元気な時にはせっせと釣りに出かけ、そうでない時は出張か疲れて寝ているパパンの週末。
この度のど風邪を貰って来たパパンが具合悪そうで、年に1度くらいしか一緒に映画に行くことにならない貴重な日なのに直前まで伏せっていたけど何とか行けたYO
キャスティングはいまいち、でもお話は面白い!!
復習しておくのは北欧版を見ると混乱するので、ハリウッド版「ドラゴンタトゥーの女」だけにしておこう☆
「蜘蛛の巣を払う女」 公式サイト
<ストーリー>
バルデル教授から自身が開発した核攻撃プログラムをアメリカの国家安全保障局から取り戻すことを依頼されたリスベットはいとも簡単にハッキングしてデータを盗み出した。
途端に襲撃を受けるリスペット。防犯カメラに映っていた人物から辿り着いたのは、16年前に別れた双子の妹カミラだった…
今回のリスペットはクレア・フォイ。残念ながらノオミ・ラパスの尖った頑なさもルーニー・マーラーの気丈な儚さもなく、二人のインパクトの強さすら引き継いでいないのにはガッカリ。
それでも作品が面白かったのは、北欧の本気(と書いてマジ)真冬の凍て付く寒さのハンパない絵力と脚本の面白さ、ハラハラさせる展開とやや多めのアクションにあったのかも。
「70歳くらいになったら今乗っているハーレーが重たいから買い替えようと思っている『ドゥカティ』の800ccに乗ってた♪」と映画の感想の第一声がバイクの話でご機嫌なパパン。
そりゃ良かったね~学生の頃からずっと憧れてたバイクだもんね…って、ちょっと待って!私60歳過ぎてもまだ四輪に乗せてもらえないんだ?
ただひたすら雪道でバイクがコケるのでは?と心配して見ていたそう。…ハラハラするとこちがーう!!
やっちゃいけない事、それはミカエルに若きイケメンを使う事。勿論ミカエル役のスペリル・グドナソンはスウェーデン人だし40歳だし?丁度良いと言えば良いのだけれど、違うんだなぁ。
北欧版「ミレニアム」の故ミカエル・ニクヴィストもハリウッド版のダニエル・クレイグも父性があるでしょう?ここ大事!
リスペットは今まで自分を守るべき立場の男性たち(父親、精神病院の院長、後見人)から虐待を受けてきた過去が有る訳だから、ここで必要なミカエル像は落ち着きのあるナイスミドルでなくてはいけないのだっ!
いずれにしてもミカエルの活躍ほぼ無し。
てっきり北欧版でもハリウッド版でも登場する「雪道でスリップして崖に転落するシーンで決着!」と思わせておいて…そうきたか~!?と心の中で拍手☆
とにかく冬の山道はキケン!
知り合いもスキーに行く途中で谷に転落したけど、雪が深くて助かったことがあったっけ。
冬の北欧は10時に日が昇って15時に陽が沈むので撮影が大変だったと監督が言っていたそうだけど、どんよりと薄暗く夜のシーンも多かったne☆
凍て付いた川を渡るシーンは3週間もかかったらしい。何しろ1度渡ると割れちゃうから、別テイクは再び凍ってからでないと出来なかったのでしょう☆
散々に書いたけどお話が面白いのは、ミステリアスな双子の妹の存在が大きい。眉毛が無いだけでまるで別人のようなカミラ役のシルビア・フークスは中々の存在感☆
16年間もいったい父はどんな虐待をしていたの??と思う様な仕掛けに少々戸惑ってしまうけど、ラストのハッカーによるゲーム的シューティングも中々巧い展開。何故銃を持っているかは別として。
カミラとの攻防戦はきょうだい喧嘩にしてはテーマが壮大すぎ…は許せる範囲かな。
とかくネットを使った展開はどこをどうしたのか判りにくいものが多いけれど、今どんな操作をして何が起こったかを判りやすく視覚で見せるので、よりワクワク感が募る。
パパ曰く「女ダイハードだね☆」
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蜘蛛の巣を払う女
Excerpt: 世界的ベストセラーのミステリー小説「ミレニアム」シリーズの第4作を映画化。デビッド・フィンチャー監督&ルーニー・マーラ主演でシリーズ第1作を映画化した「ドラゴン・タトゥーの女」に続く物語となり、主人公..
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Tracked: 2019-01-18 22:14
蜘蛛の巣を払う女
Excerpt: TBはここにお願い致します。
Weblog: 銀幕大帝αTB受付
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この記事へのコメント
yukarin
どうしてもリスベットはノオミのイメージが強すぎるのでちょっと弱い気もします。
アクション多め???
