「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」☆ラッキーボブ

イギリスでベストセラーとなったノンフィクションが原作。
そういう本が出版されていたなんて、知らなかったな~
ロンドン時代のお友達からのお誘いで観てきたyo


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「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」 公式サイト

<ストーリー>
ホームレスのストリートミュージシャン、ジェームス(ルーク・トレッダウェイ)はその日の食べ物もないどん底の生活でクスリの依存から抜け出せずにいた。
ある日家に迷い込んできた1匹の猫をボブと名付けて世話をすることになり、怪我をして帰ったボブに有り金をはたいて看病していると、ボブは演奏にも常についてくるようになった。
肩に猫を載せて演奏するジェームズは一躍人気者になり、新聞の取材も受けるようになるが、ある日・・・・


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コヴェントガーデンで演奏するジェームス 懐かしい景色がいっぱい

観光客の集まる華やかなエリアに対して、低所得者層が暮らす薄暗いアパートなど、ロンドンの様々な面を包み隠さず撮影している。
実際に原作者が生活していたところで撮影したのだそう。

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まだ名前が無いネコからボブになった~~まさに猫の恩返し

この猫役がなんと原作のボブ本人(本猫?)なんですって☆
どうしたらこんなに大人しく演技出来るのでしょう??何しろ肩にずっと載っているわけだし(肩凝りそう)、飼い主のジェームズ本人じゃなくて役者さんの肩でも大人しいなんて…

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猫ちゃんも結構な重さがあると思うけど、よくギターが弾けたね・・・

雨の多い冬のロンドンでゴミ箱を漁る生活から、ボブのお蔭で一躍人気者になっていく様子は、やや唐突な気もするけれど、YouTubeでも人気出て有名になったり、実話なのだからビックリ。
それでも喧嘩に巻き込まれて路上演奏1か月禁止になったり、様々なトラブルもあり飽きさせない展開。

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恋人も出来たのに~~
彼女(ルタ・ゲドミンタス)とのその後は実話ベースならではであっさりとした展開。あえてドラマチックに仕立てなかったのは、逆に好印象かも。

彼女の辛い過去、ジェームスがヤク中になった原因など心の傷との葛藤や乗り越えようともがく姿を、取り立てて大げさにせず淡々と描いていく。
この暗くなりがちで重たいテーマの中心に、猫の癒しがあるのがこの映画の最大の魅力。
その癒しに助けられていたジェームズ。まさにこれこそが彼の求めていた事であり、誰にとっても必要な事なのでしょう。

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原作者も最後の握手会のシーンで「まるでぼくの人生そのものだ。」と言いながら握手する人の役で出演。雰囲気は似てる~~

元々この猫で儲けようと思っていたわけではないところが、最大のポイント。
ボブを大切に想う気持ちが、いつしかボブに癒されていたジェームズ。愛は地球を救うのね☆




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James Bowen

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ボブという名のストリート・キャット
辰巳出版
ジェームズ・ボーエン

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この記事へのコメント

  • セレンディピティ

    こちらにも...。
    特に猫好きというわけではないですが、この作品、気になっていました♪
    やっぱり、ほっこりするお話みたいですね~。
    実話に基づいているだけあって、感動を押売りせずさりげなく描かれているとこも好印象です☆
    2017年09月07日 10:47
  • Nakaji

    この前テレビでこの物語やっていて、すごい感動しておりました。映画になったってきいてみたい!!って思ったら地元でやらず。。。。
    この映画、本物のボブやってるっていってました。本当にかわいいネコですよね~!!!
    テレビでも、見てるだけで癒されました。
    2017年09月07日 21:50
  • ノルウェーまだ~む

    セレンさん☆
    ほっこりまったりする部分と、ドラッグや貧困から抜け出せず最下層で揺らぐ辛さが良いバランスで共存していました。
    ご本人の本を基に作られているだけあって、余分な肉付けをせず余計な泣き所とか作らずお話が進むのも良かったデス☆
    2017年09月07日 22:13
  • ノルウェーまだ~む

