この日を待っていた。
原作ファンでほぼ全ての小説を持っているパパンも原作の世界観を全く崩すことなく、原作以上に素晴らしかったと大絶賛!
1作目を観てから原作を読破(全4巻)してこの日を待ち望んでいた私も、想像以上の出来栄えに大満足したyo☆
「IT イット THE END ”それ”が見えたら終わり」 公式サイト
移動遊園地がやってきたデリーの街では、再び謎の惨殺事件が起きていた。
街の異変に気付いた図書館司書のマイクは、かつての仲間ルーザーズのメンバーを呼び出した。
27年前の約束を果たすべく集まった仲間は、メンバーの一人スタンリーがこの電話を受けて自殺したことを知り恐れをなす。
”それ”の息の根を止めるべく、過去の記憶とトラウマに向き合ったメンバーはいよいよ廃墟の井戸から地下へと進んでいくが・・・
大人になったメンバーたちは、実に子役とぴったりリンクするそっくりさ。
どうやら子役ありきで大人の役者を選んだらしい。そして演技も子供の仕草に寄せたのだそう。
ちなみに激変したベン・ハンスコムも目のあたりはそっくり!!
終始ぞわぞわして鳥肌が立つのは前作同様。正体が判っている分前作ほど怖くないけれど、ビジュアル的に前作以上のキモさと思わずのけぞってしまう脅かしがある(≧▽≦)
半面、笑わせるシーンもあり!冒頭の映画の人気脚本家になったビルが監督から「結末がクソだから書き直してくれ」と言われちゃうシーンは、原作にない部分で思わず大爆笑。あれ?誰も笑ってないよ?
ここ、笑う所なのにぃ~~
その証拠に途中でカメオ出演したスティーブン・キング(骨とう品屋のおやじ)が、ビルが自分の著書にサインをしようか?と言ったのに、ラストにケチをつけて断るシーン。
これは常々私が思う、スティーブン・キングの小説は結末だけがいつもダメダメなのよねぇ~という感想を、広く全世界の人が認識している証拠!!実際「IT」のラストも少年ジャンプ風でちょっとね・・・と思っていたところだったの(笑)
原作を読んでいて結末を知っているので、正直安心して観られたというのもあって非常に楽しめた私。
でも、直前に1作目をおさらいしてなかったので、前作で説明した事だったのか自分が原作を読んでいるから判っているのか判断できなくて…
原作と違う所は地下水路のシーンで二度と出られないのでは?と思うくらい迷路になってて迷うところ、その水路で子供の頃ベバリーが実はみんなの『初めての人』になるところ、ベバリーの暴力夫が追いかけてきてITの餌食になるところ、ビルの妻も喰われそうになるけど助けるところ、27年周期のペニーワイズの悪行が詳しく描かれているところ。上手にカットされていて映画としては上出来♪
前作同様、実は青春スタンド・バイ・ミー映画なので、ラストはじんわりと泣ける。自分の故郷でもなんでもないのに、何だか懐かしくなる作品。
スティーブン・キング作品にしてはラストがとっても良くて(≧▽≦)本当に気にいっちゃったwa
ただ結局ペニーワイズは何だったの?というのは判りにくかったような?
27年周期の昔の事件や、大人になったビルやベバリーやエディの各家庭の詳細が有った方がトラウマとどう戦ったかがより判ったんじゃないかな?そうなるとボリウッドくらいの長さになっちゃうけど…
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この記事へのコメント
セレンディピティ
早速ご覧になられたのですね~
ジェシカ・チャステイン大好きなので、気になっていましたが
怖いの苦手なので、前作同様DVD待ちにしようと思っていました。
でもまだ~むさんのレビューを拝見すると
そこまで怖くはなさそう? しかも笑いまで?
いずれにしても楽しみです。
ボー
私はいまいち。笑いをもってきたところのほうがおもしろかったです。
おばあちゃんが家で、うしろから、ちょこちょこベバリーの様子をうかがうシーンが、こわいほうでは一番おもしろい。
ノルウェーまだ~む
>
怖くないと言ったらウソになってしまいますが、基本的には大人スタンド・バイ・ミーなので、セレンさんも是非、「怖い映画は苦手」というトラウマと戦ってみてください!!
前作はご覧になられたのでしたっけ?
