11日公開予定のハリウッドリメイク版「ミレニアム」の新作に備えて、もう一度3部作を見直してみたyo
新作自体はダニエル・クレイグとルーニー・マーラの「ドラゴンタトゥーの女」の続編となっている。
でもfuluでもamazonプライムでもやってなかったので、北欧スウェーデンの「ミレニアム」3部作を見ることに。
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」」
雑誌社のミカエルは郊外の孤島に住む資産家の依頼を受け、40年前に忽然と姿を消した姪の行方を捜索する仕事を引き受ける。
PCにアクセスしてきた謎の天才ハッカーリスベットに協力を仰ぎ、次第に真相に近づくのだが…

☜ちなみにコレが「カッレくん」
犯人を既に知って見ていても面白い作品。
どんなパソコンにでも侵入できるのに、40年前の事件なので膨大な紙の資料から割り出していく地道な作業が逆に興味をそそられる。
「ミレニアム2 火と戯れる女」
ミカエルの雑誌社で少女売春組織を追っていた若きジャーナリストと恋人が何者かに殺された。関係する人物も殺され、現場にリスベットの指紋の着いた銃が残されていた。
陰では買春と国家機密により事実の発覚を阻止すべく、元公安警察のOBたちは警察に捕まる前にリスベットを抹殺しようと…
同じ2010年公開映画なのにノオミ・ラパスが凄く大人になっているのが印象的。
ものすごく沢山のおじいさんたちが登場するので、見分けが大変!!相関図を確認しつつ見るけど、名前も顔も似てて…(苦笑)
ついにリスベットの壮絶な過去が明かされる。ノオミが血まみれ泥まみれで壮絶なラストを迎える!
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」
前作で父親に殺されかけて終わった所からスタート。
墓穴から病院→拘置所とずっと狭い所にいたリスベットの代わりに、ミカエルが弁護士の妹とタッグを組んで彼女の為に奔走する。
嘘の精神鑑定書を暴く裁判シーンでリスベットがこのシリーズで初めて見せる笑みが印象的。
ハリウッドリメイク版で確か雑誌社の中に裏切者が居たような気がして、最後まで「裏切者顔」した同僚を悪者として見ていた私(爆)
やっぱりスウェーデン版だけじゃなくそっちも見ておかなくちゃね☆
「真夜中のゆりかご」
精神的に繊細な妻が夜中に目を覚ますと愛する我が子は息をしていなかった。「通報したら死ぬ!」と頑なに拒否する妻を寝かせ、仕事中に関わった薬物中毒のカップルの育児放棄されていた赤ちゃんと死んだ我が子をすり替える刑事のアンドレアス。
しかし思わぬ方向へ事態はすすみ…
最後まで謎を引っ張っていて脚本が秀逸。でも薄々そうかな?と思っていたことが的中して複雑な気持ちに。
白夜の反対の極夜の冬に、極寒の北欧で泣き続ける赤ちゃんのお世話をするのは本当に大変よね…(しみじみ)
子供好きだったにも係らず疳の虫の激しいベビーに疲弊する妻、良かれと思ってする愛が間違った方向へ行ってしまう主人公、妻に離婚され自堕落になるも思い直す同僚のシモン、ヤク中で育児放棄していても我が子が可愛いサネ。どの人物にも共感できる部分がある。
北欧は福祉が手厚いので「シングルマザーのほうがスポーツジムにも通えていい」とまで言われるくらいだから、きっと幸せに育っただろうと久しぶりにラストに心が和む作品。
北欧括りで映画をチョイスするにすっかりハマってしまった私。
第3弾も・・・?
