見事である。
今までの戦争映画が足元にも及ばないと思ってしまうくらいのリアルな臨場感。
「野火」のグロさに匹敵する血肉飛ぶ戦場の惨状が、目の前にまざまざと見せつけられながら、そこには一筋の希望と癒しがあるという素晴らしさ。
メル・ギブソン監督に惜しみない拍手を!!
「ハクソー・リッジ」 公式サイト (6月24日 公開)
<ストーリー>
田舎の山を兄と駆け回って育ったデズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は、第一次大戦の心の傷から酒浸りの父が母と喧嘩が絶えなかったことをきっかけに、「人を殺してはいけない」という宗教上の信仰を厳格に守っていた。
第2次大戦が激化し、愛国心からドスも衛生兵として兵士になることを決意するが、配属された部隊では訓練中武器を触ろうとしないドスは、上官や仲間から酷いいじめを受けるのだった。
ついに軍法会議にかけられるドスだったが、恋人や父の支援を受け、法的に衛生兵として戦場に出ることが許される。
そしてついに激戦地ハクソーリッジへ赴くが、そこには累々と死体が転がり、仲間も次々に銃弾に倒れ・・・・
ドスには美しい看護婦の彼女ドロシー(テリーサ・パーマー)がいて、彼との結婚の日を待ちわびていた
ドスの人となりを紹介する前半部分は、子供の頃~恋人が出来る~志願するまでを、程良くしつこくない程度に扱って、必要以上にドラマチックにしてないところも好感度が高い。
部隊では一気にいじめの対象に
「武器は触りません」と軍隊で言ったら、ま、そうなるよね。
子供の頃から野山を駆け回って、マッチョじゃなくても身体能力に長けているだけに、上官も扱いが難しく・・・
仕方なく上官が率先して与える過酷な試練のうっぷんを、ドスを攻撃することで晴らす部隊のメンバーたち。
ボコられても誰がやったかチクらないドスの信念も凄い!
酒浸りの父親もやるときはやる!
酒に酔ってていつも暴力的な父が、息子たちが戦争に行くことを頑なに反対していたりと、いい人なのか嫌な人なのか、暴力に反対なのかそうでないのか、ちょっと判りにくいところが唯一の難点かな。
自身がアル中で仕事も干されてしまったメル・ギブソンの、人には理解出来ない「アル中なんだから仕方ない」論がここに表現されているような気も(笑)
いよいよ前線に送られるが、そこは恐ろしい惨状が広がっていた
ハクソー・リッジ(のこぎり崖)は、和名前田高地。
軍隊の規模でも装備でも到底敵わない日本軍が、米軍を上陸させて叩く作戦だった激戦地がここ。
今でも縄梯子を掛けた尖がった岩があるそうだ。
それにしても縄梯子でえっこら上がってくる米軍を真上から攻撃したらあっという間な気もするのだけど・・・
実在の人物に似ているだけでなく、アンドリューの醸し出す雰囲気が、良心的兵役拒否をして唯一誰も殺さずに名誉勲章を貰った人物を描くこの映画に必須だった
彼にしか出来ない演技が強く胸に響き、素直に応援したくなってしまう・・・・・しかし、そこは激戦の沖縄戦。
「憎きジャップはケダモノだ。」と罵られ、あまりに過酷な戦闘シーンに、ああ早くこの恐ろしい戦闘を終わらせてあげて=日本軍が負けてしまうという複雑な思いが湧き上がる。
メル・ギブソン監督と日本兵の皆さん
この映画は中国でかなりの興行収入があったそう。皆、日本兵がやられるところを観たかったということなのかしら?
確かに負傷兵を探し出してとどめを刺したり、最後の卑怯な手で粘り強い攻撃をしてきたりと、「ジャップ」として描かれる部分もあるにはある。
ただ一方的に悪者に描いてはいないことは明らか。
きちんと見れば、鉄製のヘルメットも被らず、第二次大戦とは思えないような、銃の先っぽで刺すという捨て身の攻撃で攻めてくる日本兵に向かって、火炎放射器で一気に火だるまにする方が、酷くないとは誰が言えるのか??
