「モアナと伝説の海」☆海の爽やかさ

基本的にはディズニーアニメは観るつもりが無かったのだけど、前作のアナ雪が事のほか良かったのに、すっかり出遅れちゃったこともあって、今回は早めに鑑賞。
ラストは思わず大粒の涙がこぼれてしまった私。
勧善懲悪を作らないディズニーの新方針にまずは一票！

「モアナと伝説の海」　公式サイト

＜ストーリー＞

幼いころから海に惹かれていたモアナは、厳しい父から危険な海へ出てはいけないときつく言われていた。
唯一の理解者である祖母は、海の向こうにいる伝説の男マウイを探して、彼が盗み出したという命の女神テ・フィティの心を返しに行けば、島の危機が救われると病床でモアナの背中を押すのだった。
モアナは密かに島を脱出し、困難を乗り越え遂にマウイを見つけたのだが・・・・

赤ちゃんモアナがとにかくキュート♪
子亀を助けるシーンは、思わずニコニコせずにはいられない。

それにしてもCGの技術が半端ないの☆
特に水や大地、砂の表現が素晴らしく、実写と見紛うほど。

海へ漕ぎ出したくて堪らないモアナを唯一理解してくれるのは祖母だけ

島を治める父が海に出てはいけないと厳しく言うのには訳があって・・・
生い立ちのしがらみ、壁の向こうへ踏み出す勇気、自らを認める勇気、相手を許す心、寄り添う気持ち、そして人間のエゴからくる大自然の怒りへの警告。
全編にわたって判りやすい言葉で、判りやすいテーマが散りばめられている。

過去にはあまり登場してこなかったタイプの男性（今までの王子さまは優男が多かった・笑）

しかも恋愛要素いっさい無し！
ロマンスのないディズニープリンセスアニメを若い子はどう見るのかな？～～～私は好き！！

ココナツなのに凶暴な海賊たち（爆）
なんだかパイレーツオブカリビアンを彷彿とさせるシーンで、思わずニヤニヤ。

吹き替えはいつかテレビで見られるし～と思って字幕版にしたけど、ココナツや小道具の質感ほか、もっとじっくり見たかったから、案外吹き替え版で観るのもいいのかも。

16歳らしさが良く出ていて、本当に気持ちの良い展開にほっこり

しかし緊迫のバトルシーンは、これ子供泣くよね？
これーこれー？どっかで観たことある・・・・・そう！巨神兵のあのおどろおどろしさ。

大地の怒りを治める為の具体的解決策の部分はあくまでファンタジーだけれども、人間が自らの欲望で大地から盗むと手痛いしっぺ返しを食らうというメタファーでもある。



泳げない私は終始荒波にもまれて息が苦しく（爆）、爽やかなエンディングに救われはしたものの、ほぼ溺れかけちゃった。それもこれも実写のような海の映像が凄すぎたからね☆

Comments

[ノラネコ]

美しいものも醜悪なものも、愛も怒りもすべて自分の中にあるという主張は素晴らしいですね。
モアナがちゃんとポリネシア人に見えることも含めて、作り手の南洋文化への愛を感じます。
やはりディズニーアニメは物語も映像もすべて作り込みが半端じゃないです。

[ノルウェーまだ～む]

ノラネコさん☆
本当にそう思います！
ポリネシアの人々をありのままに表現して、なお魅力的に見せてくれる、ディズニーの懐の深さに感服しました。
映像も見事で、ただ本物に見える・・・というだけでなく、海の怖さも美しさも楽しさも全部さらけ出したうえで、ああこの夏は海に行きたいな♪と思わせてくれる清々しさがありましたね～
言葉のひとつひとつが心にしっかり届きましたね☆

[SGA屋伍一]

田舎では吹替え一択なのでそちらで観てきましたが、なかなかよかったですよ。マウイはイケメンの歌舞伎役者さんがあててたんですが、自然にはまってました
そういえば友人のお子さんは映画館で選ばせたとき、「モアナは怖そうだから」ということで「SING」の方を観たがったそうです。たくましい子に育ってほしい

[ノルウェーまだ～む]

伍一くん☆
怖いってモアナの顔とかキリっとした性格が？それともバトルシーンかしら？
同時期に上映中ならやっぱりSINGに行っちゃうよね～
優しく育つのも手かも…