今まで結構見ているのに、名優ソン・ガンホを意識して見た事が無かったかも。
最近映画館に行くのもちょっと勇気がいるので、おうち映画でソン・ガンホを大特集。過去に見たレビューも加えて公開順にご紹介☆
「JSA」(2001年)
南北朝鮮の境界線共同警備区域で発生した殺人事件の謎を、中立国スイスで生まれ育った朝鮮人女性将校が解き明かしていく物語。
最初の方の韓国側観光客が帽子を北朝鮮側に飛ばしてしまった些細なシーンが、実は最後の方にリンクしていくという細やかな演出を見逃してはならない。主役はどちらかというと若きイ・ビョンホン。
まるで恋人に会うかのような密会がとっても無邪気なのが笑える。何故彼に8発も撃ち込まなければならなかったのかは謎。
「殺人の追憶」(2,004年)
詳しいレビューはこちら
実際に韓国で起きた未解決連続猟奇殺人事件を題材にした刑事もの。ポン・ジュノ監督
乱暴な取り調べをする刑事役がソン・ガンホにピッタリ!
実際の事件なので犯人が捕まらないから、その点で不満に感じる人もいるかもしれないけれど、それを上回るレベルでラストの表情がもんんんんの凄く素晴らしい☆名作!
必見!!
「グエムル 漢江の怪物」(2006年)
大量のホルマリンを川に流したことで生まれた謎の巨大生物に娘をさらわれた父(ソン・ガンホ)が、その怪物がウイルスを持っているという誤報によって隔離されるものの脱走し、娘を助け出そうと奔走する。ポン・ジュノ監督
こんな思いをしてまで助け出した娘は結局死んでしまうというバットエンドなのに、不思議とほのぼのしてしまうのは、ひとえにちょっとボンヤリして頼りない父親のキャラクターによるところが大きい。
途中政府による「誤報を隠蔽」するために行われたロボトミー手術によって、逆に覚醒してしまうところは大爆笑。オススメ
「青い塩」(2012年)レビューはこちら
足を洗ったヤクザが料理教室で知り合った少女と惹かれあっていく恋愛もの。
実は少女が彼を狙う暗殺者だったという、ラストの塩田のシーンなど美しい景色も手伝って切ないラブストーリーになっている!若い娘と恋に落ちるおじさんの永遠の憧れともいえる作品。
今思えばあのソン・ガンホが?と思う所だけど、襟足を伸ばし毛先を遊ばせたガンホはそれなりに格好良くみえてくる(笑
相当若い娘にデレデレしていて笑える。
「凍える牙」(2012年)乃南アサの直木賞受賞作品が原作。
オオカミの噛み跡のついた焼死体が発見される。同様の事件が次々起こるが捜査は難航。新米女性刑事と共に遂に狼犬の飼育をする元警官を突き止めるが…
驚くのは狼犬の演技!!明らかCGではなく、何かを訴えかけるような眼差しを向けたり、楽しくじゃれたり、かと思うと狂暴な狼の形相で噛みついたり、首に激しく噛みついたり、最後はなんと!今わの際までも演じていて見事としか言いようがない!
ざっと見渡すとポスターが全部黒っぽいという・・・(笑
一番見たかったほのぼのヒューマンストーリー「タクシー運転手 約束は海を越えて」はまだ配信になっていなかったので、またいつか。
どんな役もこなせちゃうソン・ガンボ、これからの活躍が益々楽しみだwa
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この記事へのコメント
ボー
追憶は、あ、こーゆーのが韓国映画なのかーと嫌いでした。
JSAは、記憶なし。
ノルウェーまだ~む
>
JSAは北と南のいかにも韓国の悲哀といったかんじで、ちょっと日本人の私たちにとっては印象薄いかもですね。
グエー!は面白さ爆発でした♪