「アントマン」子供時代の憧れてんこ盛り

アメコミ物もそろそろお腹いっぱい感があったし、ことさら格好良いようにも思えないし、特別イケメンでもないし・・・と、やや冷めた目で遠巻きにしていたけれど～～
子供の頃に誰もが憧れた世界を全て実現してくれたこの映画。
評判通りの面白さだったわ！！

「アントマン」　公式サイト

＜スートーリー＞

窃盗の罪で刑務所にいたスコット（ポール・ラッド）は、まともに職にもつけず娘に会うこともできずにいた。
刑務所仲間と一度は断った空き巣を計画、警備の厳しい金持ちの老人ハンク・ピム（マイケル・ダグラス）の家に盗みに入ると、金庫には不思議なスーツがあるだけだった。
スーツを着てスイッチを押すと体が１.5センチに縮んでしまうが、ハンクからこのスーツを着てあるものを盗み出してほしいと依頼され・・・・

物凄いセキュリティーを難なく破ってしまうほどの、精密機器に精通したスコットだけど・・・・
奇想天外な設定の映画は、難解なセキュリティー突破の行程も逆にリアルに感じられて凄く納得しちゃう。

資格があれば再就職も大丈夫と言っていたのに、やはりアメリカでも前科者には厳しいのね。
アイスクリーム売りの仕事さえクビになってしまうとは・・・

脇役には欠かせないマイケル・ベーニャは、スコットの善き相棒

刑務所で知り合ったいい加減な男ルイスだけど、ここぞというときに重要な役割。
彼のなが～～い説明は、一見おばちゃんの無駄話のようだけど、実はちゃんと繋がっているっていうのが笑える。
他のメンバーたちも、これから良いチームとしてやっていくのかな？（アベンジャーズに迎えられたら、どうなっちゃうのかしら？）

昔ハンクの弟子だったダレン（コリー・ストール）は、ついに独自に開発に成功、縮小スーツを武器商人に売り渡そうと・・・・

地球の脅威となりうる『生物を１．５センチに縮めるスーツ』で世界平和を目指そうと武器を売る～～と、アメリカを象徴する行為が最近のハリウッド映画には度々登場する。
昔はナチスだったりロシアだったりした敵が、最近は自国の中にあるというのが、マイブームのようでもあり事実でもある。

可愛い娘の誕生日にあげたブサイクなぬいぐるみが、彼女のお気に入り

キュートな娘キャシー（アビー・ライダー・フォートソン）がいい味を出している。
急に現れて小さくなったり大きくなったりするパパをすぐに受け入れられるのは、さすが子供ならでは（笑）
何しろ巨大化したアリちゃんも飼ってしまうくらいだし・・・・

ゴキブリよりアリが苦手なねえねが見たら卒倒する～～ねえねでなくてもゾロゾロ集まるとひえ～～っとなる

でも「きゅぃ～～ん」って鳴いてなついてくると、なんだかスコットでなくてもアリさんたちが可愛く思えてくるから不思議。
当のスコットも、うだつが上がらない男から、次第に素敵なヒーローに見えてくる！！

ハンクと娘、スコットと娘の関係も上手に収束

程よい物語性、ちょいちょい挟まれるアベンジャーズ関連もこの先の展開を思わせて絶妙。
奇想天外さもアメコミならではでありながら、特殊スーツと訓練によって誕生するヒーローが突飛過ぎずにちょうどいい。

でも配管を通ってご近所で戦っているうちが一番楽しいと思うなぁ。
アベンジャーズに参加して世界を救うレベルには、出来ればなって欲しくないかも。

笑えるところもいっぱい

小さくなったり大きくなったり、虫の背中に乗って空を飛んだり、秘密道具で物をでっかくしたり、果てはトーマスに乗ったり～～～
まるでドラえもんのような世界が、子供の頃のわくわく感を思い出させてくれる。

夢がいっぱい詰まってる～～
あまり地球規模にならないで、走っても走ってもまだ模型の中・・・・くらいに、子供たちの身近で活躍するヒーローで当分いて欲しいな☆

Comments

[ボー]

小さくなったり普通の大きさに戻ったりしながら戦う、というのは、なかなか相手にとっては手ごわいなあと感心しました。
アベンジャーズで、どんな活躍をするのかは楽しみ！

[にゃむばなな]

やっぱりヒーローはまずは身近な敵から倒してナンボですよ。
宇宙人とか人工知能とかよりも、こういう勧善懲悪が一番ですね！

[ノルウェーまだ～む]

ボーさん☆
小さくてもなかなか強いのがいいですね！
ある意味一番強敵かも～～
これからシリーズでどんな活躍をするのか、楽しみですね☆

[ノルウェーまだ～む]

にゃむさん☆
親近感がわいてこそ皆のヒーローですよねぇ。
アメコミものは敵が強大になればなるほど、つまらなくなるので、いつまでもご近所で頑張ってほしいものです。

[きさ]

