「旅するルイ・ヴィトン展」赤坂見附☆ゴージャス展示

現在、赤坂見附で開催中の「旅するヴィトン展」に行ってきたyo
創業時からの作品から、代々のヴィトン家のコレクションなど、ルイヴィトン商品自体がゴージャスなのは当然ながら、驚いたのはその展示ブースの豪華さ。
さらに入場無料な上、写真撮り放題って!!なんて太っ腹なの~~??!


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「旅するルイ・ヴィトン展」 公式HP(写真は1906年トランク)
赤坂見附より徒歩6分(専用シャトルバスも有り) 
入場無料 見学予約はサイトより 6月19日まで 急がないと!!

より詳細はFASHION PRESS サイト内「旅するルイ・ヴィトン」東京紀尾井町の展覧会レポート-創業からの軌跡を1000作品で辿る へ

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この一見普通の特設会場っぽいプレハブの向こうに、16ものゴージャスな部屋からなる驚きの世界が広がっているとは!

ヴィトンのバッグを屋根に載せた可愛いクラシックカーの向こうに会場はあった。
物々しい警備ぶりにやや緊張しながら会場へ入ると・・・・



創業者のルイ・ヴィトンは木材製造の実家に生まれ、もとは家具職人を目指していたのだそう。
どっしりとしたかんなのデザインまでもがお洒落~♪
初期のトランクは木で出来ていて、その上にキャンパス地を張っている(右下)(古くは1890年ころから)
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写真は全て撮影OK!!本物の金持ちはすることが違うよね。
ガイドツアーは既にいっぱいだったけれど、会場にいるお姉さんが、とても詳しく説明をしてくださるので、どんどん質問しよう☆

↑の写真は錠前のナンバーを書いたモノグラムのノートの3冊目。なんと20000番~30000までが記されている。
現在でも5枚の金属を重ねて作られている錠前は、1つとして同じものがないんですって!!

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モノグラムキャンパスのワードローブトランク  既にこんな昔から定番のデザインが生まれていたのね☆
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お帽子と手袋だけが贅沢に並べられている☆軽量化を図るため、引き出しは木の枠に布がネット状に張られている。
あえて輸送用の木箱の上に展示されているのが、また素敵。
乗り出し過ぎて何度も「近づきすぎないように。」と注意を受けるちかママ。相変わらずねぇ~(爆)

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写真家・映画監督でもあるシンディ・シャーマンとコラボした最近の商品。カタカナがどうやらイケているらしい。
お値段は2千万円で、買い手が付いたら主催者がすっ飛んで来るのだそう(笑)

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木箱が重たそうと思ったらなんのなんの、それよりもぐっと重いのが砂漠を旅する時用の金属のトランク。ラクダさんがちょっと可哀そうな・・・・(ラクダ目線)
乾燥地域なのに木のトランクじゃダメなの??余程大切なピラミッドのお宝でも入れたのかな?

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部屋の中央にそびえ立つ帆船の帆の向こう側は、船上のイメージ。
一般化した旅に便利な、現在でも見かける型のバッグが登場。
1830年の熱気球→鉄道→自動車→飛行機と移動手段が多岐に渡ってきていることが良く判る。

次の間は自動車の旅。
↓1926年グレインレザーのティーケース、バロダのマハラジャ所有(左)ゴーグルと革製の扇風機!(右)
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いよいよ飛行機の旅♪1910年に息子のピエール・ヴィトンが設計した飛行機の模型やバッグの広告ポスターなど、事業の拡大が感じられる。
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ヴィトン夫人の服。デザインがとってもカワイイ♪

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細長いこの部屋は天井に扇風機、網棚と両サイドにふかふかのベンチ、車窓の景色が動いてまるで実際に列車に乗っているような気分に。

↓列車内の壁に飾られたステッカーはヴィトン氏がコレクションした世界のホテルステッカー2千枚のうちの一部。
これはホテル側が客のバッグにサービスで貼り付けるもの(当時はこれがステイタス)で、実は張り方が暗号になっていて、次に宿泊するホテルに「この客要注意」などメッセージを送っていたのだそう!
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ここからは男性向けコーナー。なるほど平日なのに男性の見学者も多かったわけね☆
右上の新聞記事はヴィトン氏の集めた「ヴィトンのバック関連記事」の中のひとつ。
バックから手足を縛られた女性の死体が出たことを書いた記事・・・・・・確かに入れるにはもってこいの大きさよね。

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クリスチャンディオールやポール・ポワレがオーダーメードで創ったラゲージ

最後は『和』のコーナー
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↑板垣退助が所有していたレイエ・キャンバスのスティーマ・トランク(左)と、白洲次郎所有のモノグラムキャンバスのトランクとバッグ。
展示スペースの畳のへりまでモノグラム!!

今回何より驚いたのは、展示会場の豪華さ。壁一面がモノグラムの型押しのクッション風だったりと、まさに贅をつくしたというかんじ。

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最後は実際工房で手縫いをしているところを再現したデモンストレーションも。
この丁寧さだからこそのお値段なのね。バチモンとはやっぱり違うwa

まさか入場無料でこんなに楽しめちゃうとは思ってもなかったのでビックリ。
ちょっとしたセレブ気分も味わえて、さて、優雅にお茶でもして帰りましょうか~~

この記事へのコメント

  • zooey

    さすが、まだ~むさん!
    なんてお詳しい解説!
    私など今回の記事は、殆ど写真だけで終わってしまいました。
    ああそうだったんだと、改めて追体験させて頂きましたわ。
    ありがとうございます~!
    2016年06月17日 10:18
  • ノルウェーまだ~む

    zooeyさん☆
    何しろ溜息、ため息~~でしたね!
    贅の限りを尽くした当時のセレブが目に浮かびながらも、どちらかというと大きなトランクを運ぶ人側の目線で「重そう…」「運びにくそう…」とつい思ってしまう自分が居たりして(苦笑)

    解説は全部お姉さんから直接聞いた情報なのですよ~♪
    あまり詳しく書いてなかったですものね。
    2016年06月17日 11:51
  • みすず

    こんばんはー^^

    おしゃれなトランクばっかり^^
    いいなー。
    前映画か(海外)ドラマでワードロープトランク見て、ほしいーって思ったりしたよ^^;
    とっても便利そう。
    服もかわいいなぁ。
    2016年06月23日 22:42
  • ノルウェーまだ~む

    みすずちゃん☆
    ワードローブトランク素敵よねぇ~
    でもあれは自分で持ち歩くことは不可能だし(笑)、いつもポーターを連れている人じゃないと持てない代物だわ…(;´д`)
    素敵な夢の世界よねっ☆
    2016年06月23日 23:46
  • セレンディピティ

    こんにちは。
    zooeyさんのところで拝見して、コメントしたつもりになっていました。><
    遅ればせながら失礼します。

    ルイヴィトン展、楽しみにしていたのですが、機会を逸してしまって残念。でもまだ~むさんの詳細なレポートで追体験させていただきました。

    もとは家具職人とのことで、このバラエティ豊かなトランクに納得!まさに動く家具ですね。
    スティッカーが暗号になっていたというのもおもしろい。
    鉄道や船での優雅な旅...夢の世界ですね。
    2016年06月24日 11:46
  • ノルウェーまだ~む

    セレンさん☆
    気にしていただいて、ありがとうございます~

    はるか昔の旅の様子を思い浮かべて、時空を超えた夢のトラベルを堪能できました。
    セレンさんもきっといらっしゃったら、楽しまれたと思いますよ~
    2016年06月24日 17:28

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