ご冥福をお祈りいたします。
さぞ落ち込んでいると思っていたねえねにラインを送ったらこんな返事が。
「和田さんはゴキゲンな蝶になってデジタルワールドに飛んで行ったんだよ。」
以下は昨年11月に公開になったデジモンアドベンチャーの新作を観たときのレビューです。
人気アニメ「デジモンアドベンチャー」15周年を記念した作品。
いったいどこまでファンから搾り取るつもりか??(爆)
それでもファンとは有り難いもので、3週間限定公開のうち1週目と2週目で入場者特典で貰えるグッズが違うと、グッズをゲットするためにちゃんと2回鑑賞するという・・・
ちなみにランダムで配られるグッズの欲しいキャラクターを引き当てる確率を上げる『そのためだけに』駆り出された母。
あくまでもお付き合いで来たのに、40分も遅刻してくるってどうよーっ!???
「デジモンアドベンチャーtri. 第一章「再開」 公式サイト
<ストーリー>
デジタルワールドへ渡って最後の戦いから3年、高校生となった八神太一たちはそれぞれに充実した学生生活を送っていたが、再び謎の停電と共に出現したクワガーモンと対峙した太一は、なすすべもなかった。
危機一髪のその時、太一の前に現れたのは、なんと・・・・・
感動の再会は、別にファンでない私でも予測が出来る範囲のストーリー展開の域を全く出ていない
1999年から放送されていたアニメ「デジモン無印」(←その後シリーズでデジモン02ができてから、このように呼ばれるそう)の頃に、小学生だった太一が高校生になった!!!という同窓会的気分で見る映画。
まさに満席の劇場は、私以外ほぼねえねと同世代ばかりがぎっしり!
基本、男の子のたまごっちというコンセプトで作られた「デジタルなモンスターを卵から育てる」デジバイスがバンダイからタイアップで売られており、劇場も男子のファンのほうが多い
今回もデジバイスは主要な位置づけなのだけど、サッカーの練習のときもポケットに入れてるのって??
無駄にひっぱる美しい背景や奇妙な間で、リズムが悪いシーンが多い
いよいよクライマックス、生長した仲間が集まって敵と戦うシーンでは、毎度のことながら寝てしまう私。
気付くと喧嘩してギスギスしていた太一とヤマトが、再び心を合わせて一緒に戦う~~~ってなってて、あとでねえねに聞いてみたら
「いいのいいの、寝ないで観てるファンの皆も何でそうなったか判らないんだから。」だって・・・
成長するのはデジモンだけでなく・・・・
3部作でファンから出来るるかぎり搾り取ろう作戦なのでしょうが、第一章は本当に「再開」シーンのみの内容。
別に付け足されたような、元気いっぱい突き進むタイプだった太一が無駄に思い遣並み、クールなヤマトがやたら押せ押せなのが不自然。
これも成長して人は変わっていくということなのか・・・?
やはり細田 守監督でないとダメなのか・・・・?
今や押しも押されぬアニメ監督となった「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」の細田守監督。
最初の作品が「デジモンアドベンチャー」「デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム」で、このデジモンが子供向けとしたら「サマーウォーズ」が大人向けに焼き直したデジモンだったわけで。
作画的にも脚本的にも、細田氏がいないとこんなにもクオリティーが落ちてしまうのかと思うと、残念でならないけれど、この15周年復活シリーズは、実は大きな意味を持っているのだ。
今作でオープニング曲『Butter-Fly』がまるまる1曲全部フルコーラス挿入されているところに、実はこの映画の存在意義が示されている。
というのも、5作目までの全シリーズでオープニング曲を歌っている和田光司は、不死鳥のアニソンシンガーと言われていて、29歳の時に発症した上咽頭癌で2度の活動停止を余儀なくされ、顔の半分を失うために手術ができず、放射線治療等で声を失うも、再び復活。
その復活記念ライブがこの映画公開に合わせてこの夏行われ、ファン号泣の声援を受け、まさにファンとの再会を果たしたばかりなのだ。
そんな話をねえねから聞いていたこともあって、新たに収録した和田氏のオープニング曲で、別段ファンでもなかった私も思わず胸が熱くなって涙・涙・・・・
どうか第2章・3章もその魅力的なハスキーボイスを聞かせて欲しいwa☆
https://youtu.be/hf3DcnSByTA
映画が終わると、このあと待ち合わせて「デジモンカフェ」に行く予定のお友達と、予定の時間より早くバッタリのねえね。
40分も遅れておいて、映画終わった途端「ありがとー、じゃあね~♪」って、あんたっ!
もう一度デジバイスに入れて卵から育て直さないと?
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