「LOGAN/ローガン」☆VS.老眼

誰もが心配していた『不死身の再生能力があるウルヴァリンをヒュー様はいつまで演じられるのか？』という問題を逆手に取って、ウルヴァリンことローガンをぐっと年老いさせたという斬新な発想が見事！！
しかしほとんどのミュータントも死滅し、チャールズも老衰、ローガンもすっかり年老いたのが2029年っていうのは、急に老け込みすぎな気もするけれど・・・・？

「LOGAN/ローガン」　公式サイト

＜ストーリー＞

2029年ミュータントのほとんどは死滅し、老衰のため能力の暴走を抑える薬が欠かせないチャールズ（パトリック・スチュアート）を面倒見ているキャリバン（スティーブン・マーチャント）と、不死身の能力が失われつつあるローガン（ヒュー・ジャックマン）のみが街はずれの廃工場でひっそりと暮らしていた。
リムジン運転手をして日銭を稼ぐローガンは、メキシコ国境で、ある女性に少女をハウスダコタまで連れて行ってほしいと大金を積まれる。
謎の集団に襲われる少女を助け、チャールズを連れ逃避行を続けるローガンだったが・・・・

何しろウルヴァリンの見た目にビックリ！！

そろそろアラフィフだし、ヒュー様もさすがに年齢が・・・と思ったけど、実物のヒュー様はまだまだお若くて☆
まさかの老けメイクがここまでリアルとは・・・・
となると、ぶよぶよっぽい肉体やシワシワっぽいお顔は全部メイクなのかしら？？（CGでは無さそうね）

隔離してても役に立たなそうな穴だらけの廃工場
ミュータントの最大の強敵は『老い』だったという結論が、まさかウルヴァリンにも当てはまるなんて・・・
この辺の説明は無いのはちょっと腑に落ちないのだけど、不死身のローガンが衰えてしまう驚愕の設定ありきのお話なので、突き詰めるのはやめて素直に物語に酔いたい。

今後が楽しみで仕方ないローラ役のダフネ・キーンちゃん☆
本当に逸材を見つけたものだわ！！両親とも女優・俳優というサラブレッドらしいけど、今後も楽しみ♪

この物語の中核をなすのは「家族」

今までもプロフェッサーXことチャールズが率いてきた学園のメンバーは、ある意味「家族」ではあったけれど、今回は更にぐっとファミリーを意識した物語になっている。
最初は大人に警戒心丸出しだったローラが、ローガンが老衰のチャールズを抱き上げて世話をする姿を見て、次第に心を開いていくところなど秀逸！
ミュータントの枠を超えた人間の物語がそこにはある。

まさかの対決が・・・・！！
遺伝子操作でミュータントを作り出すことは出来ても、人間はついぞ「老い」には勝てないというのも、何だか寂しいなぁ。



ずーっと好きで追い続けてきたX-メンシリーズと、スピンオフのウルヴァリンシリーズ。
特に大好きヒュー様のウルヴァリンを、見事に昇華させたという点でも、ラストを飾るにふさわしい人間味あふれる着地点も本当に素晴らしかったwa
ただ、この映画でローガンは「初めて」子供との絆と家庭を築く暖かさを知った・・・とチャールズが言うけれど、シリーズのどこかで確か殺されてはしまったけど、妻と子供がいたような？？


とにもかくにもヒュー様お疲れさま☆
ウルヴァリンに別れを告げるのが寂しい気もするけれど、それ以上に温かい気持ちになれる作品だった。

Comments

[yukarin]

ローガンが老眼って...笑うよりもなんか悲しくなりますが^^;
ヒュー様の老け顔メイクは本当にリアルでしたね。
これでローガンもチャールズのパトリック・スチュワートも見納めで寂しいですが、長年演じられていてお疲れ様ですよね。

ローラ役のダフネ・キーンちゃんがすごかったですねー
これからの演技がとても楽しみになりました。

[ノルウェーまだ～む]

yukarinさん☆
これでウルヴァリンシリーズはお仕舞いなのかもしれないけれど、案外Xーメンのシリーズの方で、ちょいちょい観られるかも♪と内心思っています。
ローガンの老けメイクもチャールズの老人メイクも見事だったよね～
そしてダフネちゃんのニューミュータントは、もしかしたら新シリーズの幕開けだったり？とこちらも楽しみです♪

[ふじき７８]

ダフネ・キーンのウルヴァリン(x-23)がスピンオフで出来るという噂もあるのですが、いっそ成人クローン体X-24のスピンオフが出来たら面白いのになあ（ヒュー・ジャックマン引退できんじゃん）。

[ノルウェーまだ～む]

ふじきさん☆
ダフネちゃんのウルヴァリン出来たら、とっても楽しみですね！
ウルヴァリンに引導を渡しはしたけれど、他のスピンオフ作品でちょいちょいヒュー様ウルヴァリンに会えるような気がしています。