いったいどうやって撮影したのか?と思えるくらい、目の前の兵士の身体がぶっ飛んでも、この映画は美しく戦争映画の理想形である。
自らの信念を曲げず、75人もの負傷兵をたった一人で一晩中崖からロープで降ろした一人の兵士は、生きている間はヒーローとして映画で描かれるのを拒否し続けた本物のヒーローなのだ。
この記事へのトラックバック
ハクソー・リッジ
Excerpt: ハクソー・リッジ@よみうりホール
Weblog: あーうぃ だにぇっと
Tracked: 2017-06-17 05:43
ハクソー・リッジ
Excerpt: 第二次世界大戦中のアメリカ。 青年デズモンドは陸軍に志願するが、訓練中も銃に触れることを断固として拒絶する。 宗教上の理由から「生涯、武器には触らない」と、固く心に誓っていたのだ。 そんな彼も、沖縄の..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2017-06-18 12:53
ハクソー・リッジ ごつっと、がっしりハード
Excerpt: 監督 メル・ギブスンキャスト アンドリュー・ガーフィールド テリーサ・パーマー ヴィンス・ヴォーン あらすじ:第2次世界大戦中、デズモンドは、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意..
Weblog: Said q winning
Tracked: 2017-06-19 19:06
映画:ハクソーリッジ HACKSAW RIDGE 1.はじめに信念があり、2.試練があって、3.ヒトは大きな成果を出す、な好事例。
Excerpt: メル・ギブソンと言えば… 演技は勿論、監督になっても「やや?かなり?エキセントリック」 なので、上映時間を調べたところで不安に陥った(笑) まず、気になってたのは… ..
Weblog: 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
Tracked: 2017-06-24 09:22
劇場鑑賞「ハクソー・リッジ」
Excerpt: 必ず、助ける… 詳細レビューはφ(.. ) https://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201706240001/ 【輸入盤】Hacksaw R..
Weblog: 日々“是”精進! ver.F
Tracked: 2017-06-24 15:06
ハクソー・リッジ
Excerpt: 評価:★★★★☆【4.5点】(00) メリハリあるドラマと音楽の使い方で人は簡単に泣ける。
Weblog: 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~
Tracked: 2017-06-24 20:39
ハクソー・リッジ~専守救命
Excerpt: 公式サイト。オーストラリア=アメリカ。原題:Hacksaw Ridge。メル・ギブソン監督。アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、テリーサ・パーマー、ヴィンス・ヴォーン、ル ...
Weblog: 佐藤秀の徒然幻視録
Tracked: 2017-06-24 21:33
[映画『ハクソー・リッジ』を観た]
Excerpt: ☆・・・イーストウッドにアフレック、スタローンと、俳優でありつつ監督として傑出した作品を残している才人は多い。 メル・ギブソンもその1人。 鑑賞前、とても高揚して赴いた! 敵を討た..
Weblog: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
Tracked: 2017-06-25 08:16
優しい人間が一番強い。『ハクソー・リッジ』
Excerpt: 第2次世界大戦中に銃を持たずに戦地入りしたアメリカ兵の実話物語です。
Weblog: 水曜日のシネマ日記
Tracked: 2017-06-25 12:59
ハクソー・リッジ / Hacksaw Ridge
Excerpt: 沖縄戦の「前田高地」での戦いに際し、その思想信条的理由から、兵器を持たずに活動して多数の兵士を救ったことにより、名誉勲章が与えられた実在の人物、デズモンド・T・ドスの体験を描いた作品である。2017年..
Weblog: 勝手に映画評
Tracked: 2017-06-25 17:13
『ハクソー・リッジ』
Excerpt: 武器を持たずに英雄になった兵士がいた。 これが信仰の為せる業なのか。これが実話だというのか。 沖縄戦終結から72年。衛生兵としてハクソー・リッジこと前田高地にて75人の兵士 ...
Weblog: こねたみっくす
Tracked: 2017-06-25 23:39
ハクソー・リッジ
Excerpt: あとひとり助けさせて下さい!(ドスのきいた声で)
Weblog: Akira's VOICE
Tracked: 2017-06-26 17:03
ハクソー・リッジ★★★★★
Excerpt: 「ブレイブハート」「アポカリプト」のメル・ギブソン監督が、激烈を極めた沖縄戦の知られざる実話を映画化した衝撃の戦争ドラマ。武器を持つことを拒否しながらも、地獄の戦場で75人もの命を救い、終戦後、良心的..