これは面白かったですね。
予告編はコミカルな面を強調していましたが、アクションも数々のアイディアや工夫がありとても良かったです。
コミカルな味も良く出ていてそのあたりの緩急がうまい。
脚本が良いのですが、ペイトン・リード監督の演出も快調で一気に見せますね。
主人公役のポール・ラッド、ヒロインのエヴァンジェリン・リリー(ホビットのタウリエル)もいいです。
悪役のコリー・・ストールも好演でやはり娯楽映画は悪役が良くなくては。
笑いを一人でさらっていた感じのマイケル・ペーニャもいいですね。
ちょっと久々という感じもあるマイケル・ダグラスも良かった。
アベンジャーズの一人が登場したり、悪の組織ヒドラが物語に関わってくるなど、マーベル映画へのリンクも楽しいですね。

[ノルウェーまだ～む]

きささん☆
アイデアといい、笑いどころ、悪役とどれもいいかんじでバランスのいい映画でしたね。
これからマーベル映画のコラボも楽しみです。

[ノラネコ]

面白いというよりも、実に楽しい映画でした。
おっしゃる様にドラえもんには小さくなって冒険するエピソードが非常に多いので、良い意味でデジャヴ。
ちっちゃい父さんは、今後のマーベルものにも良いアクセントになりそうです。

[ノルウェーまだ～む]

ノラネコさん☆
アイデア的にはほとんどドラえもんのスモールライトなんですけど、実写にすると、こんなに楽しいのですね～
これからもマーベル映画で色々に活躍してくれそうで、楽しみです！

[メビウス]

まだ～むさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

自分もアメコミ作品・・特にマーベル関連は繋がりが多すぎて少し億劫になっている部分もありましたが、このアントマンは結構楽しく見れましたね♪主人公が凄い庶民的でしたし、アントマンの能力も縮小拡大と異色で、おまけにとてもユーモアな場面が多くてかなり笑ってたというのも、今までのマーベル作品にはあまり見受けられなかった気がしましたね。そうそう、相棒のルイスの冗長な説明も確かに面白かったｗ続編でも次のアベンジャーズでもいいから彼のあの長ったらしい言い回しはもう一度聞きたいですね＾＾

[ノルウェーまだ～む]

メビウスさん☆
お喋り好きで意外と優しいルイスが、アントマンのアベンジャーズ昇格後もいい相棒として活躍してほしいですよね。
何よりご近所さん的庶民派なアントマンは、ぐっと親しみがあってマーベル関連に新風を吹き込んでくれたのが良かったです♪

[yukarin]

私はアリよりゴキのほうが絶対だめーデス。
なつかれても嫌 笑

ヒーローものにしては笑いが多くて楽しかったです。
小さくなった時の普段の世界はこんなに怖いとは 笑
私も地球規模にはならないで欲しいかなぁ。

[とらねこ]

＞でも配管を通ってご近所で戦っているうちが一番楽しいと思うなぁ。
アベンジャーズに参加して世界を救うレベルには、出来ればなって欲しくないかも。

これ本当にその通り！でも、見て早々に次の『シビル・ウォー』でアントマンも出てくると聞いてしまい…。
そういうのを聞いてしまったから、弱冠ウンザリしながら見てしまったのかもー。
でも、「マーベルの中ではこれが好き！」という人の気持ちは分かります。

[ノルウェーまだ～む]

yukarinさん☆
普通そうよね～ゴキになつかれるのも、ホント困るしっ
小さくなってアリが仲間だと助かるけど、これが敵になったらどうしたら…？と考えるだけで震えちゃう！（大きくなれっ！）
違う意味で地球規模なミクロの世界で大活躍してほしいね。

[ノルウェーまだ～む]

とらねこさん☆
マーベルの中で一番これが好き！になるかはどうかな？と思うけど（笑）世界レベルでただバンバン戦うより、こういった身近なところで頑張って行ってほしいよね。
小学校のいじめっこをやっつけるとか、盗撮する兄ちゃんのスマホの画像を消して回るとか、裏金を作ろうとする役人のパソコンの横にスタンバイしてて、エンターキーの前に数字をゼロにしちゃうとか（爆）

[SGA屋伍一]

こんばんは。そうですね…　アベンジャーズに参加したとしてもアントマンにできることと言ったらキャプテンの肩に乗って「いけ！　そこだ！　がんばれ！」と応援することくらいでしょうか。あとは子分のアリたちに敵をさしてもらうとか…　そんなとこですよね
折よく続編決定のニュースが入ってきました。『アントマン＆ワスプ』のタイトルで2018年公開だそうです

[ノルウェーまだ～む]

伍一くん☆
ワスプ？？何でしょうそれ～～
でもアントマン主役映画なら、間違いなく面白いでしょうね♪

アベンジャーズ参加の場合は、きっとやっぱり隙間から入って、精密機器をぶっ壊す的な？
これ以上ない大きさで戦ってたから、あとは小さくしていかないと…なのだと思うわ☆