ハーレーで行く温泉巡りとぐるぐるグルメの旅⑭絶景!日本三大秘境「祖谷」で桃源郷山里の雲海を見る

この雲海だけはどうしても見たかった☆
画像


大歩危小歩危でかずら橋を楽しんだ後は、黒川温泉に続いてこの旅の一番の楽しみだった「桃源郷山里 浮生」へ。
ここは日本三大秘境のひとつ徳島県祖谷渓の中の、さらに特別な場所、急こう配の斜面にへばりつくように存在する落合集落というところで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているのだそう。



とにかくここまでの山道が大変!!
ガードレールも無い崖っぷちの、横幅は車が1台やっと通るような細く曲がりくねった山道をくねくねくねくねくねくね…と走りようやく事務所へ。そこで受付を済ませると浴衣とタオルを受け取り、8棟あるうちの「浮生(ふしょう)」という集落のてっぺんにあるお宿へ案内される。事務所から更にくねくねくねくねと登り、宿の手前15mほどの所にある駐車スペースにバイクを停めたら、荷物をえっこら担いで2軒の農家の縁側のすぐ前を「失礼しまーす」と言いながら通り、最も奥まで進むとそこに今夜のお宿があるのだ。
画像
アメリカ出身のアレックス・カーさんがプロデュースして、江戸中期から後期に建てられた古民家を地元の人と一緒に萱を葺きなおして再生をし、宿泊施設として生まれ変わったのだそう。
古民家1棟借りで、素泊まり一人18000円(三連休最終日で少し高め)
キッチンには食器から鍋からコーヒーメーカーから全て揃っているので自炊出来るけれど、近隣にスーパーも飲食店も無いので、別料金3200円でケータリングサービスをお願いした。
車で来る人なら大勢で来て食材買って前庭でBBQも楽しいかも☆
画像画像
画像画像
画像
古民家といっても内装は全て新しくリノベーションしてあり、ぴかぴかに磨き上げられた床は床暖房も完備。アメニティも外国ブランドで揃えて全てがスタイリッシュで気持ちがいい~~
お風呂も新品!この宿の先に道が無いので人も通らず覗かれないので、目の前に広がる山の景色を眺めながらお風呂に入れるのも嬉しい☆
画像
とっぷりと日は暮れ…
画像
里のお母さんたちが作ってくれる地元の食材を使ったケータリングでお夕食♪険しい山道でも型崩れしないよう作られた岩豆腐は、昼間食べたでごまわしにも使われているもの。
ややしっかり目の味付けで量はたっぷり☆栗ご飯や雑穀入り御汁が秋を感じさせてくれる~
画像画像
画像
ちゃんとテレビもあるけど、ここは満天の星を楽しみましょう☆
こんなに素敵だけど、唯一難点を言うなら虫が多い事。蚊の季節は終わっていたみたいだけど、灯りに集まる蛾の凄い事(苦笑)
部屋に小さな灯りを付けていると、そこに飛んできそうなので、玄関の外にランプを付けておいたらそれが失敗。
一晩中バタバタと虫が集まったり落っこちたり(?)する音が気になって気になって…
画像
そんなこんなで普段朝寝坊の私も明け方4時頃の雲海も鑑賞できちゃった☆刻々と変わるその姿は幻想的で、いつまででも眺めていられる。
画像
そろそろ朝ごはん♪昨日多かったので取っておいたオカズをお庭で食べましょう。
画像

周りをぐるりとお散歩。家の裏手に山へ登って行く小路を発見!
画像画像
画像

画像
どんな急斜面に建っているか判るかな?
この家のお隣には隣家の畑があって、もんんんんの凄い急斜面でお隣のおじいちゃんが畑仕事をしていたyo
家のすぐ真横に世界中から訳の分からない観光客が泊まりに来て、例えば庭でワイワイすることもあるでしょうに。いかにこの地域の人たちが協力的で助け合っているか、それによって観光業も成り立つのだと実感。
たった1mの展望スポットに100円のお金を取ろうとしたり、歴史的な観光資源なのに草ぼうぼうにしておく大分県は少し反省すべきでは?
画像
絶景を眺めながら至福の時☆
画像
出来る事ならいつまででも滞在したいところだけれど、この日のうちに徳島港の近くまで移動しなくては。
まさかこのゆったりの後に、過酷な山道が待ち受けているとは・・・・

この記事へのコメント

  • セレンディピティ

    まだ~むさん、おはようございます。
    徳島、茅葺と聞いて、ん??と思ったら...
    以前アレックス・カーさんの「日本景観論」という本を読んだことがあり、このお宿のこともちらっと触れられていましたが、なんとまだ~むさんはこちらに宿泊されたのですね~
    味わいのある古民家、そして何より山からの絶景がすばらしい。朝の雲海は神秘的で忘れ得ぬ風景だったでしょうね。
    貴重な時間をすごされましたね☆
    2018年11月19日 08:16
  • ごみつ

    こんばんは!

    いやいや、ここは凄いですね。
    今回の旅行、秘境に次ぐ秘境で、本当に素晴らしい。

    アレックス・カーって、「犬と鬼」の作家さんですよね!彼がプロデュースした宿泊所、泊まってみたいな~。でも、ここは行きつくのが大変ですね。
    でもがんばってこその、この絶景ですよね。

    山の中、大自然の中なので、虫は仕方ないでしょうが、都会に暮らし慣れてると、羽音だけでも気になっちゃいますよね。

    雲海は、セレンディピティさんの記事の東山魁夷みたいだ~。
    2018年11月19日 18:16
  • ノルウェーまだ~む

    セレンさん☆
    なんと!彼の本を読んだことがおありなのですね!?
    祖谷渓にはテレビでも良く取り上げられている、ケーブルカーで川のほとりまで降りて行く温泉宿や、絶景の崖っぷちに立つ温泉宿、逆にケーブルカーでてっぺんまで登って行くお風呂がある宿など色々なのですが、私はどうしてもこちらに泊まりたくて夫にも運転かなり頑張ってもらいました☆
    彼の古民家があってこその絶景でしたよ!
    2018年11月19日 22:32
  • ノルウェーまだ~む

    ごみつさん☆
    まさにザ・ベストオブ秘境!って感じでしたよ~
    ごみつさんならきっと気に入るはず!!
    雲海も本当に墨絵のようで、いつまででも眺めていたかったデス。

    いやはや虫はのびのびと育っているせいか、とにかくでかくて羽音も凄いのです。夜中じゅうバッタバッタいって…(苦笑)
    2018年11月19日 22:37
  • zooey

    あらまあ、アレックス・カー氏プロデュースの古民家にお泊りになったとは。
    私も「美しき日本の残像」だったか、読んだことがあります。
    窓からさすがの絶景ですねえ。
    いいなあ、行ってみたいなあ。
    でも辿り着くのが大変そうで…
    軟弱夫婦には無理かなあ?
    2018年11月21日 16:36
  • ノルウェーまだ~む

    zooeyさん☆
    何をおっしゃいます!?エジプト旅行もロシア旅行もこなされるのに、国内で弱音を吐かれるなんて…
    やっとたどり着いてこその絶景ですよお♪
    ぜひ~~!!
    2018年11月21日 22:23

この記事へのトラックバック

人気記事