単純におとぎ話を楽しむのがよい作品。
タロン・エガートンの華麗な矢さばきは、なんとCGでもなんでもなく、彼が実際に矢を放っているという事をメイキングビデオで知って2度ビックリの素晴らしい身体能力を堪能出来る☆
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荘園の若き領主だったロビン(タロン・エガートン)は十字軍への参加を命じられる。大けがを負い戻ってくると戦死した事になっていて屋敷も何もかも奪われ、愛する恋人マリアン(イヴ・ヒューソン)も他人の恋人になっていた。
ひそかに復習を誓ったロビンは、戦地で助けた敵の男ジョン(ジェイミー・フォックス)に弓術を習うと同時に、市民に重税を課している長官から金貨を奪い貧しい人たちに配ることにする。
長官と枢機卿の怪しい関係を見抜いたロビンは・・・
観るつもりは無かった映画なのだけど、思っていたより楽しめちゃった。
数ある突っ込みどころは無視して、エンタテインメントを楽しんだもの勝ちってことこかな。
十字軍での戦いはなかなかに緊迫のシーンだけど、普通に上から包囲されてしまって、凄いんだか凄くないんだか…
壮大なセットとイギリスならではの重厚な屋敷や石畳の街並みが実に美しい・・・と思って調べたら、ロケはクロアチアのドブロクニクとフランスで行われたのだとか(≧▽≦)
とってもキュートで印象的な恋人マリアンを演じるのはラミ様の「パピオン」にも出ていたイヴ・ヒューソン。
ロビンフッドを題材にした過去作はケビン・コスナーの演じた「ロビン・フッド」(1991年)
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ラッセル・クロウ演じる「ロビン・フッド」(2010年)
ロビン・フッド (吹替版)
どっちも「ロビン・フッド」だし!っていうか、この映画も原題は「ロビン・フッド」なのだ!
ケビン・コスナーのは全く思い出せないけれど、ラッセル・クロウのロビンは自己犠牲に満ちた切ない愛が描かれていて、壮大な歴史戦争もののラストが胸を打つ作品だったと思う。
それに比べてこの作品の恋愛部分のなんと弱い事よ。
とは言え、とんだ尻軽女でも最後にハッピーエンドになれば、案外受け入れられちゃうのがおとぎ話の不思議な魔法なのだ♪
顔に謎のボツボツがついている敵だった男にジェイミー・フォックス。彼は何をやっても上手いね☆
手をちょん切られても上手に密航してロビンに着いてくる(笑)
二人で荒れた屋敷でトレーニングをするシーンでは次第にわくわくしてきて、もう突っ込みどころとか全く気にならなくなってくるYO
現代の悪役といえばベン・メンデルソーン!
かつて悪役と言えばゴツイ顔の威圧的な男が一般的だったけれど、「こういう人こそ悪いひとだよねー?」の代表的な顔として悪役の頂点に立つのは今や彼なのでは?
キルティングのジャケットにフーディとか今風!?
中世でフードの付いたジャケットとか無いでしょうょ?と思っていたけれど、途中で貴族の集まるパーティなどのシーンでも、斬新なスタイルのドレスが登場したりして、ああ、これはおとぎ話なのね☆と認識を改めたら俄然面白くなってきたyo
そもそも架空の人物だけに、あれこれうるさい事言わずにタロンの華麗なアクションを楽しむのが正解☆
恋敵のウィルを演じるジェイミードーナンは、あの「フィフティ・シェイズ」3部作の金持ちイケメンS男くんなのも見所ne☆
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この記事へのコメント
ごみつ
あれ、これもう公開になってたんですね!
