さぁて深川めしも食べたし(清澄白河ぶらぶら散策☆深川めしとカフェ巡り①)、ようやくカフェ巡りへ。
時間つぶしにいいかと思っていた「深川江戸資料館」は、江戸の街並みを再現してかなりの大掛かりな施設のようだけど、入口のいかにも「区の施設ですが、何か?」的雰囲気がショボ過ぎたので、おトイレだけ借りて退散。
この資料館を背に、深川めしを食べた「深川宿」の通りを真っ直ぐ進んでいく。
ガラケーの人だとたどり着けないカフェ、1つめは「fukadaso (フカダソウ)」カフェ 公式HP清澄白河より徒歩5分
ここで疑問。
スマホの時代なので、なんとかカフェの位置も検索しつつ歩けるけれど、これだけブームが来ているのになぜ『カフェマップ』のような案内地図を駅や区の施設などに置かないのかしら??
まるでそんな流行や町おこしなど無縁のような、そんな朴訥なかんじもこの町の、ある意味魅力なのかもしれなけれど。
「fukadaso フカダソウ」 公式HP
解体寸前の風呂無しアパート「深田荘」をリノベーションしていて、レトロな雰囲気がたまらない~☆
2階には手作り感溢れる小さなショップがあって、参加型のワークショップみたいなかんじ。
まずは102号室の「リカシツ」へ
試験管やフラスコ、ビーカーなどを上手にインテリアにアレンジしてて、もうこのセンスにぐっとくる私たち。
私はアウトレットからミニビーカーを実験器具大好きねえねにお土産、ママ友は歯ブラシ立てにすると言ってステンレス製試験管スタンドを購入。
2階へ上がるとアパートというより、学校の廊下ってかんじ。
201号室の「risubako リスバコ」は、「ドール愛好家のためのお店 一般のお客様のご入場はお断りさせていただいております」(見学不可)」と張り紙がされていて、ドアが固く閉ざされていたyo???
ドールを愛好する一般の人は駄目なの??
他にはアフリカンな生地を使った小物やお洋服を並べているお店と、204号室はスパなどが入っていた。
101号室はfukadaso cafe
ここではさくっとオレンジジュースを。
奥の方の深く座るソファは、一度座ったらもう立ち上がれなさそうなほどゆったり。
アンティークの大きな宝箱(?)をテーブルにするなど、アンティーク好きならヨダレが出そうだけど、何かを食べるにはちょっと食べにくいかな。
「ブルーボトルコーヒー」 公式HP 清澄白河駅より徒歩10分
フカダソウから歩いてもすぐ。
通りには人っ子ひとりいない静かな住宅街を行くと、ポツンと現れた店内には、お客さんが大勢。
こ、こんなに人居たんだ!!??と思わず口走るほど大盛況。
天井が高くだだっ広い店内の奥を覗いてみると、そこには長い煙突の焙煎器が。
木場へ材木屋が移転したことにより、木材の倉庫だったところが空き店舗となり、そこが広さが必要な焙煎器をしつらえるのに都合が良かったことで、清澄白河にコーヒーショップが出来たのは周知のとおり。
紙コップのテイクアウトスタイルを取っていて、背の高い椅子が20脚ほどあるものの、皆さん立って飲んでいるかんじ。
休みの日など長い行列で待って、更に立って飲むのじゃ大変だわー
ということで我々はブルーボトルコーヒーは見学だけにして、一旦清澄白河駅方面へ戻ると交差点の角にカフェ。
上手に撮影すると超かっこいい『Arise Coffee Roasters』は、引きで見るとなんだか下町のふつうのパン屋さんのようなわりに、人が入口のところまでぎゅううと座っているのでパスして交差点を右へ。
やっぱりただの住宅街を、現代美術館まであと少しというところまで歩くと、そこに突如現れたのが『東京ロースタリー&オールプレス・エスプレッソ』
超クールな男性的カフェは、こちらも木材倉庫を利用したもの。
シドニー・オークランド・メルボルン・ロンドンときて清澄白河っていうのが、何よりイカしている!
こちらも6人掛け長テーブルが3つ程度で、席が確保できなければお持ち帰り用紙カップでテイクアウトして、店内だけど通路のベンチで飲むスタイル。
基本は焙煎したコーヒー豆を売るのが本職みたい。だからこその挽きたてのコーヒーが美味しいって訳ね。
巨大焙煎器の奥には、わりと広めのスペースにスタッフさんが。
そっちにもテーブル置けば沢山お客が入るのに・・・と思いつつ、奥まったところにあるトイレに入って出てくると、ゆったりとテーブルに腰かけた外人さんに「ハイ!」と挨拶される(笑)
どうやらこの方がオーナーの様子。つまりここが事務所ってことなんだわ。
なるほど主役はコーヒー豆なのね、とここで何となく納得する私。
カフェラテはしっかりと苦味が立っていて、実に美味!