Weblog: パピとママ映画のblog
Tracked: 2017-06-27 14:18
『ハクソー・リッジ』('17初鑑賞69・劇場)
Excerpt: ☆☆☆☆- (10段階評価で 8) 6月26日(月) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 13:20の回を鑑賞。 字幕版。
Weblog: みはいる・BのB
Tracked: 2017-06-27 14:56
「ハクソー・リッジ」
Excerpt: 銃を持たずに、人を助けることで、彼は戦った。
Weblog: 或る日の出来事
Tracked: 2017-06-28 06:54
映画「ハクソー・リッジ(字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし
Excerpt: 映画 『ハクソー・リッジ(字幕版)』(公式)を昨日、劇場鑑賞。採点は、★★☆☆☆(最高5つ星で2つ)。100点満点なら40点にします。 ざっくりストーリー 田舎町で育ったデズ..
Weblog: ディレクターの目線blog@FC2
Tracked: 2017-06-28 11:36
ハクソー・リッジ・・・・・評価額1650円
Excerpt: 神さま、あと一人だけ。 「アポカリプト」以来、10年ぶりとなるメル・ギブソン監督作品。 第二次世界大戦下の沖縄で、信仰ゆえに不殺の誓いをたて、一切の武器を持たずに、75名もの負傷兵を救出した衛生兵..
Weblog: ノラネコの呑んで観るシネマ
Tracked: 2017-06-29 22:42
『ハクソー・リッジ』をトーホーシネマズスカラ座で見て、事実以上に地獄になってないかな★★★★
Excerpt: ▲ひょろ長 五つ星評価で【★★★★作りはルサンチマンものだと思う】 「戦場には出るけど戦いません」 こんな事言いだす奴がいたら、そら虐められるだろ。 それでもどうにかこうにか解決して、戦わないけど..
Weblog: ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
Tracked: 2017-06-29 23:06
『ハクソー・リッジ』 2017年6月15日 よみうりホール
Excerpt: 『ハクソー・リッジ』 を試写会で鑑賞しました。 メル・ギブソンは監督に転向した方がいいね 【ストーリー】 第2次世界大戦中、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないとい..
Weblog: 気ままな映画生活 -適当なコメントですが、よければどうぞ!-
Tracked: 2017-06-30 00:36
ハクソー・リッジ
Excerpt: 【HACKSAW RIDGE】 2017/06/24公開 アメリカ PG12 139分監督:メル・ギブソン出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー..
Weblog: ★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★
Tracked: 2017-06-30 12:51
85『ハクソー・リッジ』グゥの音も出ない正しさ
Excerpt: メル・ギブソン監督最新作は、戦争映画の新たな鉄板! 『ハクソー・リッジ』 ~あらすじ~ 第2次世界大戦中、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍..
Weblog: シネマ・ジャンプストリート 映画のブログ
Tracked: 2017-07-02 12:51
ハクソー・リッジ 監督/メル・ギブソン
Excerpt: 【出演】 アンドリュー・ガーフィールド サム・ワーシントン テリーサ・パーマー ヒューゴ・ウィーヴィング 【ストーリー】 第2次世界大戦中、デズモンドは、人を殺してはいけないという信念を持..
Weblog: 西京極 紫の館
Tracked: 2017-07-02 13:32
映画「ハクソー・リッジ」
Excerpt: 7月1日のファーストデーに映画「ハクソー・リッジ」を鑑賞しました。
Weblog: FREE TIME
Tracked: 2017-07-02 21:48
『ハクソー・リッジ』のウソとマコト
Excerpt: 【ネタバレ注意】 デズモンド・ドス上等兵が、日本軍との戦争のさなかに日本兵を助けたのは本当なのだろうか? 戦争映画は幾つも観たが、戦闘シーンで涙が止まらない映画ははじめてだった。 『ハクソ..
Weblog: 映画のブログ
Tracked: 2017-07-04 02:54
ハクソー・リッジ
Excerpt: もやい結びで もうひとり あともうひとり 公式サイト http://hacksawridge.jp 実話を基にした映画 監督: メル・ギブソン バージニア州で育ったデズモンド(アンドリュー・ガーフィー..
