先ずは桃源郷山里の古民家宿に別れを告げ、事務所のお姉さんおススメの奥祖谷にある二重かずら橋へ。
最初の難関は宿からくねくねとガードレールの無い坂道を下っていく恐怖。しかも崖っぷち!
パパンが負傷した手でブレーキを握る力が無くなったら…と思うと、生きた心地もしなかったよぉう。
こんな道をいつも通っている村の人々って凄い(本人たちはガードレールが無い事に気付いてなかったそう…つまり気に掛けた事が無かったらしい)
前の日に賑わっていた「かずら橋」よりもさらに上流へ登って行く。延々と…上流はやっぱり清流の透明度が違うne♪
途中に村があり、細い山道の両脇に既に廃墟?な民宿やトレッキング客が泊まる宿を過ぎると、突如現れる天空の村・かかしの里。10月7日がかかし祭りだそうで、早くも集まっている様子(爆)
こちらのカカシは物語仕立てになっているのが面白い☆
こんなに遠いなら無理して来なくて良かったのでは?と思い始めた頃、ようやく「二重かずら橋」に到着。さすがに山奥すぎて観光客も数組だけ。600円
前日に渡った小歩危のかずら橋とほぼほぼ一緒なのだけど~~(≧▽≦)
今回の旅ですっかり吊り橋慣れしたパパンはするすると渡って行くyo
一つ目の橋を渡って次の橋で引き返す。河の向こうにもう一つの吊り橋が見えるのが判るかな?平家の落人が馬場へ行くために作ったと言われる男橋と女橋で二つ合わせて夫婦橋とも呼ばれているそう。
それより楽しい「野猿」と言う乗り物があったYO

これは吊り橋が渡れない幼い子供などを運ぶのに使った乗り物。自分でロープを引いて対岸に渡る仕組み。
結構な力で引っ張らないとならないので、女性だけでは大変かも。乗り心地は良かったwa♪
崖っぷちに張り出して建っている「祖谷美人」の蕎麦処でお昼ご飯。
本当は女子好みのこの宿に宿泊したかったのだけど満室だったのだ。こんな崖に張り出していたら落ち着かないとパパン(笑)


「ぼけあげそば」850円 幅の広い手打ち蕎麦に、甘くふっくらと煮たでっかいお揚げが超美味しい~~!!テラスからにゅっと渓谷に飛び出した信楽焼の狸は時々ピューッとおしっこを飛ばすらしい(笑)
蛇行した祖谷川が「ひ」の字に見えることから「ひの字渓谷」と名が付いたミシュラングリーンガイドにも選ばれている、ここが祖谷渓☆物凄く高い所から見下ろす絶景は思わず「ひ~~っ!」と声が漏れるYO
断崖絶壁に張り出したところに立つ小便小僧。パパンは見下ろすことも出来ないって(≧▽≦)
祖谷の観光スポットをコンプリートしたので、あとは明日のフェリーに備えてここから一気に徳島港の近くにある宿へひた走る。
今回の旅では、1泊700円(会社からの補助金を引いて)の元ラブホから、ひなびた温泉旅館の離れ、ツリーハウスに、古民家宿1棟借りと泊まって、最後はゴルフ場が併設されているホテルなのだけど…
ホテルのディナー用の服までは積めなかったので、海沿いの食堂でお夕飯を済ませよう~☆
「びんびや」食べログtop5000にもなっている海産物土産&食堂
高速道路ができたせい?で、海岸沿いにはかつて賑わっていた頃の昭和の「レストハウス」的な廃墟がいくつもあるなかで、唯一車が沢山泊まっているお店。
店内は飾り気のないザ食堂っていうかんじ。店の前には大きな生け簀がある


生ものにはもう飽きていたので、パパンはたこめし700円、私は「びんびめし」600円(釜めし)を注文。わかめみっしりの味噌汁が付く。びんびとはお魚のことらしい(笑)
こ~~~~れが超絶品!!お魚に火を通してこんなに美味しいなんて!!魚臭さが無くて鮮度の良さを実感☆
さて食事が終わったら日が暮れてしまったので、宿を見つけるのが大変!海沿いの灯りの消えてる門から山へ入って行く。行けども行けども何も無いよ?その真っ暗な山道から突然、煌びやかなクリスマスの様なイルミネーションが延々続き、あれ?私何処かで事故って既に死んでる?と思う様な場違いに大きなスパニッシュ様式のお邸が現れたYO
実はこちらは会員制の高級ホテルで、私たちは一つ向こうの丘にある別棟だったと知り再び延々と走る。この施設の門を入ってからどんだけ走ったんだか?
ホテルグランドエクシブ鳴門朝起きて山の向こう~の方にある高級な方のホテルを望遠でやっと撮影(笑)