ピエロは『自分が恐れるものを具現化する負の力』なのだと思って観ると何も怖くないのです~~☆
ノルウェーまだ~む
>
おばあちゃんのシーン、思わず「うわっ!」って声出ちゃいました。あれが一番怖いですよね(笑)
ノラネコ
原作は流石に全部やると多すぎるので、ルーザーズに絞ったのも正解。
スパッとしたオチも、キング自身があの役をやってるのを見ると、彼としても納得だったんでしょうね。
昔は自身の映画化をディスりまくってたのに、丸くなったもんだ・・・
ノルウェーまだ~む
>
キングも丸くなったのですね(爆)
原作者が観ても上手く削ってスパッと終わって、脚本の段階で良いと思ったからカメオ出演も果たされたのかもしれないですね☆
果たして今度の「ドクタースリープ」はどうでしょうね?
yukarin
大人になった子たちもなんとなく似ていたので違和感なく見られたのが良かったです。ぽっちりくんがまさかのイケメンになってるとは 笑
骨董屋の人はスティーブン・キング本人だったのですね....サインを断る所は面白かったです。
27年周期という中途半端な意味が何かあったんでしょうかね。
q青春ファンタジーにちょっとホラーが加わった
映画化だと、ちょっと感じが変わるな
大人になったルーザーズの面々
ITのその正体が明らかになり壮大
SF映画っぽくなってたな
キャラクターひとりひとりがよく掘り下げてあったし
特殊効果、デジタルもアナログも~
クリーチャーの造形
メイク、CG
びっくり箱の蓋の開き方、その間合い!
見せ方、面白い!。
スティーヴン・キングのカメオには( ̄ー ̄)ニヤリ
。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。
ガラスに映る7人の姿
学生時代、青春時代の
自分の多々の切なかったり
苦しかったり、笑い合ったり
という思い出が浮かんでしまい
涙がホロリしちゃった
オトナ版スタンド・バイ・ミーね☆
ノルウェーまだ~む
>
27年はいかにも中途半端な数字なんですけど、なんででしょうねぇ??
多分13歳の子供たちが中年になる年齢の計算がしやすかったとか(爆)
ちなみに原作でビルはハゲてます。
ノルウェーまだ~む
>
うんうん、涙がポロリしちゃうよね。
原作ではあまり表現されていなかったリッチーの事も丁寧に描いてあって良かったわ☆
脅かし方も工夫があって面白かったね。長いけど全く飽きなかった~~
風情☭
読み応えのある中盤とはうって変わってオチは
かなり「ムムム…」でしたからね。
本作を観て、言わされてるのかは「?」ですが、
キング氏本人も「ダメダメ」と臆面もなく言っ
てることを思えば、本人もイマイチと思ってい
るところなんでしょうね。
といろいろとありますが、それでもやっぱり本
作は間違いなくオモシロい作品であることに変
わりはないなです。
それにジョジョの奇妙な冒険4部が、本作の影響
を色濃く…というよりまんま拝借していること
を再認識ってぇ感じです♪ (゚▽゚)v
ノルウェーまだ~む
>
きっと冒頭の監督とのやり取りはキングの体験なのかもしれないですよね(笑)
本当はハッピーエンドにしないという理由だけではないのですけどね、ムムムなのは・・・
ジョジョ4部はまんまでしたか!?あまり意識した事なかったデスぅ~
にゃむばなな
何か演技の悪い周期なのかな?
それにしてもペニーワイズを見る度に、マクドナルドの店先を通るのがちょっと怖いんですよね。
あの方はピエロじゃないんですけど、ピエロに見えちゃうのよ。
ノルウェーまだ~む
>
あれ!?マックの方はピエロじゃないんですか??
ピエロ似?の人??逆に怖いわ…
そもそも大クモが27年ごとに捕食をするわけですけど、それならきっちり27年じゃなくて、大体30年くらい・・・みたいにした方がリアルなんですけどね(笑)
ごみつ
私もちょっと前に見てたのですが、今、やっと記事にしてみました~。
ホラー映画としては、キャストも豪華だし見せ場も多くて、1作目同様に楽しめたのですが、個人的好みとしては、ちょっと・・かな~っていう感じがありました。
原作(キングの作品の持つ)しつこさみたいなのは、よく出てたと思うんだけど、これは本で読んだ方が良いかな~~。
巨大化するペニーワイズにちょいがっかりでした。あれじゃあ、「スターシップ・トゥルーパーズ」だよ~~。(;´∀`)
ノルウェーまだ~む
>
ペニーワイズが巨大化した時は、うっかり笑いそうになりました!
あのピエロは怖いのか笑っちゃうのか…
巨大クモやら巨大ピエロやら宇宙からの謎の光やらになった時点で、真っ赤な風船とともに膨らんだ期待感がパン!とはじけて萎んでしまうのは、キング作品ならではですね(≧▽≦)
SGA屋伍一
大人組のマカヴォイとチャスティンさんはX-MENでは激突してましたがこちらでは仲良しでしたね。ミスターガラスにX-MENにITに今年はマカヴォイさんが出る映画みんな完結していきました。マカヴォイ完結イヤーでしたね
ノルウェーまだ~む
>
確かに!マカヴォイで始まり、マカヴォイで終わるってかんじ?
私としてはキング作品目白押しで、原作に映画にとキング祭りの年になりました♪