しかしこの旅で絶対行きたい場所・・・とねえねが挙げたのが,ガイドブックにあまり載っていないこの「林安泰古歴」なのだ。
林安泰古歴 公式HP(中国語・英語)建築導覧の安泰歴3D環境と言う所から入ると、なんと360度内部を見る事ができるYO
松山空港より向こう側(タクシーで街中から190元くらい)入場無料
ここは清の時代に台湾へ渡った林欽明の四男が商売に長け、財をなして200年前ころ建てたお屋敷で、台北市に現存する最も古い古宅のひとつ。
拡張工事に伴い解体される運命だったものを、この地に移築し保存しているのだそう。
中は程良い広さに庭園が広がっていて、天気の良い日なら一日ノンビリできそう♪この日はあいにく曇天なうえ、風が吹き抜けるためちょっと肌寒かったwa


建物はロの字になっていて中央部は中庭、正面は先祖を祀る場所になっている。
その左右に立派なベッドがある居室があって、中庭を取り巻くように部屋があり、その周りを更にぐるりと廊下が取り巻いて・・・とまるで迷路のようで、きっと校外学習でやってくる小学生などはかくれんぼで盛り上がれること間違いなし♬
天蓋付きのベッド⇩は天井部分が透かし彫りになっていたり、スライド式の小窓は鏡でその上に優美な絵が描かれている。なんだか昨日故宮博物院で観た貴族の家具より立派なような?






さてここまでは序の口。建物の右手に広がる映月大池とそれを囲む雨前楼と隋月閣がある庭園の見事な事!
酔茶居⇧水面を渡る風で酔いを醒ましていたのでしょう☆なんとまあ風流な。
この日はコスプレの人が熱心に撮影をしていたYO こんな素敵な場所で無料で撮影出来るなんて!!晴れていたらもっと良かったね。
園林のぐるりを雲塀が取り囲み、枠景と呼ばれる中空の窓から向こうの庭がチラ見えでき、登ったり降りたりしながら歩くと、どの場所から見ても同じ景色が一つとしてないという遊び心に感心する。



普段はここから滝が流れているそうな。


たっぷり2時間見学。ねえねがこれだけ熱心なのは、小野不由美原作「十二国記」に登場する市井の人々の暮らしぶりを垣間見るため。観光客もまばらだし、たっぷり堪能できたみたい♪
これだけの規模の歴史的建築物が無料で見学出来て、しかも綺麗にお掃除やメンテナンスされているという…台湾って凄い!
疲れが取れてない男子チームは1時間で飽きたようなので一足先にホテルへ。
この記事へのコメント
隆
前記事の故宮の運営にも通じると思いますが、こうした邸宅が残っている事は、台湾が文化を大切にするという事で、故宮のような財宝や美術品だけでなく、往年の生活ぶりを偲ばせる文化財というのも、大切にして行って欲しいですね。
この邸宅は同じような建築がより集まった住宅地でしょうか。小京都みたいなもんですかね。邸宅内に池があって、酒を酌み交わすような建築って結構な富豪の住まいに思えます。むしろ、別荘探し体験にも為ったんじゃないですか。
台湾愛の込もった、大きなお土産物になりますよ〜。
ノルウェーまだ~む
>
こちらは林さんの大邸宅で相当な富豪と思われます。
お庭に面したお屋敷だけでもかなり立派ですけど、これらは全て月を愛でる為の施設のようでした。
こういった古い文化をキチント維持して無料で開放している台湾の懐の深さに感心しましたよ。
セレンディピティ
私も古いお屋敷を見るのが大好きなので
こちら是非行ってみたいです。
赤い建物と屋根の形が特徴的ですね。
池を取り囲むようにお屋敷や東屋があるところは
日本にもちょっと似ているように思ったり...
映画のロケにも使えそうですね。
ノルウェーまだ~む
>
確かに日本の庭園に通じるところがありますね。
風流を楽しむといったのも、どこかに通っています。
ここでは結婚式の前撮りなどが良く行われているようです。
めっちゃ映えますよね~
映画のロケ地になったかどうかは、調べてみたけど判りませんでした。
★ちゃ★
この場合は、酔い醒ましをするが正しい使用法かなぁ
ノルウェーまだ~む
>
そそ、ここは酔い醒ましするところでしょうNE
今の若い子ならBBQとかしそうだけど・・・
静かに月を愛でるのじゃ