この記事へのコメント
セレンディピティ
四国・山口・九州...とほんとうに充実したご旅行でしたね。バイクに乗って、必要最小限の荷物をやりくりしながらのご旅行、たいへんなことも多かったでしょうが、なかなか見れない風景や、できない経験をされましたね。
それにしても祖谷はいいところですね。ダイナミックな自然と素朴な風土に魅せられました。かずら橋と野猿、風情がありますねー。いつか訪れたいです。
バブリーなホテルも、これはこれでおもしろい。^^
旅行記、楽しく拝見しました。ありがとうございました☆
zooey
谷底の写真にはまだ~むさんもいらっしゃいますね。
どちらも小さな写真で分かりにくいですが…
色々な考え方があるでしょうけれど
私はブログにその方の写真が出ていると、ちょっと安心します。
この小便小僧は…誰が何のために…??
ともあれユニークな旅行記、楽しく拝見しました。
御無事に帰って来られて何よりです~!
ノルウェーまだ~む
最後までお付き合いくださって本当にありがとうございます。
しかも毎回コメント頂きとっても嬉しかったデス♪
祖谷は秘境でありながら、その過酷な地域に暮らす人たちが何より楽しそうに暮らしているがとっても素敵でした☆
観光地としても十分機能していて、ただ秘境なだけじゃないのも良かったデス。是非おいでになってみて~~
ノルウェーまだ~む
そうです~野猿のおさるさんのようなのがモチロン夫で、河の所にいるのが私です。今までブログに顔を出すのはNGにしていましたが、人物がいないと大きさやイメージが判りにくいかな?と今回のみあえて登場しました。小さくね☆他に人が居なかったし~(笑)
旅行記読んでくださりありがとうございました!
ごみつ
お疲れ様でした~。
ハーレーの旅、とっても楽しく読ませていただきました。
振り返ると、ホントに充実した旅でしたね。バイクでの移動なので体力的にも大変だったでしょうけど、その分、秘境みたいな場所まで足を伸ばされてて、興味深々でした。
オーラスは、ゴージャスなホテルでくつろげて良かったですね。このジャグジー風呂、私も入りたい!
楽しい旅行記、有難うございました。
ノルウェーまだ~む
旅記事にご興味を持っていただき、又たびたびコメントありがとうございました!とっても嬉しかったデス☆
まさに自分や夫の年齢を考えても(笑)こんな学生みたいな旅はこれが最後かも~~と思い、思い切って行って良かったと思ってます☆
でも夫は気を良くして来年は何処に行くかな~?などど言っているので、私の優雅な豪華客船の旅や高級旅館・海外旅行は益々遠ざかったかんじです(苦笑)
長々と書いててもう皆さんに飽きられていると思っていたので、ごみつさんが応援してくださって最後まで書くことができました☆ありがとー!!
june
四国に来て、祖谷のかずら橋を始めとするつり橋やそこからの写真がとても臨場感があって、でもそんな高いところですごい写真がたくさん撮れるまだ~むさん、さすがです。尊敬。(恐くないの?)高知のかつおの藁焼きの大迫力画像など、どうしても食べ物ばかりに目が行ってしまいがちな私ですが←(おいしそうなものが次々と出てくるので)、雲海の眺めと古民家のお写真の美しさには心奪われました。お天気も最高でしたね。どなたかがコメントなさっていたように東山魁夷の絵画のようです。素晴らしい景色を二人じめされた、まだ~むさんとご主人様、とっても羨ましいです。無事帰宅されるまで、ちょっぴり心配していましたが、こんな充実した旅をなさっていたんですね!詳しい記事楽しんで読み終わりました。ありがとう!!また次のご旅行のお話も楽しみにしています。
ノルウェーまだ~む
ちんたらと書いた旅レポを最後まで辛抱強くお読みいただき、ありがとうございます。
かずら橋はねぇ…ちょっぴりへっぴり腰になっちゃった(笑)
高い所は平気な人なので、何もなければスタスタ行ったかもなのだけど、カメラは落としそうだしかかとは落ちるし、不安定な格好で撮影していたので、やっぱり手すりに摑まらないと…とこわごわでした☆
東山魁夷は絵画展にいらっしゃったのでしたよね?まさにそのものでしたよ!!