[PAN ～ネバーランド 夢のはじまり」☆魔法にはかからず

そもそもファンタジーはあまり好んで観ないので、今回もパスするつもりでいたのだった。
でもヒュー様もなかなか頑張っているようだし、主人公の少年も『世界で最も美しい少年』ってことだし・・・・
何よりこの映画の宣伝でヒュー様がインタビューを受けているのをテレビで見ていたパパンが、突然「パンってパンパイプのことか？」って言いだしたので「なんで？」と聞いたら、「ロゴのAのところにパンパイプがデザインされてる。」って言うもんだから～～


そんな洒落たデザインなら、何かふか～いお話でも隠されているに違いないって期待した私がバカでした。
まあ、確かにパンパイプがこのお話のある意味「キー」になっているのだけれど。

「PAN～ネバーランド　夢のはじまり」　公式サイト

＜ストーリー＞

孤児院でママとの再会を夢見るピーター（リーバイ・ミラー）は、夜な夜な子供を連れ去る空飛ぶ海賊船にさらわれ、ネバーランドへやってくる。
そこでは冷酷な黒ひげ（ヒュー・ジャックマン）船長のために、子供から大人まで多くの人々が若返りの薬となるピクサムの過酷な発掘作業を強いられていた。
日々見せしめとして子供を谷底へ落す儀式が行われ、いきなりピーターが選ばれるが、彼の体はふわりと宙に浮き・・・・

黒ひげを楽しそうに演じるヒュー様

冷酷で恐れられている海賊黒ひげを、ヒュー様が熱演。

見事にスキンヘッドにした頭に、まるで日本の時代劇の女性のカツラのような髪の毛をちょこんと載せている様子は、冷酷と言ってもどこかふっと笑ってしまう部分がある。
それが際立ってしまったのか、ヒュー様の本来の人の良さがどうしても滲んでしまうのか、いくら見ても極悪非道な感じがしてこない。

やはり白塗り部門でもパイレーツ部門でもまだまだジョニデの王座は揺ぎ無いのかも☆

冒頭の空飛ぶ海賊船とエアフォースとの戦いから迫力満点

VFXの効果が素晴らしいのだけど、戦闘機が本格的になればなるほど、空飛ぶ船との空中戦が頭の中で混乱を呼ぶ。
最近のSFがリアルを追求してて話に入り込みやすいのに比べて、何でも「あり」のファンタジーを実写で観るときの心構えがなってないなぁと自分自身に反省。
ファンタジーの世界に生きる子供たちの純粋な心が、おばさんにはもう無いよ（涙）

『いちばんの魔法は、信じるきもち』という副題は、ある意味見ているこちらへのメッセージでもあったりするのかも・・・・

ミステリアスで勇敢な戦士でもある部族の姫という役にピッタリな「ドラゴンタトゥーの女」のルーニー・マーラ。

ネバーランドの山奥の村で、黒ひげたちに次々と射殺される部族の人たちが、カラフルな煙となって消えたときに、改めて「完璧な子供向け映画」なのだということを思い出す。
ここは完全に子供の気持ちでファンタジーの世界にどっぷり浸かろう☆

まだ左手があった頃のフック船長は、ちょっとインディジョーンズっぽいイケメンのギャレッド・ヘドランド

正義感もなく、自分が逃げ出すことだけを考えている自己中男。
ばたばたっと話が進むので、味方となって助けてくれようとしていたのに裏切られたとか、ここ一番の危機には（予想通りだけど）助けにくるとかのシーンで、ピーターの心の揺れがあまり見えてこないのが物足りなさの原因かな？
少年ピーターが子供のくせに意外にも寛大。

ピーターがパンのカギで『ピーターパン』
短髪の少年はごく普通に見えるけど、インタビューに登場するリーバイくんは相当なイケメンの予感♪
やっぱり髪型って大事なんだわ～～

時々うるうる～～となるシーンもあるけれど、全体的には正統派おとぎ話の域を出ない。
まあ、ピーターパンなのだからそれで充分なのかもだけど。

妖精とのハーフで空を飛べるピーターパンが、アイアンマンかウルトラマンちっくに飛ぶのは、ふわっとしたファンタジーには似合わない。
じゃあいったい船は何で飛んでいるの？という部分は置いておいて、どうせなら最後までふわっと終わらせても良かったかな。

Comments

[まっつぁんこ]

あれ、パンパイプっていうんですか。
勉強になりました。
ハーモニカの切れ端か、パイプオルガンのミニチュアだとばかり

[ノルウェーまだ～む]

まっつぁんこさん☆
そうなんです、それがないとﾋﾟｰﾀｰ＋パンにならないんですね～
そもそも妖精とパンパイプの関係が良く判らないですけど…

[yukarin]

こんにちは。
映像はきれいで楽しめましたが、おはなしはふつーでした。
いまいち盛り上がらなかったワタクシです、、、

[ボー]

世界で最も美しい少年？　パンパイプ？
子ども向けというのは、しっかり感じましたね。
カラフルな煙は、やられた跡だったのか…（いまさら）

[ノルウェーまだ～む]

yukarinさん☆
そうそう、お話はふつーのファンタジーでしたねぇ。
船での空中戦はスリリングだったけど、お話はさほどスリリングに感じなかったわ。

[ノルウェーまだ～む]

ボーさん☆
ペンダントがパンパイプの形でしたね。
もう少し背景にあるストーリーが重厚だったら面白かったかもと思いますが、しっかり子供向けでしたよねぇ。

[オリーブリー]

こんばんは。

ほぼお子様向けでしたね。
映像はキレイでしたけど、何だか「パイレーツ」シリーズみたいで、どこかで見たような活劇シーンばかりでした。
ま、同じ海賊だから仕方ないか（笑）

[ノルウェーまだ～む]

オリーブリーさん☆
そうなの～パイレーツっぽいのにパイレーツを超えるキャラクターの魅力を感じられなかったですよね。
映像もお話も綺麗にまとめちゃったってかんじ。
黒ひげを全面に押し出したことで、そういう印象が余計強くなっちゃったのかも…

[SGA屋伍一]

子役の坊ちゃま、かわいかったですね。ただ子役にとってはむしろヒット作の後のほうがいろいろ大変な気が。ひきつづき立派な役者さん目指してがんばってほしいです
ワイルドスピード、マッドマックス、セッションと今年は印象的なスキンヘッドが多い年でしたが、そのトリを飾るのがヒュー様だとは思いもしませんでしたｗ

[ノルウェーまだ～む]

伍一くん☆
ほんとだーぁ。
スキンヘッドの締めくくりがヒュー様ね！（爆）
締めくくりと言えばそろそろ今年も終わりが近づいて…
伍一くんの今年のベスト楽しみにしているよ～～

[マリー]

パンパイプって知らなかった～～。そっかAのとこに・・・
こういうのってまだ～む家強いよね（笑）尊敬・・・

なんかね～観てすぐ書かなかったら、もう印象が全然ないのよ～。前のジェレミーくんのは大好きでDVDも持っているんだけど・・・
どうもインパクトに欠けるっていうか、ヒュー様の黒髭もそんなでもなかったし。っていうか、もう本当に記憶が・・・←単なる老化？
ギャレッド・ヘドランドはイケメンでした！そこか！？

[ノルウェーまだ～む]

マリーさん☆
記憶に深く残っているのがイケメンのところなんて、さすがマリーさん！
でも確かにそういう映画だったよ～（爆）

物知りなのはパパンだけね♪知らないことがないという…
男はイケメンより博学でしょう？