鈴木保奈美がアル中で認知症の体当たり演技を披露。
「かんちーっ!!」と叫んでいた彼女も、ついに30歳前後の娘がいるような役をやるような年齢になったんだなぁ・・・
と何だか別の意味で感慨深く。
ダイエットとかやたらいうけど、この年齢になったら痩せるとすごーく年寄り臭くなるものなのne
気をつけなくっちゃ!
「カノン」 公式サイト(10月1日 公開)
<ストーリー>
大好きだった祖母(多岐川裕美)が遺した手紙には、死んだはずの母親(鈴木保奈美)が生きていると書いてあった。
施設を訪れると、そこにはアルコール依存症からくる認知症を患った母がいた。
アル中で母から虐待を受けていた3人の姉妹(ミムラ・比嘉愛未・佐々木希)は、トラウマに苦しみながらも、19年前に突然消息を絶った母の足跡をたどっていくうちに・・・・・
美しいのは3姉妹だけではない・・・・・趣のある金沢の街も、お話までも全て美しく
予定調和で安心して観られる、やや2時間ドラマ的物語。
母の苦悩、娘の苦しみ、モラハラを受ける妻~~そういった人間臭いドロドロした部分を描きながらも、本質の部分はあくまでも美しいのだ。
何しろカノンのピアノ曲が美しい。脚本はきっと「脚本を勉強した女性?」と思ったら、その通りだった~~
何しろ祖母が美しい 多岐川裕美では若い過ぎでは?と思いつつも、旅館の女将としてはピッタリ
30年前も演じるのだから、多少若くないとダメなのは判るけれど、祖母の多岐川裕美~嫁の鈴木保奈美~長女のミムラで、年齢が近すぎ!!
アル中を体当たりで演じる
いくらなんでも小学生の孫がいる年齢には若すぎるでしょう?と思いながら観ていたけれど、しっかり首のところは年齢が出ちゃうのね。
アル中で白髪でボロボロの役を見事に演じた彼女には素直に拍手を送りたいけれど、逆に30年前を演じる時は、首筋の年齢がもう若さを演技力でカバー出来ないところまでいっちゃってて・・・・(苦笑)
今の時代、せめてデジタルで処理してあげられなかったのかな??
次女の彼氏(桐山漣)がイケメンなので、もうひと悶着あるかと余計な気を回しちゃった(笑)
モラハラを受けても怯えるばかりの長女、母を疎ましく思う呪縛から逃れられず結婚に踏み込めない次女、旅館の若女将の重責からアルコールに頼らずにいられない三女。
問題を抱えて喘ぐ彼女たちを、サポートしていくはずの彼氏が、いまひとつ表情に乏しいので、これからもっと悪い事態に転げ落ちていくのかと、ちょっぴりドキドキぢていたら、普通にいいかんじになったりと、別の意味で目が離せなかったwa
互いにすれ違っていた心に気付いた時・・・
多岐川裕美と鈴木保奈美の嫁姑の関係が良好なのに、ちょっとした一言で家を出て、その後子供を抱えてアル中に陥る過程は、唐突過ぎて展開に無理を感じない事も無いけれど、誤解が解けていくくだりは素直に泣けてしまう。
人間の弱い部分、醜い部分を描きながら、綺麗なものだけを集めた美しすぎる着地点に物足りなさも感じずにはいられない。
その分、爽やかなラストは見ている誰もが心が綺麗に。
激しいバトルものやドロドロものが苦手な女性にはぴったりかも~~☆
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