「ザ・ウォール」☆ゲームのような現実

驚いた!!
あまり期待しないで観たけど案外面白かったこと以上に、このガッチリといかついアメリカ兵があの「キック・アス」のアーロン・テイラー=ジョンソンだったなんて。
(観終わるまで気付かなかったというより、公式サイトを見るまで判らなかった~~)


全く終わりの見えない攻防戦、油断も甘さも無い現実の戦場を舞台に描かれる、反戦ものでもヒーローものでもない…あくまで頭脳戦がどこか現実離れしたゲームの様にも感じられる不思議な感覚。
これが現実に起きていたイラクの伝説のスナイパーを描いているというのだから、さらに驚くばかり・・・

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「ザ・ウォール」 公式サイト

<ストーリー>

イラク戦争が終わりを告げ、復興支援に従事している人たちが狙撃された現場で周辺警備に送られたアメリカ兵2人。マシューズ(ジョン・シナ)は5時間経っても動きが無い事から、現場を見に行くが何者かに狙撃される。
アイザック(アーロン・テイラー)はすぐさま援護に向かうが、自らも足を撃たれ砂漠の真ん中に建つ壊れかけた壁の後ろへ逃げ込んだ。
相当な腕を持つスナイパーに無線機も壊され、なすすべもないアイザックがようやく無線機で繋がったと思った相手は実は・・・・


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ブッシュに隠れて5時間、ここまで来るのに20時間、何も起きなかったら見に行くよね…

巨体の相棒マシューズ役はプロレスラーだったジョン・シナ。
いかついのに愛嬌のある顔立ちは、これから色々なところで活躍しそうな役者さん。

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そして早々に撃たれる・・・・
ここからはほとんどがアーロンくんの独り芝居。
敵のスナイパーは最後まで姿を見せず、声だけの出演。独り芝居でこれだけの緊張感を持たせ続けることが出来るのも、アーロンの腕あってこそ。

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敵が潜んでいると思い込んでいた壁の向こうには何もなく・・・

壊れかけた壁だけが彼の命を繋ぐ唯一の救い。
ただ石を積み上げただけだから、覗き穴を作るために石を抜いたら~~ちょっとちょっと崩れちゃうよぉ~~
稲川淳二ナレーションのCMじゃないけど、そんな緊張感が逆に不思議なテンションになってしまうのだ。

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主人公がたったひとりで砂と埃にまみれ、足も撃たれているからほぼ座っているだけ。
緊張感が長く続くとふっと途切れてしまう時ってあるよね。
出血多量で時々意識を失ってしまうアイザック。つられて時々眠くなる(笑)

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やっと繋がった無線で応答したのは、成りすましていたスナイパーだった・・・・

何故かアイザックのことも知っている様子。軍隊にいて調べ上げた上に裏切った凄腕のスナイパーって、これは勝ち目無いわぁ。
ヒーロー映画じゃないのにどうやって終わるのか?アイザック同様先が見えない状況に追い込まれ、ヒリヒリとした時間が過ぎて~~~ついに!!

頭脳戦にいったいどっちが勝ったのか?是非自分で確かめてもらいたい☆

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