私にはかなりストロングだったけど、本当に美味しいコーヒーってこういう味だったのね!と感動☆
もう少し時間が獲れたら現代美術館も行きたいところ。また次回のお楽しみね。
<総括>
なぜ清澄白河にサードウェーブコーヒーなのか?
私なりの答えはこう。
1つは木材倉庫の空き家があって焙煎器を置くのにちょうど良かったから。
もう一つはこの町がチャラくないから。
最近裏原宿を歩いて感じるのは、大人男子をターゲットにした、ちょっと高級でマニアックブランドな品物を置いたセレクトショップが増えているのだ。
本物志向の大人男子がチャラい原宿男子とはちょっと差をつけて心置きなく本物を楽しめる、「チャラい人たちが歩いていない町」こそ、ここ清澄白河だったってわけ。
しかも、下町でありながら結構住宅は立て直した新築の家が多く、変に町おこしを狙って、可愛いのかそうでないのか判らないキャラクターとコラボしてみたり、のぼりを立てて妙なイベントをしてみたりしないし、本格的に年寄りばかりというわけでもない、この絶妙なバランスがピッタリだったに違いない。
所得が伸びず→デートも割り勘→それならと女子は女子会や女子旅で集い→男子は自分にお金をかけ始める→更に少子化・・・・・というのが未来予想図。
ウェーブに乗ってトレンドを追い求めると、景気は回復しても日本に未来はないような???
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清澄白河ぶらぶら散策☆深川めしとカフェ巡り①
Excerpt: 日増しに観光客も増え、最寄りの駅まで行くにも人混みを掻き分けて行く困難な生活に嫌気がさし、この街を抜け出そうと計画。 前から気になっていた「カフェの町」清澄白河をぶらぶらしてみましょう☆
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・原宿
Tracked: 2016-05-20 00:42
この記事へのコメント
セレンディピティ
清澄白河、私もぶらぶらしたい~と思いつつ、のびのびになっていました。コーヒーばかりはしごしても...と思ってましたが、深川めしに庭園散策、いいですね! 理科室も楽しそう☆
まだ~むさんのプランで今度是非歩いてみたいです。
最後の考察も興味深く拝見しました。
以前、TVで見たのですが、ブルーボトルの創業者の方は、日本のある喫茶店のコーヒーの淹れ方にインスパイアされて、ブルーボトルを創ったのですよね。日本に進出するにあたって、どうして清澄白河を選んだかもその時言ってたのですが、忘れちゃいました...^^;
はなママ
ノルウェーまだ~む
多分1杯1杯丁寧に入れる、昔ながらの喫茶店を参考にしたのでしょうね。
ある意味日本発祥をこうして格好良く逆輸入してトレンドにしちゃうって凄いです☆
和と洋を良いバランスで楽しめちゃう、やっぱり清澄白河だからこそなのかな♪
是非お出掛けしてみてください~~(炊き込み深川めしはおにぎりにしてもらって、ほかのカフェでスイーツを食べるのもありですよ~)
ノルウェーまだ~む
あ!そっか…以前いらっしゃってたピクサー展は、現代美術館だったのね?
それならやっぱり、ちょっと時間を作ってコーヒーを一杯が良かったね。テイクアウト出来るし☆
次回機会があったら是非!
みすず
すごい!雰囲気がいい、カフェ♪
外観はぼろいのに中がすごくおしゃれ!
ブルーボトルコーヒーはわたしも飲むときは座って飲みたいなぁ^^;
ノルウェーまだ~む
フカダソウはなかなかいい雰囲気のカフェでしょう?
こういった古いものをリノベーションして生まれ変わらせるって素敵よね。
ブルーボトルは表参道にもあるんだけど、こちらはまだ未体験なの。
座ってゆったりしたいもんね~
まっつぁんこ
少子化人口減少と経済規模縮小は、わたしは大変良いことだと思っております。みんながもっとラテン気質に楽しく過ごせるようになればそのうちまた人口も増えますよ(笑)
ノルウェーまだ~む
果たしてラテン気質に過ごせるかが、また大きな問題でもありますよねぇ。
そういえばカフェにカッコイイ自転車でコーヒーをささっと飲んで去っていく大人な男性が何人か居ましたよ☆