[風情☭]

こんにちは♪

これがですね～、原作なんか読むとウルバリンっ
て思いのほかオッサンなんで、本作で実年齢に近
づいたってぇところかも知れんです。

過去2作品は、個人的にいまいちパっとせずと残
念なものだったんですが、本作は父性やら、教授
に対する想いなんかがしっかりと描かれていて、
今までそれほど感じられなかった人間クサさがあ
ってかなり好印象で、見事にラストを飾ったなぁ
といったところです♪　 (ﾟ▽ﾟ)ｖ

[ノラネコ]

パラレルワールドに枝分かれした「X-MEN」本体とは、色々つじつまが合わないけど、これはウルヴァリン三部作のラストと見るべきなのでしょう。
死ねないけど、死にたいという彼の願望は前作にも言及がありましたものね。
ダフネ・キーンの二代目ウルヴァリンはいつか戻ってきてもらいたいものです。

[ノルウェーまだ～む]

風情さん☆
まさにその通りですね～
アクションと特別能力満載のウルヴァリンも楽しいですが、だからこそひとりの人間ローガンとして最後を飾れたのは見事だったと思います。
そう言った人間臭さがあったからこそ物語に厚みが出たのですよね☆

[ノルウェーまだ～む]

ノラネコさん☆
ウルヴァリンsamuraiでは、彼が死にたがっていると確かに言われてましたね～
てっきりあの作品で不老不死の能力を吸い取られてしまったとか、埋め込まれた（取り除いたけど）機械の影響が残っていて、治癒能力を次第に失ったとかいう事かと思ってましたが、関係なかったようですね。
要は「生きたい！」という意欲の問題だったのかしら？？
ダフネウルヴァリンの今後が実に楽しみですね～～

[KGR]

コミックの設定ではかなり変遷があるようですが、映画の「ＺＥＲＯ」ではケイラと一緒に住んでましたよね。
なお、ノースダコタがハウスダコタになってます。

[q 三本の爪痕]

不死身のミュータント、ウルヴァリン
ローガンの肉体的強さも無ければ
プロフェッサーXの精神的強さも無し
ヒーローが老々介護
明らかに「何かが終わる」
三本の爪痕は心に残って来たわ

[ノルウェーまだ～む]

KGRさん☆
ありがとうございます～コミックと設定が色々ちがうのですね？

そうそうゼロだったか、子供炊いたような気がしたのは勘違いだった気もしますが、愛する人がいたはずですよね。
でも大切な人が次々殺されてから、長い事家族を持たない決意をしたんでしたっけ。

[ノルウェーまだ～む]

ｑちゃん☆
ヒーローの老々介護だったねぇ。
3本の爪痕は深く残ったわ～～

[ごみつ]

こんばんは！

記事にするのがすっかり遅くなってしまいましたが、私も「ローガン」観てきました！まだ～むさんと同じく、「Ｘ－メン」シリーズは１作目からすべて追いかけてみてきただけに、さびしい気持ちでいっぱいでしたが、戦いだけの人生だった彼に安らぎの最後を与えてあげたラストシーンには感動しました。

それにしてもローガンが老眼とはウマイ！（笑）

[ノルウェーまだ～む]

ごみつさん☆
確かに戦いだけの人生でしたものね。たとえ獣の性だったとしても…
最後は人間らしい安らぎと絆が暖かくて感動しましたっ！

ローガンもさすがに老いには勝てないと…いやはや他人ごとではありませんな。

[セレンディピティ]

まだ～むさん、こんにちは。
私もようやくローガン見てきました。
X-MENシリーズの方はドロップアウトしてしまったのですが、やはり最後のローガンを見納めしたくて...
人間ドラマとして心に突き刺さる作品でした。
ダフネ・キーンちゃん、野生動物のような眼力と身体能力と表現力と...これからが楽しみですね☆

[ノルウェーまだ～む]

セレンさん☆
ダフネちゃん良いですよね～！まさに野生動物のよう！
やはりご両親が俳優さんだということで、撮影現場にも慣れていたのもあったかも☆

最後のローガンに相応しい人間ドラマがありましたね！
Xメンはドロップアウトしちゃったのですか？？
残念です…

[SGA屋伍一]

ヒューさんはもう17年もウルヴァリンを演じ続けてきたわけで。17年前X-MEN1作目を映画館で観たことが懐かしく思い出される…というか遠い目になってしまいます。あのころはわたしも若かった…
パトリック・スチュワート氏は元からいい年だったせいかその点あまり変わらないような？？？

[ノルウェーまだ～む]

伍一くん☆
まさに遠い目ですわ。
ヒュー様の衰えがそのまま自分の衰えですからね(≧▽≦)
でも先日久しぶりにあった友達に、ちっとも変ってない～♪って言われたけど、それってパトリック・スチュワート的な？