Weblog: 風に吹かれて
Tracked: 2017-07-04 20:11
ハクソー・リッジ
Excerpt: 金〇男にヒヤヒヤしたんじゃなーい?
Weblog: ネタバレ映画館
Tracked: 2017-07-05 10:17
ハクソー・リッジ
Excerpt: 『ハクソー・リッジ』を渋谷のル・シネマで見ました。 (1)アカデミー賞の作品賞や主演男優賞などにノミネートされた作品ということで、映画館に行ってきました。 本作(注1)の冒頭では、「真実の物語」..
Weblog: 映画的・絵画的・音楽的
Tracked: 2017-07-05 21:36
映画「ハクソー・リッジ」
Excerpt: 2017/7/1。 今年後半の最初の映画は「ハクソー・リッジ」 沖縄戦を描いた映画としてみたい1本にあげていた映画。 監督がメル・ギブソンというのも注目する理由である。 109シネマズ木場。 あま..
Weblog: ITニュース、ほか何でもあり。by KGR
Tracked: 2017-07-08 00:19
ハクソー・リッジ
Excerpt: 第二次世界大戦中に衛生兵として戦争に志願した青年の姿を描いたメル・ギブソン監督作品です。 予告編を観て、戦場のシーンの激しさにどうしようかと思いましたけど、やっぱりチャレンジしてみました。 実話を基に..
Weblog: とりあえず、コメントです
Tracked: 2017-07-10 22:41
ハクソー・リッジ
Excerpt: 『ハクソー・リッジ』---HACKSAW RIDGE---2016年(オーストラリア/アメリカ )監督: メル・ギブソン出演: アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、テリーサ・パーマー 、..
Weblog: こんな映画見ました~
Tracked: 2017-07-10 23:46
ハクソー・リッジ
Excerpt: メル・ギブソン監督、アンドリュー・ガーフィールド主演。第2次世界大戦の沖縄戦で、武器を持たずに75人もの命を救った米軍衛生兵デズモンド・ドスの実話を映画化した戦争ドラマです。 ハクソー・リッジ (H..
Weblog: セレンディピティ ダイアリー
Tracked: 2017-07-11 01:02
「ハクソー・リッジ」
Excerpt: 2016年・アメリカ・オーストラリア合作 配給:キノフィルムズ 原題:Hacksaw Ridge 監督:メル・ギブソン脚本:ロバート・シェンカン、アンドリュー・ナイト製作:デヴィッド・パーマット、ビル..
Weblog: お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法
Tracked: 2017-07-15 09:47
ハクソー・リッジ
Excerpt: 後半の戦闘シーンの描写が凄い。
Weblog: だらだら無気力ブログ!
Tracked: 2017-07-16 01:04
「ハクソー・リッジ」
Excerpt: メル・ギブソン監督作品。宗教という名の信念の下に、人を殺さないと誓って戦場に赴く衛生兵の物語。実話をベースにしている。人を殺さないで戦場で何ができるのか?そう、傷ついた人を助ける為に彼は戦場で「戦った..
Weblog: ここなつ映画レビュー
Tracked: 2017-07-19 12:52
ハクソー・リッジ
Excerpt: Hacksaw Ridge 2016年/オーストラリア・アメリカ (監)メル・ギブソン (演)アンドリュー・ガーフィールド サム・ワーシントン ルーク・ブレイシー テリーサ・パーマー ヒューゴ・ウィー..
Weblog: ごみつ通信
Tracked: 2017-07-25 20:07
のこぎり崖は命ガケ メル・ギブソン 『ハクソー・リッジ』
Excerpt: というわけでまーだアカデミー関連の話を続けます。本日はメル・ギブソンが約10年ぶ
Weblog: SGA屋物語紹介所
Tracked: 2017-08-17 22:28
ハクソー・リッジ
Excerpt: HACKSAW RIDGE 2016年 オーストラリア/アメリカ 139分 戦争/アクション/ドラマ PG12 劇場公開(2017/06/24) 監督: メル・ギブソン 『ブレイブハート』 出..
