竜同士コミュニケーション取ってみたり、最後は人間の都合のよいように怪獣同士が戦うような、「怪獣映画」ちっくでした。
続編はこの分だと兵器として開発されたハイブリッド恐竜部隊が、戦地で解き放たれた途端、仲間も敵も殺されパニックに・・・と、もう話が見えてしまいました。

[メビウス]

まだ～むさんこんばんわ♪TB＆コメント有難うございました♪

そういえば途中であの兄弟がパーク内で妙な廃墟に迷い込んだり、パークのスタッフの一人に恐竜マニアっぽい人もいましたが、ああいうのがシリーズのオマージュだったわけですね。本作から入ったようなものでしたから、見事にスルーしてましたわ（笑）。知ってたら知ってたで感慨深くもなりもっと面白く見れたはずですね。

遺伝子操作で色々盛り盛りしてしまったウー博士が逃亡しちゃったので、続きは作ろうと思えば作れるかもですねぇ。今度はインドミナだけじゃなく、もっとたくさん遺伝子恐竜出て来そうな予感・・＾＾;

[yukarin]

こんばんは。
確かにほぼリメイクですよね～流れは同じだし 笑
ただ映像はかなり進化してすごいはく力ではありましたが。
2Dでもなかなかの迫力でしたが、IMAXはかなりすごかったようですね。

飼育員さんの例のスタイル笑いました。
私もやってみたいですもん 笑

[ノルウェーまだ～む]

メビウスさん☆
そうなんです！
パークの奥にあった廃墟のドームが１作目では恐怖のるつぼと化す場所だったのでした。
園内の恐竜たちの間を球体の乗り物で移動するときも、ほぼ１作目と同じ構図だったのも良かったです♪

続編はウー博士が兵器用に恐竜を改造して、いざ戦地に送り出したら敵も味方も全滅的な内容になると私は踏んでいます。

[ノルウェーまだ～む]

yukarinさん☆
飼育員さんの写真は、スワンボートはともかくライオンの人は恐竜並みの恐怖よねー！
みなさん皮のベストも来たりして、なかなか凝ってます（笑）

IMAX迫力すごいけど、なんかクラクラしちゃった。４Dが気になったけど、多分酔っちゃってたかも…

[とらねこ]

誰も言わないようなので…ツッコミ入れてもいい？
“ジュラシック”が“ジェラシック”になっちゃってまーす。
“ジュラ紀”という意味なんですが、“嫉妬深い”ワールドになっちゃってるわー。

ところでこれ、私はすごく面白かった〜。
気楽に見れる夏休み映画っぽいところが、お気に入りでっす^^

[ノルウェーまだ～む]

とらねこさん☆
確かに！！なんで今まで気付かなかったのかしら～～
きっと１作目の時からそういう風に耳覚えしてて、思い込んでいた節があるのね（笑）
パッとみ気付かなかったし～～
とらねこさんは相当気に入ったみたいね。
私はすごく面白かったけど、何か物足りないという…

[Ageha]

ありゃりゃ。TBもコメントもいれてませんでしたか～。ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ
お世話になっております。ブログが不調で書けるときと書けないときが極端でどうも。m(_ _)m

そうそう、あの「待て！」のシーンとそれから
ラプトルたちを連れてバイクで討伐に行くシーンを
やたらパロディ画像見てしまって
どっちかいうと「あ～これが元ネタなのね～～！(≧∇≦*)」って
変なところで盛り上がっておりました。

迫力と映像の進化はさすがにすごいんですけど
良くも悪くもある程度のパターン化は否めないので
記事でも書いたのですが昔「ジェラシックパーク」を録ったスピルバーグってどんだけすごかったんだと今更のように思いました。(^_^;)

[ノルウェーまだ～む]

Agehaさん☆
お久しぶりです！！コメントありがとうございました～～

そうそう、スピルバーグ本当に凄いですよね。
私もつい昨日「ジェラシックパーク」見直してみたのですけど、本気でドキドキ、もう何度も見ているのに…
ただし結構怖くて、これは子供向きにできないなー、幼稚園の時に息子に見せて可哀相なことしたなーと（爆）
この『怖さ』を排除したために夏休みこども映画になっちゃいましたよね。

[たいむ]

ディズニーとも違う感じに子供も楽しめる映画で、やっぱりスピルバーグだなぁ～って。
んで、そそ、ホラーのようにコワイ映画なんですよね。
とはいえ、もう少し大人向けの深みというか説得力も欲しいところ。人間関係、現実は吊り橋効果だけじゃ上手くいかないもんです（笑）

[ノルウェーまだ～む]

たいむさん☆
まさにその通りですよね。
何も子供が泣くような怖い映画にしなくても、重要なのは説得力があるかどうかってところですね。
安易にこれ以上怪獣ものにしない、安易にラブモードにしないって大事だと思うわ～～

[SGA屋伍一]

うちの凶暴猫に手をかざすと普通に噛みつかれます。ラプトルの方がまだ御しやすいかも。なんだかんだ言ってこの映画、日本での成績は実写洋画ではハリポタ完結編以来の80億越えだそうですよ～　洋画復活の兆しが見え始めていてめでたいっす

[ノルウェーまだ～む]

伍一くん☆こちらにもありがとう～
やっぱりオールドファンだけでなく、十二分に若い子供から大人までを虜にする面白さがあったのでしょうね。
あまり恐怖心をあおらないソフト路線にしたのが良かったのかも。
私はちと物足りなかったですが。
ネコちゃんも噛むの？？知らなかった～～