なかなかにじんわりと泣けて、細かい伏線もきっちりと作り込まれている、実は子供から大人まで観てほっこりする良質なファンタジーだったyo！！
＜ストーリー＞
小説家の一色先生（堺雅人）と新婚旅行から戻った亜紀子（高畑充希）は、初日からカッパなどが出現する、不思議な鎌倉での生活がスタートした。
130歳のばあや（中村玉緒）にお料理などを教えてもらいながら、つつましくも楽しい暮らしをしていたが、ある日亜紀子は何者かに足をすくわれ転倒してしまい、うっかり魂が抜けだしてしまうが、気付いて戻った時には自分の身体がなくなっていて…
普通に物の怪が店を出す「夜市」など、風情を通り越して子供向け映画「妖怪大戦争」っぽいので、ざっくりと見逃していたら、なんとここで亜紀子が手にする骨董品やガラクタには伏線があって・・・・
意外にも丁寧に細かいところで作り込んでいた作品だったのne
それにしても江ノ電はいいとして、鎌倉彫やハトサブレーなど鎌倉観光協会が協賛？などと思ってしまったり（笑）
設定は昭和初期？？先生は鎌倉署の捜査にも協力する～～とかは、ちょっと「京極堂」に似ている？でも原作の「鎌倉ものがたり」は小説かと思ったらコミックなのね…それで納得。
コミック原作とは言え、要潤演じる刑事さんが犬顔に変化するなど、人間のほうが妖怪に近かったりするのはちょっと要らなかったかなぁ。
新妻の亜紀子と貧乏神が、欠けた茶碗と100円ショップのお茶碗を交換するエピソードがほっこりして好き♪
そしてここは実は重要ポイント。
吉行和子と橋爪功の老夫婦がまたいい！
夫が亡くなるのを近くで見守って、同じ江ノ電で一緒に黄泉の国へ向かうなんて素敵でしょう？
って、近くに江ノ電走ってない人はどうすればいいの？？？
黄泉の国の姿は自分の想像力ってことで、どうしてロケットランチャー出さなかったかな？と思って観ていたら、その訳はエンドロールで判明。
そこで初めて細かいところに伏線が隠されていたことに気付くと言う（それで竹刀しか出さなかったのね）、なかなかに憎い演出が。
それにしても壮大で美しい黄泉の国のＣＧは、さすが「ALWAYS 三丁目の夕日」チーム。妖怪たちはややチープでも大自然の中に浮かぶ黄泉の国の造形は見事！！
これは年末にかけて家族連れで観に行ってほしい映画。
ちょっとだけ距離が広がってきたご夫婦も、高畑充希ちゃんの初々しい新妻姿を見て思わず笑みがこぼれたら、もう一度お互いを想い遣る気持ちが蘇ってくるかも！？
この記事へのコメント
セレンディピティ
予告で見た、堺雅人さんと高畑充希さんの芝居がかった演技に、んんっ？これは？と思っていましたが、なかなか心温まる作品のようですね。
一見ファンタスティックビースト風？ながら、夫婦愛をテーマにしているところが山崎貴らしいです。
鎌倉が舞台というのも気になります。
ノルウェーまだ～む
そうなんです。かくいう私もむむむ？？と思いながら観たのですが、これが結構ほっこりしてウルっとする良い映画でした。（あえて泣かせようとする映画では無いです～）
和製ファンタビとも言えなくもないですが（笑）鎌倉らしい情緒あふれる景色もなかなか素敵でしたよ☆
kossy
高畑充希のまんまる目玉が印象に残ります。
音楽や映像がジブリっぽいけど、
時空を超えた愛に心温まりました。
時代がいつなのかわかりません・・・
ノルウェーまだ～む
ほんと、時代はいつの設定なのでしょうね？？
自動車を見ると昭和初期のようでもあるし…
テレビで堺雅人が「架空の街、鎌倉」って言ってましたが、鎌倉なのに架空にしちゃっていいの？？と思っちゃいました。
鳩サブレも食べてたのに～～
Ｎａｋａｊｉ
鎌倉って本当にはじめていって思ったけど、なんか不思議な町だったのでとっても興味深かったです。本当にありあそう(笑)
高畑充希ちゃん本当にかわいかったですね～
あの大きな目で見つめられるとやられるわって思いました(笑)
ノルウェーまだ～む
確かに何か不思議なものが住んでいそうな雰囲気のある町ですよね、鎌倉って。
なので「架空の街が舞台」と説明していたのが逆に納得いかなくて…
高畑充希ちゃんの愛らしい素直さがすっと懐に入り込んでくるようなお話でしたね～♪
まっつぁんこ
このコンビなら何かつけるのかな。
ノルウェーまだ～む
きっとそういった題名シリーズできそうですよね。
思い浮かびませんが…(≧▽≦)
ふじき78
隆
ノルウェーまだ～む
ファンタジーなのでその辺はふわっとしているかんじなのでしょうか。
妻の服装と車の形から言うと、昭和の香りがしますね～☆
ノルウェーまだ～む
確かに鎌倉ならではの趣ある景色と、古くから歴史と物語が残る土地柄だけに、益々訪れたくなりましたね☆
物語の舞台にはピッタリでした♪
隆
ところで、つかぬ事を聞いて失礼かと思いますが、2014年の夏頃ですが、愛知県豊橋市に来られたことはありますでしょうか。そして、ネチズンのナポレオン・ソロさんという方が、車に轢かれたことを目撃されているでしょうか。
そうした事故現場にまだ～むさんが、立ち会われている、という幻覚があったのです。原因は、僕の持病の統合失調症なのですが、幻覚や幻聴を伴う精神病で、ひどいときには、現実と幻覚の区別がつかなくなり、こうして、幻覚で現れた人に確認を取っているのです。
統合失調症は、テレビの医療番組でも近頃、良く取り上げられ、100人に一人の病気といいますが、全く知らない人に対して、唾を吐いたとか、せき込んだり、あるいは、会話の中に、知っている語彙が出ると、それは自分のせいで、その知らない人が言っている、と感じるそうですし、実際、僕もそうなる時があります。
あれは、幻覚だったとは、今となっては良く分かりますが、その時に、自分が車を追い掛けて、真実を問いただすとか、即刻、ソロさんという方の安否を、ネット上で確認する、という事が出来なかったものですから、ずっと気になっていたのです。
本当にご迷惑かと思いますが、こんなコメントを許してください。
ノルウェーまだ～む
お返事遅くなりました…
私は残念ですが愛知県には行った事がないのです。
お役に立てず申し訳ございません。
お身体お大事になさってくださいね☆