Weblog: 銀幕大帝α
Tracked: 2017-11-08 14:33
「2018年 新年明けましてと昨年映画ベスト」
Excerpt: 皆さん、明けましておめでとうございます。 昨年はTB機能がなくなったサイトが多く、加速度的にブログ界は寂しさが増すばかりですが、そんな中でも今まで通りに見てくださったりコメントを寄せてくださいました方..
Weblog: ノルウェー暮らし・イン・原宿
Tracked: 2018-01-01 00:49
映画評「ハクソー・リッジ」
Excerpt: ☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2016年オーストラリア=アメリカ合作映画 監督メル・ギブスン ネタバレあり
Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
Tracked: 2018-03-12 08:49
この記事へのコメント
まっつぁんこ
あんな卑怯な攻撃をしかけてしまうに至った経緯を、負けた側が金かけて真摯に描いた映画がみたいと思いました。
ノルウェーまだ~む
一応この映画を観てからですけど、沖縄戦、特に前田高地で検索してみました。資料は多くは無いのですが、アメリカ軍が上陸して前線を奪還されたあとの次の前線だったみたいですね。
なので守りとしての準備はあったものの、攻撃用に整える時間が無く、しかも兵士も精鋭部隊だったわけではなかったということで、大混乱が起きたという風に書いてありました。
今やハリウッド映画だけでなく、ナチの次に「悪い兵隊」として登場することが増えてしまったのは何とも哀しいことです。
原爆による敗戦国なのでいじられることなく今まできたのに、最早大戦もネタにされるほどに遠い昔になったという事でしょうか??
セレンディピティ
私もこの作品、見に行く予定です。
このアンドリュー・ガーフィールドが演じるエズモンド・ドス、なんとなく「沈黙」でガーフィールドが演じたロドリゴ司祭に通じるものがあるような気がします。
ドスが、以前住んでいたバージニアの出身(内陸の方のようですが)というのも親しみを感じています。
見るのに覚悟がいる作品のようですが、楽しみです。
ノルウェーまだ~む
アンドリューくんはまさに「沈黙」の時と同じ、泥だらけの敬虔なクリスチャンの再演となりました。
滑舌の悪いアンドリューくんなので、こうして黙って全身で演じるっていうのがピッタリだと思いましたよ(笑)
セレンさんはバージニアにお住まいだったのですか?森や山のある自然豊かな場所という印象でした。良い所ですね~
ご覧になったらまた是非感想をお寄せ下さいませ。
覚悟?要りますよ~っ
セレンディピティ
NYの前はVA(ヴァージニア)にいたのですよ。VAといっても広くて、ワシントンDCの近くから山奥までありますが...。
私がいた海辺の街からドスさんの家までは、車で4~5時間かかるかと思います。スキーに行く時におそらく近くを通ったと思いますが、自然豊かな美しい場所ですよね。
ノルウェーまだ~む
再びありがとうございます~
さすがアメリカですね…そんなに広いんですか…?
海辺の街にお住まいで、冬はスキーも出来ちゃうって最高ですね!?
そして野山もあったならハイキングも出来たのかな?また色々聞かせてください☆
にゃむばなな
それにしてもあんな危険なところで、たった一人であんな偉業を成し遂げるなんて…。私には到底出来ませんわ。
ノルウェーまだ~む
いやいや、彼以外の誰にも出来ないことですよね。このような偉業は。
まさにナイチンゲールに匹敵する素晴らしさですが、今まで表に出てフューチャーされなかったのは、ご本人が望まなかったからだというのが先ず凄いです。
やはりそういう人だからこそ成し得たことなのかもしれないですね。
ボー
地下に隠れているから艦砲射撃にも大丈夫…って、硫黄島など他の場合も同じだったような気がします。
ノルウェーまだ~む
私も知らなかったですが、メルギブさんはそうらしいですねぇ。
硫黄島でも同じような地下壕を作っていましたね。
結局どちらも制圧されてしまいましたが。
ノラネコ
私は場所は違いますが、祖父が日本軍の衛生兵だったので、いろいろ感慨深かったです。
祖父は体が弱く、上の配慮で衛生兵になったそうなんですが、実際に戦場に出たら一番体力使う役目だったとw
ふじき78
奴はスパイダーパワーを持ってるからな。
yukarin
今回の役もハマリ役でした!