凍った川を渡るシーンは割れないかドキドキしました~
ノルウェーまだ~む
ん?ずっと寝てましたー?(笑)
屈強な男相手に戦ったりもしてましたよね。その辺が『強そうに見せているけど普通に小柄な女子』というリスペットとかけ離れて感じたりもしました。
凍った川はドキドキでしたね~~途中バキって割れてたりしたし。
ノルウェーでも毎年凍った池や川や海に落ちる人が何人か居て冬はボートを積んだレスキュー車が大活躍するんですよ☆
ここなつ
「ミレニアム・シリーズ」だと思うと、色々と粗も出てきてしまうのですが、天才ハッカーvs謎の兵器商人…だと思えば面白くなかったですか?!
実は私アメリカ版を観ていないので、リスペットと言えばもうノオミ・ラパス一拓なので、今回はあまりミレニアムミレニアム考えずに見よう、と思ったら成功でした。
おっしゃるように、
>ネットを使った展開はどこをどうしたのか判りにくいものが多いけれど、今どんな操作をして何が起こったかを判りやすく視覚で見せる
のは良かったですよね!
ノルウェーまだ~む
そうなんです!ミレニアムを意識しなければ十分に面白くて、大満足で帰ってきましたよ~
ハリウッド版をご覧になってないのですね?こちらも中々スタイリッシュでおススメなんですが、やはりどちらのリスペットにも及ばないのが残念でした。
ミカエルも印象薄いので、そう言う意味でもミレニアムシリーズじゃなくても?な点がきっと不評の原因なのでしょうけど、脚本は良く出来てましたよね♪
みすず
こちら、近所の映画館では上映なかったのよね。
配役イマイチでも面白い?
なんかちょっと不思議な感じー^^
WOWOWでしたらチェックしてみるよー^^
きさ
私もミレニアムシリーズとあまり思わなければ十分に面白かったと思います。
セレンディピティ
私も近いうちに見る予定です。
スウェーデン版からも前作からもほどよく時間が経っていますし、今回は監督・俳優とも総入れ替えなので、まっさらな気持ちで楽しみたいと思います☆
ノルウェーまだ~む
話の展開は凄く良く出来ていて面白いのよね。
でも「ミレニアム」シリーズの流れを汲むとしたら、キャスティングが弱いというか…
ご近所では公開すらないの??今、面白い映画って他にあまりないのに~?
ノルウェーまだ~む
本当にその通りですね~!ミレニアムの流れと思わなければ、とーっても面白かったです!!
ノルウェーまだ~む
まっさらな気持ち!これ今回は重要かもです。
あえて、前作を観ないようにして劇場へいらっしゃるのがいいですね。
続編というのはその辺が難しい所ですが、普通にスウェーデンを舞台にしたサスペンスアクションとして観るとかなり面白いですよ☆
にゃむばなな
一人で闘うリスベットを精神的に守る優しさが今回のミカエルにはないんですよね。
あとリスベットもせめて髪型だけでもパンクに出来なかったのかな~。
何だか「流れ星のちゅうえいさん」に見えて仕方なかったんですよね。
ノルウェーまだ~む
そこ大事ですよね?ミカエルの父性。男性から見てもそう感じましたか…
「流れ星のちゅうえいさん」って?と思って検索したら、もうそっくりで笑っちゃいました。今後思い出してちゃんと映画が見られなくなりそう~~
セレンディピティ
病み上がりにようやく見てきました。
あまり大きな期待をしていなかったせいか、私は結構楽しめちゃいました。ほどよく前作を忘れていたので、あまり比較しなかったのがよかったかも。
ドゥカティもかっこよかったですが、なんといっても黒のランボルギーニがかっこよかった!! しびれました☆
ノルウェーまだ~む
これは前作を忘れて新しいものとして観るのが一番ですね~
私も映画的にはすごく楽しめたのですよ♪
ただ、張り切っておさらいをしてしまったばかりに…(汗)
ランボルギーニもクールでしたね♪
全体的にトーンを抑えた色味の映画の中で、より一層黒のドゥカティやランボルギーニが映えたのかもしれないです☆
隆
ノイズも多かったですが、クールで、知能犯でありながら、アクションをそつなくこなし、屈強な男達をノックダウンするのは痛快でした。多分、私情も入っていて、ロジックよりも、とことん実戦向きで、現場で力を発揮する女性なんだろうな、と思いました。
ミカエルとの恋愛はほとんどありませんでしたね。
ノルウェーまだ~む
クールで知能犯でアクションをそつなくこなす」リスペットが格好良かったですよね~~
過去に自分を保護する立場の人たちから酷い虐待を受けて育ってきた彼女であるから、見ているこちらもスカッとするのでしょうね。