予告編を見て、タロン主演だし、なかなか面白そうだな~って思ってたのです。
正統派娯楽映画っていう感じみたいですね。
私、ロビン・フッド映画って見た事ないかも・・。ラッセル・クロウのは見たかな?と記憶があいまいです。
ちょっと昔ですが、ショーン・コネリーとオードリー・ヘップバーンの「ロビンとマリアン」っていう映画もありましたよね。
これも未見。
ケビン・コスナーのも含めて全部見たくなってきました~。(*´ω`)
ノルウェーまだ~む
>
そうなんです。ポイントがあったので初日鑑賞しました♪
ショーン・コネリーのは知らなかったわ~
とにかくイギリスでは不動の人気キャラですものね。
色々なロビンフッドを見比べてみるのも楽しそう☆
アクションものお好きなごみつさんなら気に入られると思いますよ。是非このタロンフッドも見たら感想聞かせてください~~
きさ
とにかくアクションが素晴らしく、タロン・エジャトン本人が演じる弓のアクションが凄い。
俳優陣も主演のタロンはもちろん、師匠役のジェイミー・フォックス、など良かったと思います。
悪役のベン・メンデルソーン私も好きです。
ヒロインのイヴ・ヒューソン、U2のボノの娘なんですね。
結構、お話には突っ込み所が多いのですが、アクション演出が快調なのであまり気になりません。
ロビン・フッドの話は一応13世紀ですが、本作は衣装や建物も現代的になっていました。まあそういう演出という事ですね。
続編できそうな終わり方ですが、あまりお客さん入らなかったそうなので厳しいかもしれません。
kinkacho
このレビューを読んで、この映画を見てきました。ツッコミどころ満載ですが、ライトなアクションで楽しめました。
ロビン・フッドって、悪代官と戦ってて、それをリチャード獅子心王にスカウトされて十字軍に行ったんじゃなかったっけ?
で、帰国したら、マリアンが修道院に入っていて、世俗から離れてたのは「ロビンとマリアン」だったよね。
以前のロビンフッドものを回顧させてくれました。
ノルウェーまだ~む
>
えー!?ボノの娘なのですね~?
とてもチャーミングな方でしたよね☆
あえて現代的な衣装を取り入れて、おとぎ話感を出していたのも良かったデス。
ノルウェーまだ~む
>
私のレビューが参考になったなら嬉しいです☆
昔のロビンフッドをすっかり忘れていたので、マリアンが修道院に入っていたとは知りませんでした。
でもその方が自然な流れかもですよね~
色々なロビンフッドと見比べてみるのも、楽しいかもしれないです☆
風子
タロンくんのアクション、すごかったですね。
ノルウェーまだ~む
>
ですよね~~!!
逆に言ったら、今までのロビンフッドって弓を射ていたんだったかしら?って思いました(笑)
q悪役悪役愛しの?
中世なのに現代風な世界観と雰囲気
屋敷や石畳の街並み等は、素敵。
弓が胸にささっているロビン突然キス(笑)
胸に刺さった弓は痛そう~
“弓アクション”
こだわったアクション映画
スローモーションを交えて
アクロバティックね☆
空中で体を捻りながら
弓を放つシーンは激シブい~
。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。
でも。悪役ワル愛しのワタクシ
?ベン・メンデルソーン?
皮のブラック・ジャケット姿
はぁぁぁぁ?セクシー?
スーツ姿に、きゅん?きゅん?
も・も・萌え萌え萌えまくり
。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。
因みに
マリアンが修道院に入っていたって忘れてたよ
ノルウェーまだ~む
>
この記事にまでありがとう~
弓アクション凄かったね!さすがの身体能力だったわ。
マリアンの修道女らしさ全くなかったよねぇ~
ここなつ
タロン・エガートンのみに(それと若干ジェイミー・フォックスにも)惹かれて
ここなつ
まあ、ともかくもタロン・エガートンが良かった!とそれだけが言いたかった訳で(笑)。それにしても、財産も領地も没収された貴族が自分に復讐しないと思っていたのか…?州長官は結構おめでたい奴なような気がしています。
ノルウェーまだ~む
>
州長官おめでたいやつ!!
そこがやっぱりおとぎ話らしいところなのかな~と思いました。昔のお話って勧善懲悪なうえに、悪いヤツはたいていお馬鹿ですよね(爆)
その『昔のおとぎ話』然とした作りが、子供向きでかえってよかったのかも♬