したまちコメディ映画祭の2つ目は、不忍池水上音楽堂でなんと邦題とキャッチコピーも決定した「ミラクル・ニール「Absolutely Anything原題)」
豪華メンバーによるトークイベントも爆笑だし、満席の会場は期待を裏切らない面白さのサイモン・ペッグに釘付け!!
「ミラクル・ニール(Absolutely Anything原題)」 公式サイト(2016年春公開)
<ストーリー>
超テキトーな教師ニール(サイモン・ペッグ)は、遥か銀河系の宇宙人たちから、宇宙法によって地球を滅亡させる前の存亡の是非を審査するために、テキトーに選ばれて全知全能の力を与えられる。
しかし、そんなこととは知らないニールは、自分に都合のよいようにその力を無駄に使っていたのだが・・・・
度々登場する寝落ちシーンで、まさか最後まで寝落ちネタ?と思ったら、そんなことはなくて良かった(笑)
優しくていい人なんだけど、特にイケメンで格好いいわけでもなく、かといって見た目からしてふざけた(失礼)コメディ畑でもなく、とびぬけて優秀とかでもなく、どちらかというとだらしないところがある『普通の人』をやらせたら今や世界一のサイモン・ペッグ。
ハリウッド映画にも引っ張りだこで、コメディ専門でもないのにしっかり笑わせてくれる、本当に貴重な存在。
「ホット・ファズ~俺たちスーパーポリスメン」以来のファンなので、今の目覚ましい活躍が本当にウレシイわ☆
愛犬デニスの声は、故ロビン・ウィリアムズ、力量に感嘆せずにはいられない
喋り方ひとつでこんなにも面白くなるのかと感心する、愛犬とのトーク。
ものすごく思慮深い事を言ったかと思ったら、玄関のベルの音に反応しちゃって・・・・(爆)
それにしてもトークイベントで関根勤、松尾貴志らがキャッチコピーを色々考えたのだけど、その中のひとつ、「うんこも歩くよ」は想像した通りとはいえ、そのディティールの高さに爆笑せずにはいられないっ!
気になる女性からバカにされているのが悔しい同僚は、ニールにお願いして・・・・
好きな女性に相手にされないと言うのなら分かるけど、好きな女性に馬鹿にされていても尚、女性を追いかける気持ちが判らない~~
しかし気になる女性から『敬われたい』願望がとんでもない方向へ。
ふむふむ、言葉って難しいね。
こちらはソーセージ(笑)このシーンも大好き
つい食べてしまおうとするくらい美味しそうには見えないけれど、つい食べようとしちゃうソーセージ。
見た目がこれではソーセージじゃないんでですけど?
地上のドタバタも可笑しいけど、モンティパイソンのメンバーがそろって声を演じる宇宙人たちのトークバトルが笑えるっ
バカっぽい事がとにかく好きっ!っていうモンティパイソンの楽屋ネタ的なトークが可笑しい。
言葉の選び方も気をつけないと、とんだ事態に発展するのねぇ。
「戦争になる理由をなくせ!」っていう考え抜いた命令も、モンティパイソンのメンバーの一人テリー・ジョーンズ監督の手にかかれば、すぐさま始まる『理由なき戦争』になってしまうのだからwww
ちょっとドリフっぽい展開はおふざけが過ぎるけれど、基本的に人を不幸にしたり陥れようとする悪意がこの物語には無い所が何よりも評価できる。
パパンがこよなく愛するモンティパイソンのコメディはナンセンスすぎて、笑えないこともしばしばあるけれど、この映画はモンティ色が程良くて私は好きだwa☆
愛犬との息もぴったり
これが本当の遺作になったロビン・ウィリアムズ。
犬の演技もさることながら、ロビンの吹き替えも最高。
そして地球の危機を救ったのは実は・・・・・という、見事などんでん返しと裏腹に、静かに進展していくニールと想い人とのロマンスがまたいい☆
これは来春公開まで待ち遠しい~~~!!
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おかしな一人と一匹 テリー・ジョーンズ 『ミラクル・ニール!』
Excerpt: 『スタートレック』『ミッション・インポッシブル』『スターウォーズ』などドル箱シリ
Weblog: SGA屋物語紹介所
Tracked: 2016-04-26 22:11
この記事へのコメント
SGA屋伍一
わたしは一般上映で観ましたが、普通に館内が笑いに包まれていて大変気持ちよかったです。コメディ映画でもそういう環境で観ることって1年に1回あるかないかなのでね…
ノルウェーまだ~む
これすっごく面白いよね~
なんだか盛り上がらな過ぎて可哀相…全く勿体ない話だわ。
ロビン・ウィリアムズの遺作としてそのタイミングで公開しちゃったほうが良かったのにね(申し訳ないけど)
というか、下コメのすぐあとに公開の方が波に乗れたのに~