この記事へのコメント
セレンディピティ
ミレニアム3部作と、真夜中のゆりかご、どちらも見ています。
ミレニアムは、とにかくリスベットのかっこよさに魅了されました。ノオミ・ラパス、すてきでしたよね。
真夜中のゆりかごは、夫の行動に妻の立場から、わかってないな~と腹が立ちました。
妻の行動にも違和感を感じてもやもやしていたので、最後に真相を知った時にはすっきりしました。
希望が持てるラストがよかったですね。
ごみつ
北欧版の「ドラゴン・タトゥー」は、かなり前に友人が録画してくれたのを見ましたが、凄く面白かったです。
あの頃、ノオミ・ラパスがこんなに世界的スターになるなんて、思ってもいませんでした。(;^ω^)
北欧版は、ミカエルが普通~のおじさんっぽいのも良いですよね。
ミカエルの彼も、「Miゴーストプロトコル」に出てましたよね。惜しくも一昨年、若くして亡くなってしまったみたいですね。(:_;)
「カッレ君」はリンドグレンっていう作家の児童小説で、リンドグレンは「長くつ下のピッピ」の作家さんですよ。「ピッピ」は昔、大好きでした。
「真夜中のゆりかご」は主演の男優さんが、今最高にはまっている「ゲーム・オブ・スローン」っていうドラマに出てる俳優さんとわかって、なるべく早く見てみようと思ってるところです。
彼(ニコライ・コスター=ワルドー)は、あの超大作(笑)「キング・オブ・エジプト」にも出てます!
やっぱ北欧映画、良いですね!
ノルウェーまだ~む
そうなんですよね~
「真夜中の~」の夫には『男親ってこれだから…』と思いながら見てました。妻の病状は置いておくとして、やはり腹を痛めた子供だからこそ愛おしい母親と、気が付いたら生まれていた我が子っていう父親の感じ方の違いがハッキリ出てましたよね。
ある意味それが本能なのかもしれないですが…
偽装するために汚物を我が子の顔に塗るシーンでは「ん、もう!!何でそんな事できるの!??」と叫びそうになりました。
ノルウェーまだ~む
えええええーーーっ!?
ミカエル役の方亡くなってたのですね!?肺がんとうことですが、タバコ量でいったらリスベットの方が喫煙量多かったけど(笑)っていうか、ミカエル役の方ミカエルって言うのねっ!?
しかもゴールドプロトコルでもジョンウィックでもワル役やっていたとは全く気付いていませんでした。
色々衝撃事実を教えて下さってありがとうございますぅ!
私も「長靴下のピッピ」大好きでした♪
北欧映画、ほんと色々に楽しめますよね。今日公開日だったけど行けなくて残念…早く新作観たいデス~
セレンディピティ
先ほど気がついてお返事しました☆
蜘蛛の巣を払う女も楽しみです♪
ノルウェーまだ~む
あ!そうでしたね~
旧ブログの方へリンクを張ってくださっていたわけですよね。気付かずコメント書いちゃいました(汗)
ハリウッド版「ドラゴンタトゥーの女」も再見したので明日、観てきますね!
ここなつ
「ミレニアム」は前作は北欧版しか観ていないのですが、ノオミ・ラパスのリスベットの印象が強過ぎて、他の女優さんだとどうも別物の作品のような気がしてしまいます。
多分今公開の「蜘蛛の巣を払う女」をご覧になるのではないかと思うのですが、私的には世間の評判より全然面白かったので、おススメです。もしご覧になったら是非感想を聞かせてくださいね。どうも世間の評判と乖離しているようでイマイチ不安なので…。
トラックバックを貼らせていただいた「真夜中のゆりかご」ですが、これ、最初チープな「火曜サスペンス」的な作品かと思っていたら、観続けていく内に結構深い展開になっていて…流石、と感動したのを覚えております。
ノルウェーまだ~む
昨日観てきましたよ~~ここなつさんももうご覧になっていたのね??
私も映画的には凄く面白かったと思っていますよ~
ただミレニアムシリーズの流れとしては、キャスティングが少々残念だったなぁと。
「真夜中の~」が火曜サスペンスですか!?(爆)
さすがにそうは思いませんでしたが、見てみると静かに深い作品になってましたよね。ホント流石!ってかんじでした。