    Nakajiさん☆
    可愛いですよね~
    これが本当に意志を持っているような目をするのです。
    主人公とハイタッチする姿も本当に愛らしくて…
    こんなに人懐こい猫だから、もとは誰かに飼われていた迷いネコなのかな??とその辺は解明されてませんでしたけど。
    映画おススメなのにお近くでは公開なの残念ですね。
    私はテレビで紹介していたのを見逃しちゃいました…(涙)
    2017年09月07日 22:17
  • zooey

    ボブ、丸々として可愛かったですよねえ。
    少なめに見ても7~8キロはありそうです。
    あんなのを肩やギターに乗せてるって…
    ボブの目から見たロンドンの街も、新鮮でした!
    2017年09月11日 08:04
  • ノルウェーまだ~む

    zooeyさん☆
    レビュー書かれたのですね!?
    ボブを載せてて、肩凝ったんじゃないかと心配しながら観てました(笑)
    実際のご本人は役者さんより大柄なので、その辺は平気だったでしょうけど、痩せて食事にも事欠いていた役のルーク氏にはきつかったでしょうね~
    2017年09月11日 10:57
  • q ワタクシ猫超越炸裂のバカ親炸裂

    あら、まだーむ
    私、少しだけうぬぼれても良い?
    彼・・・
    彼には私も大切な存在
    そう思ってるの
    ボブにとっても私は必要な存在よね
    ボブは、彼の場所が「HOME」
    その存在は
    1つの光を灯し続けて
    そこに救いも存在するわ
    ボブと彼。一緒だけど慣れ合いでは無く
    サポートの存在
    なかなか素敵にお互いを理解してる

    ねぇまだーむ
    彼とボブって「凸凹コンビ」だったりするのよ
    そこが女心にはたまらないの
    2017年09月16日 14:27
  • ノルウェーまだ~む

    qちゃん☆
    ポエムのほうも炸裂してるね~(爆)
    お互いが信頼できる唯一無二の関係になってるって、本当に素敵よね☆
    2017年09月17日 00:16
  • ごみつ

    こんにちは!

    私も昨日見に行ってきました。早速記事にしましたのでTBさせていただきました~。

    映画としてはてらいのまったくない普通~の作品でしたが、これは何よりも実際にあった、ジェームズとボブとのつながりがテーマなので、脚色みたいなのはいらないんですよね。

    ボブはホントに凄い猫だな~って思っちゃいます。
    見終わって幸せな気持ちになりました。

    ボブ、日本にプロモーションで来日もしてたんですね。
    ファンは大喜びだったと思うけど、あんまり無理しないで、長生きして欲しいな~。
    2017年09月25日 17:25
  • ノルウェーまだ~む

    ごみつさん☆
    実際にあった話を映画にすると、わりと淡々としていて抑揚がないかんじになっちゃうけれど、このお話はそういったところも含め猫だけにゆるふわなところが良かったりしましたよね☆

    ボブは来日していたのですね!?知らなかった~~っ
    自由なノラ猫だったボブが様々なところに連れ回されても、ちゃんとボブをやっているっていうのが、実に凄いですよね!ほんとゆるっと長生きしてほしい~~☆
    2017年09月25日 22:52
  • SGA屋伍一

    2012年のころというから、もうまだ~むが日本に戻られた少しあとのお話になるわけですね。もう何年か滞在されていたら街角で生ボブさんを見ることができたかも?
    勝手にボブさんってもうお亡くなりなんだろうなあ…とか思ってたら主演もして来日までして「すごい」としか言いようがない…
    2017年11月21日 21:23
  • ノルウェーまだ~む

    伍一くん☆
    最近は映画化もスピーディよね。
    このお話自体も、SNSで拡散されて一気に人気者になって、そして本まで出版して映画も出来て~~伍一くんも何かやってみると良いのでは??(笑)
    2017年11月22日 00:32

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