舞台が沖縄でアメリカ側からの視点なので複雑ですが映画としてはとても良かったです。
本当にどうやって撮影したのかと思うほどリアルな戦場でしたね。
ノルウェーまだ~む
その複雑な気持ちがあっても尚、良い作品と思える出来栄えでしたね~
本当にどうやって撮影したのかしら??
佐藤秀
ノルウェーまだ~む
コメントありがとうございます。
最近TB出来なくなるブログの方が増えていますね。
世の中ツイッターやフェイスブックへ移行したせいか、ブログの機能は退化の一途をたどるしかないのでしょうか・・・?
まみっし
すっかりとご無沙汰していたので、とても久しぶりにお邪魔してみたら。とってもありがたいブログの内容がここに。
この映画について、誰とも(イギリスで)話が出来ない感じでいました。こうして、まだーむさんのを読んで、なんか嬉しいです。
ブログ続けていて、凄いです。
ノルウェーまだ~む
本当に本当にご無沙汰しております~~
イギリスではこのところテロやら大火災やら物騒なニュースが多いですが、ご無事でお過ごしでいらっしゃいますか?
ブログなんとか細々をやっております。皆さまのコメントが唯一励みで頑張ってるかんじです~♪
また良かったらのぞいてみてくださいませ☆
ノルウェーまだ~む
本当に本当にご無沙汰しております~~
イギリスではこのところテロやら大火災やら物騒なニュースが多いですが、ご無事でお過ごしでいらっしゃいますか?
ブログなんとか細々をやっております。皆さまのコメントが唯一励みで頑張ってるかんじです~♪
また良かったらのぞいてみてくださいませ☆
ここなつ
この作品、さすがメル・ギブソンの残酷なシーンが満載でしたが、綺麗事でない戦争というものを果敢に表現していたような気がしました。
そんな中、ドスの信念は凄過ぎ。逆に言うと、信仰の一途さがちょっと恐ろしかった位です。
ノルウェーまだ~む
それこそが信仰なのでしょうね。
最近の自爆テロにしても、特攻隊のカミカゼ攻撃にしても、別の意味で信仰という見えない呪縛が存在しているように思えてなりません。
その中でも唯一自分だけが信念を貫き通せるそのパワーって本当に凄いです。ドスの場合いい方向に貫いてくれて良かったと思いました☆
ごみつ
遅ればせながら私も見てきました。TBさせていただきました~。
これは、実話だから描けるお話で、フィクションだったら「あり得ない!」で却下ものですよね。
それだけに、見る人に訴える力は大きいと思ったし、メルギブのいつものいきすぎ残酷描写も、この作品には欠かせないものだと思いました。
「プライベート・ライアン」のオープニングもですが、起こった残酷な事をきちんとそのまま描写する・・っていうのは、戦いで亡くなっていった人達への敬意のあらわれな気もします。
記事でアップされてる監督と日本人キャストの集合写真ですが、検索すると血まみれメイクの日本兵達のお茶目な写真がけっこう出てきますよね。ああ、平和って素晴らしいな・・って思わされました。
ノルウェーまだ~む
本当にその通りですよね~
有り得ないほどの過酷な事実を、ことさら美化せず、目を背けるような現実を真っ向から見据えて描くその姿勢は見事だったと思います。
日本人キャストの皆さんのリラックスした姿は、平和の象徴ですね。敗戦国でありながら打ち解ける日本人は心広いというか、よその国と日本の関係とは何か違うなぁと思ってしまいます。
SGA屋伍一
お父さんはマトリックスのエージェントのヒューゴ・ウィービングですよね。怖い役が多い彼ですが、今回は怖くなった経緯もちゃんと描かれてていままでのベストアクトだと思いました
沖縄出身の友人は「沖縄味がたりない」といってました。やっぱりシーサーやちんすこうも出すべきだったか
ノルウェーまだ~む
ちんすこうかぁ…
闘いながらさぞかし皆さんちんすこう食べたかったことでしょうね☆
確かに景色も沖縄っぽく感じなかったよね。そもそもアジアの熱帯感がない乾いた土地で撮影されていたような?
お父さんの人、マトリックスのエージェントで強いインパクトを与えていた人だったね、確かに!そんな過去があったらあんな風にもなる訳ね(笑)