黒川温泉郷は江戸時代中期から怪我によく効く湯治場として利用されていたにも関わらず、2000年まで地元の地図にも「黒川温泉」の名称が無かったほどの秘境なのだとか。
その秘境が功を奏して、黒川にUターンIターンしてきた若手がこの一帯を一気に改革。
黒川全体をひとつの温泉宿、道は廊下、宿は部屋というコンセプトで街全体を統一感を持たせて改築し、露天風呂を増設、露天風呂を作れない旅館のために湯巡りのシステムを導入したのだそう。
それが今人気の黒川温泉入湯手形(くまもん焼き印付)
木製の入湯手形で3つの旅館の露天風呂に入ることができる 黒川温泉公式サイト購入するのは「旅館総合 風の舎」にて1300円。
早朝降っていた雨も止んだので、どうしても浴衣でお散歩したくてチェックアウト前に昨夜歩いたところをもう一度歩いてみたyo
穴風呂・どうくつ風呂・岩戸風呂で人気の「新明館」の橋で
趣のある風情が美しく絵的にも大人気のエリア。
アジア圏からの観光客もいっぱい居たYO~でも実は近隣の温泉地に泊まって、ここは見学するだけな事が多いのだそう…(旅館の人が哀しそうに語っていた)
黒川温泉郷では連泊をすると次の宿の人が昼の間に荷物を運んでおいてくれるというシステムがある。(車のある人以外)
私たちも酷く雨が降ったらそれをお願いしようと画策していたのだけど、止んでいる今のうちに運んでしまおう~という事で次のお宿「野の花」へ移動。山道をくねくねくねくね行くと…ありゃ!!?今度は温泉街の反対側の一番端っこのお宿だったYO
それならば…お隣にある人気NO.2を誇る「山みず木」に湯巡りしよう♪(600円)
こちらの湯巡りはダイナミックな滝が真横に落ちる「幽谷の湯」(男性)も清流と同化しているかのような「森の湯」も宿泊客と同じなのが良いne!一応入口は宿泊者専用「風人の湯」と分かれている。
清流の真横に広々とした露天風呂があって、まさに自然と一体化している!勿論川沿いは人は歩けないyo
人気なだけあって数組が入浴していたけれど、ゆったりのんびり待っていたらここでも露天風呂独り占め出来ちゃった♪
温泉のお湯が川に流れ込む。ああ…至福の時☆こんな美しい露天風呂初めて入ったwa♪
お風呂の後は「山みず木」さんが出している巡回バスに乗って、再び温泉街へ。囲炉裏の有るバス待合所でも、道の途中で手をあげて止めても、宿泊客でなくても利用できる。
「味処なか」でお昼ご飯。 昨夜中居さんが「馬かな~ぁ」と言っていたのに食べられなかったので、こちらのお店でリベンジ(笑)馬刺し1300円。
実は黒川荘では別注文で馬刺しや馬刺し寿司が食べられたのだと後で知ったのだけど、こちらの馬刺しも超美味しかったYO!!この他に名物だご汁650円は幅広のうどんが入った豚汁でほっこり☆
温泉街ではお食事をいただけるお店が少な目なのがちょっとネック。他はスイーツのお店とか馬メリカンドックや馬肉メンチカツのテイクアウトのお店が人気☆
再び温泉街をブラブラ。中心地あたりに河へ降りて行くスロープがあるので行ってみると、そこは100円で入浴できる穴湯共同浴場だったyo
混浴だしほぼ脱衣所無しなのでちょっと入るのに勇気がいりそう。さすがに誰もいなかったww
急坂を登っていくと、天然にがりと黒川の筑後川源流水で作った豆腐料理のとうふ吉祥がある。ちょっと敷居が高そう?と思いつつ庭へ入って行くと、なんと!外からは見えないスペースに素敵な囲炉裏端イートインスペースがあったyo
ここではみたらし団子や豆乳ソフトクリームが食べられる。
こんなに素敵な雰囲気なのだからもう少しこのスポットをアピールしたらよいのに、まるで隠れるようにして作られている(≧▽≦)
アイスを食べたあと「山みず木」巡回バスの停留所から旅館へ戻りましょう☆
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この記事へのコメント
セレンディピティ
そうですよね。私が九州旅行に行ったのはまさしく2000年頃だったと思いますが、その頃は黒川温泉って知りませんでした。若者たちが村おこし?で有名になった温泉なのですねー。
湯めぐりもいいシステムですね。せっかくなら、いろいろなお風呂を楽しみたいですものね。川沿いの風景や温泉施設など、どこも情緒があってすてきですね。そしてやはりお湯の色が神秘的で美しいです。
馬刺しも食べたことがないので、一度本場のをいただいてみたいです。
ごみつ
いやいやいや、これは・・。
湯治場として何もかもが最高ですね。
それにしても、ここは若い世代の方たちが努力をしてつくりあげたんですね。素晴らしい!
応援のためにも、いつかは絶対に訪れたいです。
でも混浴はムリ~~。水着着ても良いのかな?
ノルウェーまだ~む
九州旅行はどこの温泉地を回られたのですか??
私は九州で温泉は初めての体験だったので、ここ黒川に決めて本当に良かった~と思っています。
馬刺しはマジで美味しかったですよ!!!
この旅ダントツの絶品グルメでした♪
ノルウェーまだ~む
いくら100円とはいえ小さな共同浴場で混浴はかなりの勇気いりますよね~~
水着に関しては何も書いてなかったですけど、女性だけ申し訳程度に着替える場所があったので是非いつの日かチャレンジしてほしいです(笑)
湯治場として相当グレード高いでしょう?
ただし本格的に昔からのボロイ湯治場ではなく、趣のある風情を残して実は気持ちの良い新品ってところが私には最高!だったです。
セレンディピティ
九州で温泉といえば、古くは別府が有名でしょうか。
九州旅行の時は別府と湯布院に行きましたよ。
そういえば湯布院も、旅館の若い後継者たちや村の人たちが力を合わせて町おこしをしたと聞いたことがあります。
黒川もすてきなところですねー。
ノルウェーまだ~む
再びありがとうございます♪
別府も湯布院もどちらもひなびたイメージですがいい所ですよね!
最初は湯布院も考えていたのですが、私がガイドブックの露天風呂に目が釘付けになってしまい、黒川温泉をチョイスしました。
どちらも行ったことないので比べられませんが、いつかそちらの方も行ってみたいと思っています。