東京都美術館で開催中の「ティツィアーノとヴェネツィア派展」を観ようと上野へやって来た。
さてランチはどこでする?と迷って、上野駅アトレに入っている「ブラッスリー・レカン」に入ってみたyo☆
「ブラッスリー・レカン」 公式HP上野駅直結アトレ1F
入口は判りにくく、手前のバーと間違えやすいので注意。
さすがに内装がゴージャス!!
落ち着いた雰囲気の店内は、ビジネスマンのランチとご婦人たちでいっぱい。思ったよりも旅行客が少なそうなのは、やっぱりお値段が張るからかな・・・
スープ+肉か魚+お茶で1900円のAコース
ハニーキャベツのポタージュスープは癖が無く、優しく暖かいお味。
それにしても一緒に出てきた2種のパンが美味しいったら!!
パリッと焼かれたバゲットも良かったし、表面はパリッと中はふわっとの丸いパンも最高!!さすがレカン♪
若鶏のロースト パン粉焼きディアブル風
こちらはパッと見、お魚??と思ってしまうフォルムで(笑)
皮目の上に載せられたパン粉はとてもパウダリーで食感も良いのだけれど、皮をパリッと焼いても十分美味しいのに、パン粉を載せる意味がちょっと解らず・・・・
加えて酸味の強いソースが私にはちょっと合わなかったかな。
全体的に色味も地味で、お高い割には・・・・
+500円でデザートを追加。マンダリンのソルベ
天井が高く重厚なのに、満席状態だと賑やかで声が通らないのも難点。
駅直結のレストランだとしょうがないのかな~~
さて「ティツィアーノとヴェネツィア派展」 (1月21日~4月2日)東京都美術館へ
パパンがノルウェー大使館のレセプションへ招待していただいたときに、東京都美術館の方から頂いたチケットで。
「とてもいい企画展なのに、意外にも空いている。」というお話の通り、程よい混み具合でしっかりと絵を観賞できて本当にラッキー♪
勿論、一番注目株は、ティツィアーノの「ダナエ」
薄暗い会場にひときわ美しく浮かび上がるダナエの白い肌は、一見の価値あり!!!
溜息の出るような美しさで、いつまでも絵の前に立ち尽くしてしまうほど。
さすがミケランジェロとライバルだったというだけのことはあるwa~~
彼がフィレンツェ派のミケランジェロに表向き褒められつつも後で「デッサンがなってない」とダメ出しを食らって(?)対立してたなんて知らなかったので、そういった説明があったのもとても良かった。
ただ、ヴェネツィア派の画家たちにはあまり馴染みが無かったこともあり、堅苦しい絵の説明より、その背景や人間関係に触れるような解説をもっと欲しかったわ。
ローマ教皇の肖像画(ティツィアーノ)私のイチオシ作品。
ティツィアーノが得意とする紅いベルベットの布と薄衣の衣、ベルベットで包んだ椅子の素材感が素晴らしすぎるぅ!
ここでおススメ!
東京都美術館の公式HPの「ティツィアーノとヴェネツィア派展」のところの『ジュニアガイド』という子供向けの図解入り説明を観てからお出掛けになってne☆
可愛いイラストで、判りやすくミケランジェロとティツィアーノの関係を解説しているyo
会場でも最初にこういった図解を大きく示しておくなど、展示物の解説を工夫した方が、もっと幅広い年代の人たちに観てもらえるのに・・・と少し残念。是非とも改善を!
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この記事へのコメント
zooey
レカンは素晴らしいのにね?(あんまり昔に行ってもう殆ど覚えていませんが)
以前、六本木の国立新美術館のブラッスリー・ポール・ボキューズでがーっかりしたことがあります。
やっぱり、限界があるのかしらねえ?
ノルウェーまだ~む
ポールボキューズは銀座店でもガッカリしましたyo~
あとシェ松尾の東急本店のお店でも。
なんだか大手の姉妹店は名前に胡坐をかいている気がして…
新進気鋭の若手シェフのお店とかのほうが、いい仕事していたりしますよね♪
セレンディピティ
上野アトレのブラッスリー・レカン、私も気になっていました。
鶏肉のディアブル風は家でも時々作ります。マスタードをぬった上にパン粉をのせて焼いてカリカリ感を楽しみますが、たしかにせっかくのレストランで家庭料理が出てきたらちょっとがっかりしてしまうかも。
スープとソルベは春らしい彩りできれいですね。
ティツィアーノ展、陶器のように透明感のある白い肌がなんとも美しい。素敵な一日になりましたね。
ノルウェーまだ~む
よく美術館鑑賞をなさるセレンさんですが、こちらの展示はまだご覧になってないですか?よかったらお出掛けになってみてください。
ディアブル風を良く作られるのね!?さすが~
マスタードで酸味なのですね。実は酸っぱい系が苦手なせいか、いただいたのはこれが初めてでした。
家庭料理だというのも知らなかったですが、尚の事ちょっと…ですね。ブラッセリーとはいえもう少し頑張ってほしかったなぁ。
keith
ティッツィアーノ展、近々観に行く予定にしています。ヨーロッパに比べてベネチア絵画は日本では地味な印象ですよね。私は重厚で色がきれいなところが好きなんだけど。
ミケランジェロとの関係も初耳(^-^;
とても興味深いです。
ご意見参考にさせていただいて、楽しみに行って参ります。
ノルウェーまだ~む
こんなので参考になったかしら~?でも良かったわ♪
ティツィアーノとその他の作品の作者との関係性を判っていると、より一層作品を楽しめるのね・・・と感じたので、是非ともジュニアガイドを念入りにご覧になっていらっしゃってみて☆
何しろ展示の最初の方の作品が「おや?」という感じで(笑)それはもっと古い時代の師匠の作品だったのだけど、初期だからこそのぎこちなさなのかなと、帰宅してから判ったの。
楽しんできてね~~